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グループ法人税制、そしてアップルストア

 お客様の案件で、
 グループ法人税制を適用するケースが、ぽろぽろと出てきました。

 もちろん、2社以上の会社があっての前提ですから、
 導入時には、それなりの大きなグループを想定して勉強していたりしていたのですが、
 実際には、100%直接間接で完全支配関係になるのって、
 同族オーナー会社のケースのほうが多いんですね。(ウチだけかな?)

 そんなわけで、今月の事務所ニュースは、グループ法人税制の利用事例。
 ほんとうは、昨日、発信する予定だったのですが、
 他の原稿を抱えていたので、今日になってしまいました。
 休日の送信で、すみません。m(_ _)m

 ☆  ☆  ☆

 送信後、所用で銀座へ。

 4丁目のアップルストア前は長蛇の列。
 そうそう、昨日から、アイフォン4Sの発売だったんですね。
 私は買ったばかりなので、今回は、指をくわえてみています。
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 お店の前に、ジョブスさんへの献花が。
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 こちらにも。(合掌)
 アップル株は最高値だそうです。すごいですね。
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by expresstax | 2011-10-15 23:06 | 法人税

撤退の決断

昨日、栗城史多くんが、エベレスト登頂挑戦を断念、下山することを書きました。
今日の16:25にベースキャンプに戻ったそうです。
下山は登山以上に危険なので、心配していましたが、よかったですね。

3回目のエベレスト。キバシカラスという高所カラスに食料とポール、ガスを荒らされ流されてしまっていたことから続行を断念したそうです。

多額の登山資金をかけ、そのために多くのスポンサーに営業し、支援を受け、そうして決行する登山の中途での断念、引き返し。
この決断は、大変なものだと思います。
引き返しといっても、下山の体力、食料・資材が温存されていることが必要です。
冷静な判断でしかできません。

大好きだった植村直己さんは、27年前に、マッキンリーに消えました。
栗城くんは、無酸素、単独登山、撮影通信機材負荷と、すごい登山家ですが、
彼の本当のすごさは、この、撤退の決断ができることではないでしょうか。

 ☆  ☆  ☆

ビジネスも同じです。

始めることより、断念し、後始末をすることのほうが、何倍も大変で、勇気のいることです。
そこから再起を図るのも、あとどれだけチャンスがあるか、どこにも保証はないからです。
まして多くの期待を受け、あるいは負債を負い、社員やその家族の生活や人生への責任など、
その重圧があればあるほど、撤退の決断は、難しくなります。

そもそも、状況を判断し、これから先に進む可能性と、撤退と、そのメリットとリスクの的確な判断が難しく、
今日をしのげれば、明日。明日をしのげれば、次の日も、と
ずるずると続行することで、
傷を広げ、債務を増大し、取り返しがつかなくなるケースが多いのです。

あるいは、その状況があまりに進むと、もう自分から決断することを放棄し、押し流されていくこともあります。
決断自体に、いわばパワーが必要なのですが、
苦境になればなるほど、疲れ、気力が落ち、意思が萎えてきます。

ビジネスの局面では、こうしたときに、周囲に、きちんとしたブレーンに真剣に関わってもらえているか、
それは社内ブレーンかもしれないし、顧問の専門家かもしれない、
あるいは、実は奥様かもしれない。
たったひとりでも、真剣にストップをかけてくれる人がいるか、なのです。

悲惨なのは、社内ブレーンは離れ、家族には最後まで知らせず、顧問専門家は、他人事としてしか関与してくれていないケースです。
誰にも、何も言ってもらえず、ますます孤独に奮闘することになります。

ひどいケースでは、十数年、債務超過・赤字垂れ流しの会社の経理の記帳決算のために、高額な顧問料を、最後まで払い続けているケースがありました。
決めきれず、しかし最後に弊社に駆け込んでこられ、弊社の接客室で決断、会社清算の道を選択されました。
もっと早く来ていただければ、と口惜しい思いで歯噛みしながら債務整理のお手伝いをしました。

