新聞によれば、全国の税務署の徴収漏れが6億円にのぼるそうです。
「全国100以上の税務署で税金の申告の誤りを見過ごすなどして、2007年度までの6年間で法人税や所得税など計約6億5000万円が徴収漏れとなっていたことが14日までに、会計検査院の調べで分かった。検査院は国税庁に、税額の軽減制度に関する税務署の理解や審査に問題があったと指摘した。
検査院が調べたのは、全国に524ある税務署のうち186。このうち116の税務署で徴収漏れなどが判明。徴収漏れで最も多いのは法人税約2億8000万円(124件)で、申告所得税約1億9000万円(89件)、消費税約1億円(17件)と続く。(2008年10月14日日経ネット)」
ミス事例として、設備投資減税は、中小企業基本法上の中小企業のみ対象、つまり、医療法人は適用できないのに、適用しちゃってた、でも、税務署が気づかなかった、などが上がっているようです。
国税庁は、「現段階でコメントは差し控えたい」とのことですが、コメントしようがない、というところでしょうか。
これで、各税務署さんは、さらに大いに勉強して、税務調査に励むことになるのでしょう。
でもこうして会計検査院が目を光らせることにより、税法にのっとった申告が励行され、
一昔前の、ふっかけ的否認が減少するなら、それは悪いことではなく、良いことでしょう。
ただ、とにかく複雑化して、調査官さえ追いついていけないほどの、「民を法網にかける」感のある今の税制です。
そっちを何とかしてくれい!、と言いたくなるのですが、
お客様をお守りするには、やはり、ここは一番、
われわれ税理士が、理論武装して、さっくり頑張るしかありません。
弊社の強みは、圧倒的な税法理論の強みです。
今年の弊社のテーマは、税理論上のトップランナーになることです。
というわけで、がっちりお勉強しましょう、
というわけで、明日は、社内研修デーです。
がんばろうね。