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資産税の税理士ノート

初めての意見聴取は臨場調査移行せず、そして幕張クリスマスツリー

 弊社が書面添付して提出した相続税申告について、
 所轄署から意見聴取の連絡がありました。
 弊社では初めてでしたので、少し詳しく書きましょう。
 
 ☆  ☆  ☆

 弊社は、相続税申告に際して、
 相続税申告書に33条の2の書面を添付しています。

 これはいわゆる「書面添付」と呼ばれ、
 税理士や税理士法人が、計算し、整理し、又は相談に応じた事項を記載して
 税理士の署名捺印のもと申告書に添付して提出するものです(税理士法33条の2)。

 この書面を添付した場合は、
 国税は、
 その申告について税務調査しようとするときは、
 納税者に税務調査の日時場所をあらかじめ通知する前に、
 税務代理を行う税理士又は税理士法人に対して、
 添付された書面の記載事項について、税理士が意見を述べる機会を与えなければならない、
 とされているものです(税理士法第35条第1項)。

 そして、国税は、この書面添付を
 申告審理や調査の要否等の判断において、積極的に活用すること、
 さらに、
 税理士等への意見聴取の段階で疑義が解消し、
 結果として調査の必要性がないと認められた場合には、
 臨場調査に至らないとしています。

 もちろん、
 税理士が、
 意見聴取時に、納税者に預金確認して、これだけだと納税者が言っていた、などと述べて、
 後日の調査で、無申告の預金が出てきて、それを納税者が知っていた、という場合は、
 納税者の隠蔽行為を証明してしまう結果になるので、
 税理士が事前聴取に応じたばかりに、重加算税対象とされる、という事態を招来する可能性もあります。

 これを、国税では、
 「当該書面に記載された事項は、税務の専門家である税理士からの申告書に関する情報であることから、申告審理や調査の要否等の判断において、積極的に活用される」
 としており、
 書面添付が、ヤブヘビになる場合が、ないわけではありません。(-_-)

 税理士は、添付書面を、慎重が上にも、慎重に作成しなければなりません。

 ☆  ☆  ☆
 
 今回、意見聴取は、弊社に調査官さんに来所してもらいました。
 実は、書面添付するようになって、早や何年も経ちますが、
 書面添付による意見聴取は、弊社では初めてのケースです。

 上に書いたように、税務署さんは、書面添付のあった申告には、
 すぐに臨場調査することができず、
 必ず税理士に面談のうえ、意見聴取しなければならないからです。

 弊社では、何を聞いてくるんだろうねぇ、なんて言いながら、
 当時の論点を確認して、申告の復習だけはしていました。
 土地の評価や所有資産を始め、論点がいくつもあった申告でしたから、
 意見聴取や臨場調査があっても不思議はない事案でした。

 意見聴取には、本来なら臨場調査に来臨する担当調査官が2名で来所。
 いつもお客様と面談する接客室で行いました。

 添付書面の順番にしたがって、
 通例の税務調査での確認事項をひとつひとつ丁寧に確認が進められました。
 論点となるところについては、弊社にて説明しましたが、
 予想された論点が焦点で、その具体的確認だったと思われました。

 ☆  ☆  ☆

 意見聴取後10日ほどして、
 担当調査官さんから、電話があり、
 これで意見聴取を終了し、調査への移行はおこないません、
 本日、「意見聴取の結果についてのお知らせ」を送ります、とのこと。

 これで臨場調査なし、になりましたので、 
 さっそくお客様にご報告、他のご兄弟にはお客様からご連絡いただくことになりました。

 その後、書面「意見聴取の結果についてのお知らせ」が郵便で弊社に到着。
 宛名は税理士法人の担当税理士宛です。

 書式については知っていましたが
 なんたって、初めての意見聴取、初めての意見聴取是認通知です。
 みんなで覗き込んで、わいわい評定します。

 某税理士団体さんでは、この通知書を賞状額に入れて、納税者様のところに飾って頂くとか。
 弊社では、そのようなことはしません。(^^)

 冒頭に「税務行政につきましては、日頃からご協力いただきありがとうございます。」とか、
 「当該納税者に係る申告について、特に問題とすべき事項は認められず、
 現在までのところ調査は行わないこととしましたので、お知らせします。」とか、
 分かりやすい言葉で書かれています。
 
 実調の税務調査後の納税者宛の是認通知が、
「更正決定等をすべきと認められない旨の通知書」というタイトルで、わかりにくい愛想のない文書(-_-)#なのに、です。

 税理士に対する文書は法律用語で分かりにくくてもいいけど、
 納税者への文書には優しく書くべきだよねぇ、と
 みんなでブチブチ言っちゃいました。

 ただ、文書の末尾には、しっかりと
「なお、後日、申告内容について新たな疑問等が生じた場合には、調査を行うこともありますので、その際には改めてご協力をお願いいたします。」
 とありました。

 臨場調査ではないので、
 もし非違が分かったら、再度の調査はありえるよ、と
 クギを刺してます。(^^)
 が、特段何もなければ、これで終了との理解です。

 文書は、もちろん税理士宛ですから、税理士が保管しますが、
 弊社では、到着した文書の写しをさっそくお客様にお送りしました。
 
 これで、相続人様もご安心なさって、
 かつ、臨場調査による税理士立会報酬という
 余計なご費用負担をおかけせずにすみます。

 よかったですね!(^_^)v

 ☆  ☆  ☆

 よかったよかった、ということで、
 またも、幕張ライブに参戦しました。
 イベントホール前広場は、クリスマスツリーが飾られていました。
初めての意見聴取は臨場調査移行せず、そして幕張クリスマスツリー_d0054704_20193055.jpg

 
























 えきまえのツリーです。
初めての意見聴取は臨場調査移行せず、そして幕張クリスマスツリー_d0054704_20200048.jpg
































 

 
 

 



by expresstax | 2019-11-15 23:22 | 税務調査