予定していない営業赤字が3年続いたら、一度立ち止まり、可能性の総点検をしてください。
それもムードやイメージで考えるのではなく、数字ベース・資金ベースで冷静にチェックするのです。
判断基準は、その時点で、すべての債務を解消し、再スタートできるかどうか、です。
それを、顧問の先生と、きちんと検討してください。


栗城くんを見ていて、そんな我々の責務を、思い起こしました。
by expresstax | 2011-10-13 23:08 | 経営

遺言と遺言執行者の指定、そして栗城くんのエベレスト登頂断念

 お客様からのご相談です。

 ご高齢になって、子供たちが、仲がどうもよくない。
 なんとか遺言書をつくって、自分のあとで揉めたりしないようにしたい。
 心を痛めていらっしゃってのお話です。

 まずは、ご自身の今のお気持ち、お考えを、簡単にでも方向性をペンで箇条書きにしましょう。
 それに年月日、署名、捺印をすれば、遺言書第一弾の完成です。
 このあと、じっくり財産調査をし、評価や計算をし、
 整ったら、きちんと公正証書にもすればよいのです。
 
 ただし、簡単版でも、きちんと版でも、文中に必ず、遺言執行者の指定を入れましょう。
 遺言執行者にお願いする内容も書き入れましょう。
 こうしておけば、執行者が、相続後の名義変更、財産の換金化など、遺言にそって実施してくれます。

 遺言執行者は、相続人様でもなれますが、もし紛糾する可能性が少しでもあるなら、
 信頼のおける第三者に、執行者を指定することです。
 相続人様が執行者となると、自分でも財産承継をする相続人様が、
 遺言に不満を持っているかもしれない他の相続人様に、執行者として対応しなくてはならなくなります。
 遺留分を充足して、減殺請求事件にならないまでも、小競り合いが起きることもあります。
 これは、とてもつらいことです。
 
 第三者の執行者なら、執行者を引き受けて(就職するといいます)、
 相続人様それぞれに、個別に接しながら、遺言の内容通りに、
 淡々と、粛々と、執行することができます。
 極端には、相続人様同士で、顔を合わせる必要さえありません。
 相続税申告の捺印も、申告書を回して輪番で捺印したっていいのです。

 いろいろないきさつから仲が良くない場合、
 会ってしまえば、要らぬことを言ってしまうこともあるものです。
 心ならずも、売り言葉に買い言葉にもなる場合もあります。

 全員のことをよく考え思いを込めた遺言の内容を、
 第三者である執行者から、きちんと相続人様達に伝えてもらい、要らぬ紛糾を避けてもらいます。
 そして、きちんとした手続きの後、
 それぞれ新しい人生を、親御様への感謝をもって、歩いて行っていただきます。
 なので、必ず執行者を指定してあげてください。 

 お客様は頷いて、ぜひ先生にお願いします、先生以外に考えられません、と
 頭を下げてくださいました。
 責任の重い役目です。心して、ご信頼にお応えできるように致します。
 まずは、第一歩。進めていきましょう。

 ☆  ☆  ☆

 3度目のエベレスト登頂に挑戦していた栗城史多くんが、
 キャンプ4目前の7,800mで登頂断念、下山を開始したそうです。
 口惜しいですね。
 わざわざ他の登山者より重い装備で、無酸素、単独登頂をめざす栗城くんは、
 ほんとうにヘラクレスの選択です。

 東京でぬくぬくしているへなちょこヘラクレスが、
 原稿と格闘しながら応援しています。
by expresstax | 2011-10-12 23:21 | 相続・贈与

復興増税大綱、そして浅草見物

 今日11日、政府税調は、復興増税大綱を決定しました。
 正しくは、「東日本大震災からの復興のための事業及びB型肝炎対策の財源等に係る税制改正大綱」と
いいます。10年間で9.2兆円程度の増税だそうです。

 平成23年の積み残しの法人税課税ベース拡大や所得税増税・相続税増税の改正法案を前提としての増税案です。これが通らなければ、復興増税も足りなくなる、とのアナウンスです。

