奄美大島編に入りました。
今回は、奄美の言葉に、字幕がついています。
アンゴ(現地妻)予定が正妻になる「とぅま」(愛加那)さんが、手にハジチ(針突)をしています。
タトゥーです。
西郷どんは、当初、刺青を入れた女など、とはねつけますが、
島の風習で、未婚女性が少女の頃から入れ始め、
本土(=征服者としての薩摩藩)に連れ去られないための魔除けだったそうです。
奄美にこのような風習があったことを初めて知りました。
先日観た映画の「モアナと伝説の海」で、サモアのマウイの全身のタトゥーが印象的でした。
タトゥーが人格を持って動いたり、というのも、伝説に根ざしていたそうで。
身近では、ヤ〇〇屋さん以外は、ミュージシャンたちくらいしか、タトゥーはお目にかかれません。
熱帯地域で、裸身が正装という文化の中での装飾だ、
と言ってしまえば身もフタもないですが、
オーストラリアのアポリジニの装身など、
興味深いです。
ちなみに、昔、都はるみさんの伊豆大島を舞台にした「あんこ椿は恋の花」という歌があって、
「あんこ」とは、「姉こ」=島の未婚女性と聞いていました。
でも、今回の奄美大島の言葉「あんご」で「あんこ椿」を解釈すると、
歌詞が思い切りハマって、
これも、感慨深いです。