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資産税の税理士ノート

契約書の甲と乙、そして神宮花火大会

 お客様から、
 契約書の案文が業者さんから来た、というので、
 PDFで送っていただきました。

 と、
 「〇〇(以下「甲」という)は〇〇(以下「乙」という)へ」
 な~んて文言がありますが、
 今の時代に、これはないでしょう。

 甲だ、乙だ、とやってるウチに、
 どっちがどっちか分からなくなっちゃいます。
 ミスの元です。

 元々、甲だの乙だの表記してたのは、
 むか~し、手書きや、せいぜい和文タイプで
 契約書を作らざるを得なかった時代に、
 何度も長い固有名詞を書くのを省略するためです。

 今は、ワープロで、
 何度でも、固有名詞を表記できるんですから、

 契約書の当事者名は、
 固有名詞できちんと書きたいものです。

 固有名詞で書く、
 あるいは、売主と買主とか、
 貸主と借主とか、
 贈与者と受贈者とか、
 明確に作成すべきなのです。

 それを、
 例えば若い司法書士先生でも、
 甲だ乙だとやってるのを拝見すると、
 師匠の時代からの仕事を、
 何の疑いもなく続けて来ちゃったのかなあ、
 と残念です。

 とはいえ、そんな文句を業者さんに伝えていただいても
 せんないことですので、
 内容チェックだけさせていただきました。

 ☆  ☆  ☆

 神宮花火大会でした。

 例のように、ケンタのチキンだの、
 お野菜だの、一杯事務所に持ち込んで、
 涼しい事務所で、花火三昧、でした。
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by expresstax | 2024-08-10 23:58 | 相続・贈与