 あくまで政府税調の希望小売価格なので、
 野党との調整で、今後、変わる可能性もあります。

 特に、中小企業団体からの要請で、
 資本金1億円以下の中小企業の法人税は、免税点が設けられるかもしれないとのことです。
 
 改正法案自体が、そのまま通過できるかどうかも、野党とのせめぎ合いです。
 このままとはならない可能性もあります。 

1.復興特別所得税

  増税額=所得税額×4%
  適用期間:平成25年1月~34年12月

2.復興特別法人税

  増税額=法人税額×10%
  適用期間:平成24年4月1日~27年3月31日開始事業年度

3.相続税

  平成23年度改正法(相続税増税・贈与税減税)を確実に実施する。
  施行時期を、平成24年1月1日とする。

4.個人住民税
  
  均等割を、現行4千円を、4,500円とする。

5.給与所得控除の見直しによる増税
  平成24年分から改訂

6.国税通則法改正

  税務調査手続きの法文上の明確化
  更正の請求の1年→5年への延長は、改正法施行日から
  納税者権利憲章の見送り、通則法名称変更せず、
  通則法改正を平成25年1月1日。
  白色申告者の記帳義務平成26年1月1日から。

 ☆  ☆  ☆

 連休のある日、浅草に行きました。

 地下鉄を降りると、すぐに、御神輿の展示が。
 赤坂と同じ、宮本卯之助商店の作品です。
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 雷門です。
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 松下電器産業の松下幸之助さんが寄付したという提灯の下は、こんな龍の彫刻が。
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 仲見世は大賑わいです。
 「がんばれ東北」の幕がついていました。
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 スカイツリーが見えます。
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 名所めぐりのパンダバスに乗り込みました。無料です。
 乗っていると、沿道の人たちが、みんなニコニコして、こちらを見ます。
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 うな鐵さんへ。
 以前、エクスプレスの勝ちウナギを、ここでやったことがあります。
 ウナギが、頭からしっぽまで余すことなく食べられ、鰻好きにはたまらないお店です。
 ※勝ちウナギとは、7月の土用丑の日にやる税理士試験受験生の壮行会です。
  毎年、いろんな鰻屋さんへ行って、みんなでたらふく鰻を食べていました。
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 まだ時間が早いので、外の縁台で、兜(鰻の頭)と、短冊の串を所望。
 兜が1個、誰かさんのおなかに消えたあとの写真です。
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 なんと、路地の奥に、天然温泉発見!
 「蛇骨湯」と名前に似合わず、綺麗なお風呂屋さんです。
 しっかりここで入浴タイム。タオルや石けんの手ぶらセットを買って、入りました。
 お湯は黒めの天然温泉です。露天風呂もあるんですよ。
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 お風呂上がりのその足で、「ちんや」さんで牛肉をお買い上げ。
 自宅でバーベキューで盛り上がりましたとさ。

 楽しかったね、これまでと、ちょっと違った浅草でした。 
by expresstax | 2011-10-11 23:22 | 税制改正

相続税改正は迷走、そして事務所開業1年

 法人税減税・法人税課税ベース拡大・相続税の増税・贈与税の減税・所得税の増税、が、
 積み残しの改正法案として継続審議になっており、
 民主党は、この継続審議改正法案+復興増税案で進もうとしています。
 
 が、情報によれば、相続税増税について、自民党や中小企業団体の反対が強烈で、
 すんなり積み残し改正法が通る状況にはないと。
 それが証拠に、一度、復興増税の対象に相続税が挙がったけれど、
 自民党と中小企業団体の反対で、消滅した、と。

 ☆  ☆  ☆

 そもそも、遺産3千万円クラスで相続税の対象にするなど、
 現場の国税さんが、追いかけきれないだろうから、
 納税者番号制度を完全に敷いて、データ調査ができない限り、
 相続税の大衆課税化は、税務執行上、難しいのでは?
 との印象を、個人的に持っていました。

