先日、雑誌「地主と家主」の税務調査特集について、
お客様と話題になりました。
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記事では、税務調査特集でしたが、
実は、弊社では相続税について、
33条の2の意見聴取も臨場での税務調査も、
近年、とんとありません。
これは、たまたまかもしれませんが、
弊社の税務申告の方針の成果ともいえると思います。
お客様にとって大切なのは、
税務調査対策ではなく、
税務調査が来ない税務申告だと考えているからです。
税務、特に資産税の分野では、
事実実態について課税が行われるため、
税法や特例の適用について、
事実がどうだったかの事実認定により適用の判定が決まります。
また、資産税については、他の税目に比べ
法文の適用基準や解釈があいまいなものがたくさんあります。
これを弊社では、グレーゾーンと呼んでいます。
真っ黒とも真っ白とも言えない、これらのグレーゾーンについて、
事実に基づいて、税法や課税庁通達、過去判例等に照らして判定していくのが、
資産税の税務の最大のポイントです。
弊社の場合は、このグレーゾーンについて、
税務申告のポイントは、
徹底的な研究と解釈と、立証事実の積み重ねで、
疎明し、それを文書で明らかにしていきます。
税務調査について不安を抱いておられたお客様も、
弊社が、こうした議論をお客様に徹底してご説明することで、
選択し、理論武装なさって、
調査なんて、来るなら、来い!という姿勢に変わって行かれます。
そしてお客様が「来るなら来い!」と胸を張ったとたんに、
税務調査は来なくなります。
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これを、
税務調査で、ギリギリと交渉して出た税金が最小なんだから、
税務調査が来ないのは、税金を多く払いすぎているからだ、
と主張なさる税務専門家がいるそうですが、
税務調査の現場でチャンチャンバラバラを展開するのでは、
ご資産家のお客様は喜びません。
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以前にも書きましたが、
「税務調査千本切り」や「税務調査に強い税理士」というのは、
そもそもの税務申告がどうだったのか、と思っているのです。
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外堀通り沿いのプルデンシャルタワーの公開空地に
白く咲き誇っている夾竹桃(キョウチクトウ)です。
夏の花です。
プルデンシャルタワーへはお昼ご飯によく通っています。
里桜やこの夾竹桃、
後ろの日比谷高校の春の桜、
それぞれ見事に毎年、楽しませてくれます。