無償返還届出の相当の地代方式貸地を開始後に賃料ストップした土地の評価、そしてヤブラン
 先日講演に伺った松戸支部の受講者の税理士先生からご質問をいただきました。
 ありがとうございます。
 小規模宅地特例テーマの講演でしたが、
 お話しを伺うと小規模宅地特例についてのご質問ではないようで。(^^;;ゞ

 ☆  ☆  ☆

 昭和の時代に、個人所有の土地上に同族法人が建物を建て、
 建築当初に土地の無償返還届出書は提出済、
 しばらく相当の地代の支払いを継続していたが、
 その後数十年間は、地代支払いを停止していた。
 この場合、土地所有者の相続に係る土地評価は、いかに。
 土地評価の20%の減額はできるか、
 というご質問です。
 法人では地代の未払計上なく、個人で未収地代の売上申告もない、
 とのことです。

 うーん。

 「の地代」や「の地代」を当初続けても、
 その後経営悪化等の理由で、地代支払がウヤムヤになってしまう、
 というのは、とてもよくあることです。

 期間から察するに、旧法借地契約で既に30年は経過して、
 本来なら借地契約の更新があった、と見るべきで、
 でも、その間に、地代支払がなくなってしまった、
 つまり、契約満了時には使用貸借状態になっていた、ということですと、

 相当の地代支払いで、そもそも生じていなかった借地権が、
 無償返還届出をしたうえでの使用貸借で、に変わった、のですから、

 借地権はゼロ、
 地主の土地は、自用地評価、
 法人の純資産価額計算上の20%借地権も計上の不要、と
 判断されるのが、一般的です。

 ここで、もし無償返還届出が出てなかった、というならば、
 事情は、違ってきますが。

 ☆  ☆  ☆

 あ、講師の立場でいえば、
 
 小規模宅地の特例については、
 賃料支払のない使用貸借中の貸地ですから、
 事業用とはいえず、
 相続底地について、貸付事業用の50%減額も、できません。

 悩ましいところですが、
 先生には、がんばっていただけますよう、お祈りします。

 ありがとうございました。 

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルの緑のアプローチに、
 ヤブラン(藪蘭)の花が、咲きそろいました。
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 ひとつひとつは、びっしり開いたとても小さな花々が、
 秋を伝えてくれます。
 あと2か月もすると、黒い実に変わります。

 やあ、今年も、会えたね。(^_^)/
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by expresstax | 2018-09-25 23:04 | 財産評価

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
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 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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