 もちろん、現在の財務省は、そんなの関係ない!とばかりに、
 大衆課税化、推進するでしょうが。

 民主党も、当然、今の路線で押し切ろうとするでしょうし、
 さあ、どうなるでしょうか。

 ☆  ☆  ☆

 現事務所開業から1年。
 お客様からのご相談やご依頼、ご紹介が頻繁になっています。
 ほんとうにありがとうございます。
 
 事務所として、どう方向付けていこうか、話し合っています。
 お客様からのご期待が大きい分、体制と仕組みを作らねばなりません。

 現事務所をスタートしたそもそもの目的-

 我々の長年の経験とノウハウ、獲得してきた新しい税務のあり方を、
 直接、お客様に提供し、お客様のご成功をお手伝いする-

 それも、明るく暖かく、気持ちいい事務所として、お客様とリスペクトしあえるように-

 その基軸を、どう仕組みとして作り上げるかを検討しています。

 ☆  ☆  ☆

 お土産をいただきました。
 貴重なお菓子をありがとうございました。
 お茶受けになによりです。
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 緑茶とセットでいただきました。
 さっそくおやつにいただきました。ありがとうございました。
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by expresstax | 2011-10-07 23:03 | 税制改正

税理士先生からのご相談事案、そしてカラーの鉢植とジョブス氏の死

 税理士先生からのご相談です。
 このブログをごらんいただいていたとのことで、お越しくださいました。
 ありがとうございます。
 
 立派な事務所を経営なさっている素晴らしい先生です。
 ご事業を伺うと、ほんとうに時代のなかで、お客様の問題解決に邁進なさって、
 優れた輝かしい実績をお持ちでいらっしゃいます。光栄です。
 
 悩み抜かれてのご相談だということでした。
 資料を拝見し、いろいろとご説明いただくなかで、
 問題点が明らかになってきます。
 大変複雑な状況のなかで、先生がご苦労なさっている様子がわかりました。
 他の相談機関には行っていない、という先生のお苦しみも頷けました。
 
 議論をして、みんなで腕組み、
 考えているうちに、ある方法を思いつきました。
 その方法が採用できれば、正面突破、成功できそうです。
 先生のお顔が輝きました。
 これでやってみます、とおっしゃっていただけました。

 ☆  ☆  ☆

 税理士が、問題にぶつかったときに、いくつかの相談機関があります。
 所属税理士会の会員相談室、
 所属研究会の相談室、
 加入研究会の相談室。。。
 弊社もよく利用します。
 一長一短があり、使い分けをしたりします。
 ただ、もちろん、相談には応じていただけますが、
 いずれも、例えば、A案はバツ、となった場合に、
 他にどのような解決法があるか、といった回答をいただくのは難しいかもしれません。

 その点、弊社にお越しいただいて、
 先生の、お客様のための問題解決の視点から、一緒に知恵を絞ることができたといえます。

 また、資産を巡る問題は、複雑に絡み合い、
 ある方面からはよくても、他の面でマイナスだったり、リスクがある、ということもしばしばです。
 そうした多面的な分析というのも、複数の税理士が一緒に考えることで可能になったといえます。

 さらに、
 悩んでいることを、順を追って説明していただく過程のなかで、
 先生ご自身も、問題が明確になり、全体を把握し、ことの後先を整理し、
 道筋をつけていただくことができたように思います。

 複雑な事案であればあるほど、勤務の税理士先生や職員さんとの議論だけでは、
 整理し解決に結びつけるのは難しいかもしれないからです。

 ならば、例えば、難しくて、かなわん!という事案が起きたときは、
 いっそ、問題がヤヤこしくなる前に、
 丸ごと抱えてお持ちいただいて、一緒に整理し、一緒に考えれば、
 ストレスなく、解決の道を見つけることができるかもしれないですね。

 ☆  ☆  ☆

 いずれにしても、何とか、解決がつきそうで、よかったです。
 気になる問題も、念のために、調べてみることにしました。
 
 お役に立てますように、我々も、がんばります。
 よろしくお願いします。

 それに、ご相談いただいたことで、我々も、とても勉強になります。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 カラーの鉢植は珍しいです。小さいですが、つい、買ってしまいました。
 もう季節は過ぎたはずですので、いつまで持ってくれるでしょうか。
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 ☆  ☆  ☆

 朝、スティーブ・ジョブスさんの逝去を知って、ショックでした。
 あまり、こういうことはないのですが、
 昼頃になってようやく、これではいけない、と気を取り直しました。

