2018年 03月 02日 ( 1 )

是認と修正申告、そして豊川稲荷の緋寒桜

 昨年、税務調査で是認となったことをここに書いていたら、
 是認になるのは、税金を払いすぎていたからだ、

 修正申告をするのが、一番低い税額だったことになるのだ、
 という意見があると聞きました。

 なるほど。
 税金を払いすぎていれば、そもそも調査対象とならないかもしれないし、
 調査に来ても、黙って国税さんは、引っ込むのかもしれません。

 でも、
 税金を多めに払いたい、とのお客様のご意思があるならともかく、
 税理士が仮に1円でも過大申告して、お客様に税金を余計に払わせるとしたら、

 それは税理士として、お客様への重大な背任です。
 そんなことは、絶対にあってはならず、
 税理士の風上にも置けません。٩(๑`^´๑)۶

 
 いわゆるグレーゾーンとされる認定事案を、
 国税さんのいいなりに、最初から「黒」として過大申告してしまい、
 それで是認をとるというのも、税理士の努力義務違反、注意義務違反です。

 もちろん、最初から「黒」を白にするなんてのは言語道断、まさに仮装隠蔽ですが、
 白か黒かは曖昧なのが、税の現場です。

 現場と事実をよく確認して真実を導き出し、立証したうえで、「白」とする申告が、
 税理士のチカラです。
 その結果としての「申告是認」でなければなりません。
 
 またもし、修正申告する申告が、最低税額で済ませているからだというなら、
 その否認事項は、最初から「黒」だったとしか思えません。

 そうでないなら、なぜ反証しないのか、
 反証しても国税が認めないなら、なぜ国税に「そっちで直せ」と、
 「更正処分」を求めないのでしょうか。(-_-)#

 国税が更正すれば、それに対し、審査請求が可能となりますが、
 納税者自ら修正してしまったら、その後の法律救済を受けられません。

 それを修正申告してしまうというのは、
 最初から「黒」であることを承知で当初申告をしていたということですから、
 税理士としては、それも、お客様に対する背任です。

 また、「黒」がいくつかあって、
 そのうちの一部だけの修正で「済んだ」、だから最小だ、というのも、
 みっともない話です。

 そんなことを考えながら、
 是認をとる大変さを理解しない、
 お客様のお気持ちを理解しない、
 心ない意見に、ちょっと何だかなあと思っています。

 ☆  ☆  ☆

 暖かい日が続いて、
 事務所ビルのお隣の豊川稲荷さんの緋寒桜が咲き始めました。
 一分咲き、でしょうか。
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by expresstax | 2018-03-02 23:08 | 税務調査

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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