世界遺産
2001年 01月 01日
かの日本画の平山郁夫画伯が会長として主宰される文化財保護財団が、文化財のよしあしはともかく、政治的事情はともかく、医療の赤十字のように、世界の至る所に飛んでいって、文化財保護のために東奔西走します。
カンボジアのアンコールワットへ、中国の敦煌へ。
そして、各文化財を世界遺産にどんどん指定させるんだそうです。
世界遺産に指定されれば、そこから半径何十マイルかは、非戦地帯になるそうです。攻撃も防衛も許されない、完全真空地帯です。
だから、世界中を世界遺産に指定すれば、世界中が非戦地帯になるんだ、という発想です。
今日も文化財保護の最前線で、学芸員は、世界のあちこちで土を運び、トレンチを切り、刷毛をすり、文化財と格闘しています。
がんばれ、地球を守る戦闘兵士!
かつての発掘魂を揺さぶられて、拳を握って応援しています。
Sep.30th. 2000 みゆき wrote.