 56歳。
 やってきたことの大きさと、まだまだやりたかっただろう無念さと。
 ファナティックなほどの、人生と。
 このブログでも、引用させてもらったことがありました。
 「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
  今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」
 
 カラーの白を添えて、悼みます。 
by expresstax | 2011-10-06 23:18 | 税理士

滞納は無銭飲食

 不動産賃貸のお客様から、相続税のご相談です。

 確定申告書を拝見すると、
 もう、滞納が数ヶ月になる入居者が数組あるとのこと。
 うち1件は、まだ今年も払っていただいていないと。
 え? もう今年も、最終コーナーです。1年以上の滞納ですか。

 そうなんだよね、もらってもいないのに、去年は未収金計上して、
 所得税払ったんだよ、と、
 それなのに、相続税でも、不利になるのか、と、
 お客様はお困り顔ですが、
 でも、困るポイントは、ちょっと違います。

 ☆  ☆  ☆

 相続税では、土地建物の評価は、土地の貸家建付地評価や建物の貸家評価に、
 相続時点での賃貸割合をかけて計算します。
 賃貸割合とは、相続開始時点での入居戸数/全体戸数です。
 つまり、亡くなった時点で、空室があると、その貸室部分は、
 自用地や自用建物として、賃借権減額がされません。

 たまたま、相続開始時点で、瞬間風速で入れ替えがあり空室で、
 その後数ヶ月(国税の質疑ではおおむね1ヶ月)で入居があれば、減額OKとされていますが、
 長期空室の場合は、イイワケが必要になります。

 空室にならずに、滞納が継続して、契約解除を告知して、未退去ですと、
 賃貸借契約なし、とみなされることもあるでしょう。

 所得税でも、年収入300万円以下の小規模事業者でなければ、発生主義で経理しますから、
 未収の家賃は、収益計上して、所得税住民税の対象になります。

 それは困る、といった風情のお客様の表情です。
 でも、生活が大変なのかもしれないし。
 優しい大家さんです。 
 
 ☆  ☆  ☆

 無銭飲食って、できますか?とお尋ねしました。
 お客様は、ぶんぶん、と首を横に振りました。

 どこか食堂に入って、さんざん食べて、お金を払わずに出てきてしまうこと、
 越えてはならない一線です。
 気の小さい私には、とてもできません。

 でも、この入居者さんたちは、無銭飲食に慣れてしまってきてるんですね。

 借りていても、賃料を払わないのは、無銭飲食と同じです。
 一線を越えてしまって、慣れてしまって、
 無銭飲食を堂々とできるようになってしまった入居者さんたちの心境って、
 想像してみてください。

 おそらく、食べるものは必要、水道代や電気代は、払わないと生きていけないので、払う。
 でも、家賃は、払わないで1ヶ月がたった、でも、何も言われない、
 2ヶ月たった。督促の通知が来た。でも、まだ、それだけ。

 こうなると、もう、感覚が麻痺してきます。
 支払いの優先順位から、家賃は、完全に切り捨て、後回し。
 あれば払おう、となります。

 当然、家賃だけでなく、他にも、滞納がでてきます。
 そんな感覚に転落した入居者さんが、きちんとした就職活動や、
 健全な社会生活やビジネスができるはずもありません。
 
 ☆  ☆  ☆

 やるべきことができない状態を長く続けてしまうと、
 人は、自分を責め、前を向くことができなくなってしまいます。

 入居者さんも大変、と思うなら、
 早期に、家賃「も」払えない生活から脱出させてあげることです。
 つらい思いで続けている「無銭飲食」をストップしてあげることです。

 まずは、払える家賃のところへ転居し、
 再スタートさせてあげるのが一番です。

 滞納を放置することは、入居者さんに優しいどころか、
 入居者さんにこそ、とても酷なことなんです。
 
 本当に問題なのは、「滞納」に向き合わない大家さんなのです。
 大家さんが問題から目をそらしていると、後回しにされてしまいます。
 入居者さんに、きちんと向き合って上げてください。

