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資産税の税理士ノート

カテゴリ:税務調査( 54 )

 弊社が書面添付して提出した相続税申告について、
 所轄署から意見聴取の連絡がありました。
 弊社では初めてでしたので、少し詳しく書きましょう。
 
 ☆  ☆  ☆

 弊社は、相続税申告に際して、
 相続税申告書に33条の2の書面を添付しています。

 これはいわゆる「書面添付」と呼ばれ、
 税理士や税理士法人が、計算し、整理し、又は相談に応じた事項を記載して
 税理士の署名捺印のもと申告書に添付して提出するものです(税理士法33条の2)。

 この書面を添付した場合は、
 国税は、
 その申告について税務調査しようとするときは、
 納税者に税務調査の日時場所をあらかじめ通知する前に、
 税務代理を行う税理士又は税理士法人に対して、
 添付された書面の記載事項について、税理士が意見を述べる機会を与えなければならない、
 とされているものです(税理士法第35条第1項)。

 そして、国税は、この書面添付を
 申告審理や調査の要否等の判断において、積極的に活用すること、
 さらに、
 税理士等への意見聴取の段階で疑義が解消し、
 結果として調査の必要性がないと認められた場合には、
 臨場調査に至らないとしています。

 もちろん、
 税理士が、
 意見聴取時に、納税者に預金確認して、これだけだと納税者が言っていた、などと述べて、
 後日の調査で、無申告の預金が出てきて、それを納税者が知っていた、という場合は、
 納税者の隠蔽行為を証明してしまう結果になるので、
 税理士が事前聴取に応じたばかりに、重加算税対象とされる、という事態を招来する可能性もあります。

 これを、国税では、
 「当該書面に記載された事項は、税務の専門家である税理士からの申告書に関する情報であることから、申告審理や調査の要否等の判断において、積極的に活用される」
 としており、
 書面添付が、ヤブヘビになる場合が、ないわけではありません。(-_-)

 税理士は、添付書面を、慎重が上にも、慎重に作成しなければなりません。

 ☆  ☆  ☆
 
 今回、意見聴取は、弊社に調査官さんに来所してもらいました。
 実は、書面添付するようになって、早や何年も経ちますが、
 書面添付による意見聴取は、弊社では初めてのケースです。

 上に書いたように、税務署さんは、書面添付のあった申告には、
 すぐに臨場調査することができず、
 必ず税理士に面談のうえ、意見聴取しなければならないからです。

 弊社では、何を聞いてくるんだろうねぇ、なんて言いながら、
 当時の論点を確認して、申告の復習だけはしていました。
 土地の評価や所有資産を始め、論点がいくつもあった申告でしたから、
 意見聴取や臨場調査があっても不思議はない事案でした。

 意見聴取には、本来なら臨場調査に来臨する担当調査官が2名で来所。
 いつもお客様と面談する接客室で行いました。

 添付書面の順番にしたがって、
 通例の税務調査での確認事項をひとつひとつ丁寧に確認が進められました。
 論点となるところについては、弊社にて説明しましたが、
 予想された論点が焦点で、その具体的確認だったと思われました。

 ☆  ☆  ☆

 意見聴取後10日ほどして、
 担当調査官さんから、電話があり、
 これで意見聴取を終了し、調査への移行はおこないません、
 本日、「意見聴取の結果についてのお知らせ」を送ります、とのこと。

 これで臨場調査なし、になりましたので、 
 さっそくお客様にご報告、他のご兄弟にはお客様からご連絡いただくことになりました。

 その後、書面「意見聴取の結果についてのお知らせ」が郵便で弊社に到着。
 宛名は税理士法人の担当税理士宛です。

 書式については知っていましたが
 なんたって、初めての意見聴取、初めての意見聴取是認通知です。
 みんなで覗き込んで、わいわい評定します。

 某税理士団体さんでは、この通知書を賞状額に入れて、納税者様のところに飾って頂くとか。
 弊社では、そのようなことはしません。(^^)

 冒頭に「税務行政につきましては、日頃からご協力いただきありがとうございます。」とか、
 「当該納税者に係る申告について、特に問題とすべき事項は認められず、
 現在までのところ調査は行わないこととしましたので、お知らせします。」とか、
 分かりやすい言葉で書かれています。
 
