税務研究会税理士懇話会の事例検討会、広島会場に伺いました。
講師は、諸星健司先生。
以前設立し、社長を務めていた頃のエクスプレス・タックスで、
法人税申告の顧問をお願いしていた先生です。
ご無沙汰致しておりました。
諸星先生は、現役時代に組織再編等、法人税法の大きな改変をご担当下さった先生です。
その明解で分かりやすいご指導は、顧問をして頂いたときも、
とても助かりました。
最近の傾向か、役員給与関連・租特関連の事例が多く、
なかなか、これらをカバーしていくのは難しいと感じていましたが、
丁寧にご解説下さいました。
ありがとうございました。
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広島空港に少し早めに着いて、ホテルで荷物を置いてから、
ホテルのすぐ近くにある平和記念資料館に向かいました。
以前から、関心がありながら、
原爆ドームの参観のときは、資料館まで回れなかったからです。
でも、本館は改築中、この東館だけがオープンになっています。
資料館内の見学者は、ほとんどが欧米の観光客。
ひとりひとりがじっと説明を読み、
黙々と展示品に見入っている様子が印象的でした。
本国では、原爆について我々と異なる教育を受けてきたでしょうに。
日本人と思われるのは、数人だけ、
それも、甲高い声でおちゃらけていたのと対照的でした。
CGの動画でリアルに映像化していました。
展示室の中は、フラッシュ使用しない限り、撮影可となっています。
赤で囲ったのがエノラゲイから落とされ広島市街に落下する爆弾です。
CGなので、携帯電話の動画で撮りました。
連合軍は、
原爆投下予定の広島・長崎は、
実験的見地から都市空襲を禁じたのだとか。
原爆のみの実験効果を計測するためだったそうで、
これを被災者は、他の都市は空襲を受けているのに、
なぜ広島には空襲がないのだろうといぶかっていたそうです。
原爆投下後、東京帝国大学等の医師達により調査と称して被爆者に種々の実験を行い、レポートが米国へ渡されていたというNHKの報道もありました。
慄然とします。
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一般市民を都市ごと無差別壊滅した空襲や原爆について、
ノー・モア!はもちろんなのですが、
米国が原爆投下の正当性を主張する根拠として、
日本が行っていた重慶爆撃が持ち出されるそうです。
都市無差別空爆の先例は、ドイツ(ゲルニカ爆撃)や日本(重慶爆撃)だったじゃないか、と。
切ない歴史に目を背けたくなりながら、見つめて行かざるをえません。