 ご自身で向き合うのがつらければ、プロの機関があります。

 税理士も、長期空室や長期滞納について、
 ただ、結果の計算をして、未収金計上する、というのでは、バツです。

 つど、チェックして、
 解消しましょう!すぐ手を打ちましょう!と、
 大家さんを、蹴飛ばして(?!)差し上げるのが、
 正しい税理士のあり方です。(^^ゞ  

 相続対策では、まずは、経営の健全化から、着手しましょう。
 そうでないと、引き継ぐ後継者様たちが、かわいそうじゃありませんか!
 ね。(^_^)
by expresstax | 2011-10-05 23:56 | 不動産

次のDVD出版、そして、ご相談、ご相談。。。

 先日収録した相続税の小規模宅地の特例のDVDを、ごちゃごちゃいじっています。

 レジュメに、いろいろ追加して、わかりやすく、お役立ちできるように、
 担当者様にもお願いして、準備しています。
 発売は、12月頃になるそうです。

 そんなこんなをしていましたら、
 追加のDVDのご依頼をいただきました。

 テーマは、税制改正で目が離せない「あの特例」や、
 税務でも、法律でも、ひねりが入りまくる「あの問題」です。

 先行のDVDが、まだ、編集中なのに、
 担当者様、どんどん、先をごらんになっているのですね。

 こんなに話しの下手な私なんぞでよければ、よろしくお願いします。(>_<);;

 ☆  ☆  ☆

 ご相談が続きます。
 それも、企業改善、財産改善のご相談ばかりです。
 素晴らしいです!
 時代が、ほんとに動いているのですね。

 税理士先生から、土地評価の業務のご依頼もいただくことになりました。
 ありがとうございます。
 今、先行案件が、続いていますので、順次対応させていただきます。

 ベストを尽くしていきましょう!
 よろしくお願いします。
by expresstax | 2011-10-04 23:07 | パブリッシング

商業店舗専門賃貸

 商業店舗専門の賃貸のお話です。

 なぜ、商業店舗専門か。
 利回りがいいから。
 賃料相場は、住宅よりも、事務所系よりも、坪単価は、高額になる。

 さらに、店舗賃貸は、通常、スケルトン(建物の躯体のまま)貸しで、
 内装工事の負担は、入居テナント負担。

 住居系は、内装全部オーナー負担、
 事務所系も、床・壁紙・天伏せ(天井設備)までは、オーナー負担。

 比べれば、店舗は、オーナーにとって、当然、コスト安。

 ポイントの第1は、立地。
 とにかく、立地のいい物にしか、投資しない。
 がまんして、がまんして、いい物件だけを選別する、ことに尽きる。

 立地さえよければ、テナントは、入れ替わり、立ち替わり、必ずつく。

 立地がよくても、テナントが儲かるかどうかは、テナントの腕次第。

 だから、ポイントの第2は、テナント選び。
 ナショナルブランド(全国展開の会社)は、入れない。
 独立経営、家族経営の会社を選ぶ。
 だから大きい箱(物件)は買わない。
 小さな箱を、たくさん持つ。

 景気が悪くなると、ナショナルブランドは、撤退が早い。
 法務部(あるいは弁護士)が強いから、トラブルがあったときに、太刀打ちが大変。
 賃料だって、強烈に値切られる。
 利益が見込めないと、瞬間、撤退、
 内装は全部剥がして、別な出店店舗に持って行ってしまう。

 独立経営の会社、家族経営の会社は、
 出店の際は、夢の実現とばかりに、思い切り内装設備に金をかける。

 景気が悪くなって、赤字が出ようが、資金ショートしようが、
 個人資産を投げ打っても、歯を食いしばって耐え抜く。

 ほんとうに、ドン詰まって、家賃が払えなくなり、撤退するときは、
 造作の取り壊し資金も残っていないから、念書を書いて権利放棄してもらう。

 内装造作は、次のテナントが、そのまま使えるから、造作込みの高い賃料で貸せる。
 そのまま使ってくれるテナントのほうが、継続店舗のようで、見栄えがいい。

 こんなことができるのも、立地のいい店舗に絞っているからだ。
 立地こそが、生命線。
by expresstax | 2011-10-03 23:34 | 経営

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax
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