 実調の税務調査後の納税者宛の是認通知が、
「更正決定等をすべきと認められない旨の通知書」というタイトルで、わかりにくい愛想のない文書(-_-)#なのに、です。

 税理士に対する文書は法律用語で分かりにくくてもいいけど、
 納税者への文書には優しく書くべきだよねぇ、と
 みんなでブチブチ言っちゃいました。

 ただ、文書の末尾には、しっかりと
「なお、後日、申告内容について新たな疑問等が生じた場合には、調査を行うこともありますので、その際には改めてご協力をお願いいたします。」
 とありました。

 臨場調査ではないので、
 もし非違が分かったら、再度の調査はありえるよ、と
 クギを刺してます。(^^)
 が、特段何もなければ、これで終了との理解です。

 文書は、もちろん税理士宛ですから、税理士が保管しますが、
 弊社では、到着した文書の写しをさっそくお客様にお送りしました。
 
 これで、相続人様もご安心なさって、
 かつ、臨場調査による税理士立会報酬という
 余計なご費用負担をおかけせずにすみます。

 よかったですね!(^_^)v

 ☆  ☆  ☆

 よかったよかった、ということで、
 またも、幕張ライブに参戦しました。
 イベントホール前広場は、クリスマスツリーが飾られていました。
初めての意見聴取は臨場調査移行せず、そして幕張クリスマスツリー_d0054704_20193055.jpg

 
























 えきまえのツリーです。
初めての意見聴取は臨場調査移行せず、そして幕張クリスマスツリー_d0054704_20200048.jpg
































 

 
 

 



by expresstax | 2019-11-15 23:22 | 税務調査

 ちょうど税務研究会様の札幌出張中に、
 事務所から連絡があり、

 所轄税務署から電話があって、
 先日提出した相続税申告について、
 土地評価について自主的修正申告の勧奨があった、と。
 
 税務署から指摘しながら自主的修正申告を出せということは
 ちょっと温情チックに、
 過少申告加算税はかけないよ、ということですが、
 
 こんなことは初めてでしたし、
 指摘の内容は、想定外でした。
 聞いてびっくり、そんなバナナ、です。

 翌日の鈴木正孝先生の事例検討会前夜でしたから、
 深度ある打合せをしながらつい、正孝先生に愚痴っちゃいました。

 ☆  ☆  ☆

 平成30年は、日本全国で大災害が連続しました。

 提出した相続税申告の対象財産の中に、
 平成30年に起きた災害の特定地域に該当する土地がありました。
 
 特定地域に該当する不動産とその相続税申告については、
 2つの特例があります。
======================
1.特定地域(指定された災害地域)内に納税地のある納税者の
  平成平成29年8月28日から平成30年6月27日までの開始相続の
  相続税の申告期限を平成31年5月7日とし(租税特別措置法69の8)、

2.特定地域内の土地等については、
  そのその取得の時の時価によらず、
  特定非常災害の発生直後における当該特定土地等の価額として評価した額に相当する金額で評価する(租税特別措置法69の6、租税特別措置法政令40の2の3)
=======================

 平成29年相続の被相続人様の所有地が特定地域に所在したため、
 申告期限の延長と、
 平成30年評価額と相続年の評価額のいずれか有利な額の
 採用ができるようになったのです。

 そこで弊社は、路線価が下落していた場合は、平成30年路線価を、
 倍率地域は、固定資産税評価額が下落していた場合は平成30年度分を、
 適用して申告したわけです。

 ☆  ☆  ☆

 なのに、所轄署からの担当官の電話によれば、
 路線価については30年路線価で良いが、
 倍率地域については、29年度固定資産税評価額に30年倍率を使うべし、
 ついては修正申告しろ、と。

 お客様に報告すると、
 増差が大きな額ではないためか
 それくらい、払いますよ、とのご姿勢。
 穏やかでいらっしゃいます。

 でも、倍率地域の倍率は、
 公示価格の8割水準の路線価と7割水準の固定資産税評価額の
 調整のために、1.1倍して足並みを揃えるためのもので、
 地価変動とは関係ありません。

 前掲の措置法や措置法政令をどう読んでも、指摘のようにはなりません。

 そこで、いや、ここは我々に納得させて下さい、とお客様にお願いして、 

 所轄署には、主張の根拠を示してください、と押し返しました。

 ☆  ☆  ☆

 結局、
 後日、所轄署から連絡があり、
 所轄署の誤りであり、修正の必要はない、申し訳なかった
 との回答がきたのです。

 お客様に余計なお手間をおかけすることがなくなって、
 こちらもホッとし、お客様にもご安心いただけました。
 が。

 ご心配をおかけした鈴木正孝先生に顛末をご報告すると、

 調査官単独で、修正申告の勧奨をするのは考えにくいから、
 上司の統括官の問題だろう。
 今回、弊社が押し返したことで、
 改めて上部に確認して、判明したのではないか、とのことでした。

 災害地域の納税者さんの傷口に塩を擦り込むような国税の姿勢です。

 万一、所轄署の指導通りの修正申告に応じた納税者さんや税理士先生がいたら、
 と思うと、ちょっとやりきれない気がしますが、
 その場合も、所轄署が、ちゃんと誤指導の訂正をしてくれていることを祈ります。

 ☆  ☆  ☆

 札幌から帰ると、
 お客様からの宮崎マンゴーが届いていました。
 ありがとうございます!!
災害特例の誤指導?!そしてマンゴー_d0054704_21523636.jpg






























 
 
 
 

by expresstax | 2019-06-26 23:08 | 税務調査

 4月の法人税の税務調査の結果通知の連絡がありました。
 調査実施日から約3週間経っています。
 結果は、是認です。
 論点がなかったわけではないですが、終了とのこと。

 月末あたりに調査終了通知が送られるとのことで、
 社長様に早速ご報告しました。
 これで2回連続是認。
 よかったですね。(^_^)v

 ☆  ☆  ☆

 昨年、事務所セミナーで改正相続法についてご講演いただいた
 弁護士岩田修一先生から、
 「ケースでわかる改正相続法」をご恵贈頂きました。
 ありがとうございました。
税務調査の終了通知、そして改正相続法書籍をありがとうございました。_d0054704_20394282.jpg


 
















 東京弁護士会法制委員会の相続法部会の先生方がご解説下さって
 弘文堂さんから出版されました。

 岩田先生は、配偶者の短期居住権についてご執筆なさっています。
 ありがとうございました。








 


 

by expresstax | 2019-05-17 23:13 | 税務調査

 先日のこと、顧問先様の法人税調査に立ち会いました。

 前回調査が是認(問題なし)で終えてから、約3年ぶり、
 定期的な調査です、との若い調査官さんの説明でした。

 法人税・相続税・所得税通じて、
 自分はと~っても久しぶりの調査立会で(^^;;ゞ
 何だかちょっと不慣れな感じが、いやはや。(^^;;ゞ

 今回は、代表と事務所メンバーさん、私と、
 ゾロッと並んで立会ました。

 そもそも弊社は税務調査自体がなかなかないので、
 事務所メンバーさんには、貴重な経験のチャンス、と
 アテンドしてもらいました。
 
 真面目な調査官さんが、淡々と調査を進めて、 
 予定通りの時間スケジュールで進みました。

 さて、どうなるでしょね。

 お客様も、調査官さんも、事務所の皆様も、お疲れ様でしたっ。(^^)

 ☆  ☆  ☆

 応援しているアーティストのアルバム発売宣伝に、
 新宿のユニカビジョンで、
 20分以上にわたってミュージックビデオを流すという
 もう、交差点ジャックです。

 ユニカビジョンは、新宿駅東口ヤマダ電機ビル壁面に
 大画面3面の大ビジョン。
 通行人も東京最大規模です。 

 マイナーな日々を重ねて、
 こんな日が来るとは。。。
 仕事帰りに、うるうるで見てきました。(T_T);;
 税務調査立会、そしてユニカビジョンジャック_d0054704_14310797.jpg


 






by expresstax | 2019-04-26 14:18 | 税務調査

 昨年、税務調査で是認となったことをここに書いていたら、
 是認になるのは、税金を払いすぎていたからだ、

 修正申告をするのが、一番低い税額だったことになるのだ、
 という意見があると聞きました。

 なるほど。
 税金を払いすぎていれば、そもそも調査対象とならないかもしれないし、
 調査に来ても、黙って国税さんは、引っ込むのかもしれません。

 でも、
 税金を多めに払いたい、とのお客様のご意思があるならともかく、
 税理士が仮に1円でも過大申告して、お客様に税金を余計に払わせるとしたら、

 それは税理士として、お客様への重大な背任です。
 そんなことは、絶対にあってはならず、
 税理士の風上にも置けません。٩(๑`^´๑)۶

 
 いわゆるグレーゾーンとされる認定事案を、
 国税さんのいいなりに、最初から「黒」として過大申告してしまい、
 それで是認をとるというのも、税理士の努力義務違反、注意義務違反です。

 もちろん、最初から「黒」を白にするなんてのは言語道断、まさに仮装隠蔽ですが、
 白か黒かは曖昧なのが、税の現場です。

 現場と事実をよく確認して真実を導き出し、立証したうえで、「白」とする申告が、
 税理士のチカラです。
 その結果としての「申告是認」でなければなりません。
 
 またもし、修正申告する申告が、最低税額で済ませているからだというなら、
 その否認事項は、最初から「黒」だったとしか思えません。

 そうでないなら、なぜ反証しないのか、
 反証しても国税が認めないなら、なぜ国税に「そっちで直せ」と、
 「更正処分」を求めないのでしょうか。(-_-)#

 国税が更正すれば、それに対し、審査請求が可能となりますが、
 納税者自ら修正してしまったら、その後の法律救済を受けられません。

 それを修正申告してしまうというのは、
 最初から「黒」であることを承知で当初申告をしていたということですから、
 税理士としては、それも、お客様に対する背任です。

 また、「黒」がいくつかあって、
 そのうちの一部だけの修正で「済んだ」、だから最小だ、というのも、
 みっともない話です。

 そんなことを考えながら、
 是認をとる大変さを理解しない、
 お客様のお気持ちを理解しない、
 心ない意見に、ちょっと何だかなあと思っています。

 ☆  ☆  ☆

 暖かい日が続いて、
 事務所ビルのお隣の豊川稲荷さんの緋寒桜が咲き始めました。
 一分咲き、でしょうか。
是認と修正申告、そして豊川稲荷の緋寒桜_d0054704_19234767.jpg



























by expresstax | 2018-03-02 23:08 | 税務調査

 11月に立会を行っていた相続税調査の終了通知が、年末の最終日になって来ました。 
 いわゆる「是認通知」=「更正決定等をすべきと認められない旨の通知書」というわかりにくい書類(-_-)が、お客様のところに届けられました。

 臨場調査でいくつかの論点について指摘があり、報告書を作成し提出していましたが、それでオッケー、となったわけです。

 思えば、相続税関連の税務調査は4年ぶり、その前の調査が3年ぶりでしたから、約7年に2件という確率になります。
 そして全件是認になったわけです。
 
 お客様もワケの分からない(^^)通知書をもらって、でも、よかった、ということでお喜びいただきました。

 とりあえず、22年間、税務特例100%是認、重課事案ゼロの弊社の歴史は、今年も更新できました。

 ☆  ☆  ☆

 残業食をとりに紀尾井町ガーデンテラス(元赤プリ)に向かいました。
 弁慶堀沿いがライトアップで綺麗です。
相続税調査終了、是認通知ゲット!そして弁慶堀_d0054704_16104953.jpg





















 よく見ると、お堀の水面に、
 暗くて見にくいですが、藻の隙間に鴨の群れがいました。
 こんな寒い中、たいへんだね。
相続税調査終了、是認通知ゲット!そして弁慶堀_d0054704_16120838.jpg


























 
 

by expresstax | 2017-12-28 23:29 | 税務調査

 お客様から税務調査についてのご質問をいただきました。
 ありがとうございます。

 最近、ネットなどで、国税OBの税理士さんが、税務調査についてのコメントを発していて、
 税務署調査官が突然訪問する、とか、
 税務調査の通知は、税理士でなく、納税者本人に突然される、とか、
 書かれているようです。

 どうなんですか?本当にそうなんですか?というご質問です。

 弊社では、法人様にも個人様にも、お客様に対し、
 税務署が突然訪問することはありません、
 直接電話することもありません、と、ご申告時に説明していますので、
 そうした記事は、困ったものです。

 国税通則法によって、税務調査する場合は事前通知すること(国税通則法74条の9)や、
 税務代理人に事前通知することに同意した税務代理権限証書が提出されている場合には、
 事前通知は、税務代理人にすること(国税通則法74条の9第5項)に明記されており、

 事前通知しない場合というのは、
 現金商売などで、過去の調査結果や国税が取得した情報に鑑みて、
 調査の適正な遂行に支障があると認める場合のみとしています。 

 今は、国税局の資料調査課や税務署が無予告で訪問するとしたら、
 現金商売でない限りは、その会社によほどの何らかの「問題」がある場合です。

 税理士への委任状である「税務代理権限証書」を申告書に添付していれば、
 税務調査の事前通知は、税理士に対してしか行われません。

 国税OB税理士さんというのが、そんな現在の法律を無視してまで、
 税務調査が、無差別に無予告に行われるような話を、公開の場で語るのは、

 意図的にアオろうとしているのか、
 国税通則法や国税の取扱変更を知らないのか、
 困ったことです。

 ☆  ☆  ☆

 安心して下さい。

 国税さんも、法律違反を犯してまで、
 どんな納税者にも、むやみやたらに調査するほど、ヒマじゃありません。

 そんなコンプランス違反をやって、出世の道から外れたくはないのです。 

 マルサは捜査令状が出された納税者を対象とした強制調査、
 リョウチョウ(国税局資料調査課)は、異常な取引や異常な数字の納税者に対して乗り込みますが、
 それなりの理由や情報を握って調査に入ります。

 国税が、ルール違反を犯してどこにでも事前予告なく調査にやってくるだの、
 税理士に委任しているのに、突然、税理士を無視して、税務署から電話がかかってくるだの、

 国税内部で、通達を書く立場で、きちんと良いお仕事を成し遂げてきたOBさんは、
 こんな法律違反となることはいいません。

 ☆  ☆  ☆

 それに、
 自ら国税OBを名乗りながら、お客様を「脅す」言動をする税理士は、
 
 自分の出身古巣である国税をはずかしめ、
 現在の自分の職業である税理士をも卑しめることを、平然とやるという、
 地に足が着かないお仕事をしているとしか見えません。

 そんな税理士の意見は、あまり信じないことです。

 また、最近の判決で、
 OB税理士が、査察事案の納税者に、
 自分に依頼すれば、国税との交渉で手心を加えてもらい税金を安くできる、と持ちかけ、
 活動費として1,500万円を詐取したとのことで
 不当利得返還請求を受けた事案があったようです(平成27年1月30日東京地裁)。

 詐欺税理士も、納税者も、語るに落ちた話ですが、
 でも、このOB税理士。
 自分の元同僚や先輩、現役の後輩に対して、どれだけ恥ずかしい思いをさせるのか、
 誇りを失ったプロの顛末は、聞き苦しいものです。

 素晴らしく誇り高い理論家のOB税理士先生をたくさん存じ上げているだけに、
 残念です。

 どうぞ、ご注意下さい。

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルのエントランスへのアプローチの植栽に、
 紫陽花の赤ちゃんと、雪の下です。
税務調査のアオリ、そしてあじさいと雪の下_d0054704_19484721.jpg































 雪の下は、今年は他の花々に押されて少ないなと思ったら、
 空中庭園には、既にびっしりと咲いていました。
税務調査のアオリ、そしてあじさいと雪の下_d0054704_19512048.jpg























 
by expresstax | 2015-05-20 23:28 | 税務調査

 以前、ここでも書いていた中央出版事件
 最高裁が上告不受理、高裁判決で確定し、納税者敗訴になったそうです。
 
 もっとも、平成25年度税制改正で、相続税法1条の3,4のそれぞれ二号のロが、
 既に改正されちゃってます。

===========================
 二 相続又は遺贈により財産を取得した次に掲げる者であつて、
   当該財産を取得した時においてこの法律の施行地に住所を有しないもので、
  
  イ (省略)
  ロ 日本国籍を有しない個人(当該相続又は遺贈に係る被相続人が
    当該相続又は遺贈に係る相続開始の時においてこの法律の施行
    地に住所を有していた場合に限る。)
===========================
 
 被相続人が日本にいる状態での相続や贈与は、もらう人が外国籍でも、外国在住でも、
 全世界課税を受けるよ、というものです。
 それまでは、このようなケースでは、日本国内財産だけ課税、という扱いだったんですが、
 判決の結果を見る前に、とっとと改正してるわけですね。

 反対に、もし最高裁で納税者勝訴になって、
 また法改正なんてことになったら、てんやわんやになるでしょうから、
 消化試合のような結果だったのかも知れません。

 ☆  ☆  ☆

 一方で、やはりここで書いていた競馬外れ馬券事件
 最高裁が上告受理しています。

========================
2014年7月2日(水)17時56分配信 共同通信
 30億円近い競馬の外れ馬券代が経費と認められるかどうかが争点になった脱税事件で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は2日までに、検察側の上告を受理する決定をした。最高裁が今後、馬券収入の課税について初の判断を示す見通しで、判決前に弁論を開く場合、外れ馬券を経費と認めた一、二審判決が見直される可能性もある。
 決定は6月30日付。被告は大阪市に住む元会社員の男性(40)で、インターネットで28億7千万円分の馬券を購入し、総額30億1千万円の払戻金を得たが、申告せず5億7千万円を脱税したとして所得税法違反(単純無申告)の罪で在宅起訴された。
========================

 7月2日付で報道されていたものですが、
 上告受理、かつ、判決前の弁論があるときは、高裁判決が覆る可能性あり、とのことですので、
 確かに、検察、ひけないよなぁ、とか、所得区分改正するには影響が大きいのかねえ、とか、
 勝手な下馬評をしています。

 さあ、どうなるでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 夜、ふうふうお仕事してると、ドッ、ドーーーーン!

 始まりましたね。神宮球場の花火です。
 毎試合、5回裏で上げられるそうで、だいたい8時頃でしょうか。

 でも、そんなん忘れてお仕事してますから、
 いつも、ドキッッッッ!

 アイフォンで撮れるのは、この程度ですが。(トホホ)
中央出版事件は最高裁で納税者敗訴確定、競馬外れ馬券事件は最高裁受理、そして神宮の花火_d0054704_095225.jpg

















 
 神宮球場のホームページで見ると、
 あれえ?試合中の花火は、7月25日からとなってますが、
 でも、昨日(21日)も、今日(22日)も、花火上がったんですよ。
 別な催しだったのかなあ。です。(?_?)
by expresstax | 2014-07-22 23:35 | 税務調査

 進行していた税務調査の終了の連絡がありました。
 論点はいくつかあったのですが、終了、と。

 例の是認通知=「更正決定をすべきと認められない旨の通知書」も出されるそうです。
 
 これで、今年の税務調査2件が、2件とも無事是認になりました。
 お客様もご心配なさったと思います。
 よかったです!
 そしてお疲れ様でした。

 まだ11月ですから、これから通知が来る事案もあると思うのですが、
 とりあえず、一区切りです。

 ☆  ☆  ☆

 弁護士の関根先生が、
 新刊書籍「一般社団法人財団法人信託の活用と課税関係」をご恵贈くださいました。
 ありがとうございました。
税務調査終了!そして書籍をありがとうございました。_d0054704_052571.jpg
















 実は、既に購入済みだったので、2冊になりましたので、
 松木代表とそれぞれ持たせていただくことになりました。

 さっそく読み進めて、これまで疑問だったあれやこれやが、あ、やっぱり、とか、
 ほ-、とか、おー、とか勉強しています。

 例えば、1階型の一般社団法人を作って、家族が理事となる場合、
 持分の定めがないために、社員総会でも、
 理事の議決権は、1人1個で、多数決になるんですよね。
 父親と妻・子の合計3人が理事である場合、代表理事を設定することは可能だけど、
 父親の議決権は、1個しかないので、妻子連合に反対されたら、父親意見は否決されます。
 
 株式会社の場合は、そんな父親の懸念のために、種類株だの属人株だので、
 子が未熟な間など、父親に支配権を持たせる設計ができますが、
 ほんとに未来永劫仲良し家族ならともかく、そうでなくなった場合、
 一般社団法人の枠組みのなかで、どう手当できるのか、とかです。

 もう少し読み込んでみたいと思います。

 関根先生、ありがとうございました。















 
by expresstax | 2013-11-08 23:57 | 税務調査

 相続税調査が終了し、税務署からお客様に是認通知が送られてきました。
 是認=つまり、当初申告でオッケー!という税務署からの通知です。
 お客様が、写しを送って下さいました。
 ありがとうございました。 

 文書名は、
 以前の「調査終了のお知らせ」とは全く異なり、
 「更正決定等をすべきと認められない旨の通知書」と、
 法文(国税通則法74の11)そのまんまのストレートなタイトル、

 そして「下記の内容について、国税に関する実地の調査を行った結果、更正決定等をすべきと認められませんので通知します。」という文章に、税目と課税期間等の表。
 めっちゃ無愛想な通知書です。

 以前のように、おしまいに「今後も税務行政にご協力を」なんて文章もありません。

 納税者さんにとって、

 「更正決定等をすべきと認められない旨」という表現で、すぐさま
 「ちゃんと適正に申告しましたね、問題ないですよ、
  これで調査を終わりますよ、ご協力ありがとうございました。」と、理解できるのか、

 親切じゃないなあ、と思います。
 もちろん、通則法にしたがって、法律文書として出さなくちゃという趣旨はわかりますが。

 ☆  ☆  ☆

 赤坂御用地の御苑周囲にテントが張られ、慌ただしくなりました。
 接客室のお客様と経過観察しています。(^^ゞ
税務調査の新しい是認通知書式、そして赤坂御苑はお忙し_d0054704_037019.jpg
by expresstax | 2013-10-24 23:56 | 税務調査