防災訓練
 先週のこと、自宅マンションで、防災訓練がありました。
 これまでなかなか参加できなかったのですが、
 さすがに、30年以内には大震災が来る、とチマタで言われて、
 今年は参加することにしました。

 大規模なタワーマンションですので、防災対策も、規範となるレベルと思います。
 備忘のために、書いてみます。

 ☆  ☆  ☆

 朝10時。
 館内放送で、災害発生が告知され、
 「室内に待機してください。」のアナウンスがあります。
 日本語のあと、英語で繰り返されます。
 ゆっくりのキングスイングリッシュで、災害時は聞きやすそうです。(^_^)

 制震構造なので、ヘタに屋外に飛び出るより、屋内待機が原則です。
 ここが崩れるようなら、東京は壊滅、との前提です。

 次に、1階ラウンジに防災訓練の召集が掛けられます。
 非常時は、内階段で下りるのでしょうが、訓練では、エレベータで下りちゃいます。

 1回ラウンジには、数十人の住民が集まっていました。
 前に並んでいるのが、コンシェルジュさんたちと、ビル管理の防災担当さん、
 マンションの防災センターの担当者さんたち、警備員さん、業者さん、消防隊さんです。
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 チームに分かれて見学コースに行きます。

 東京消防庁の消防車の開陳、説明です。
 25kgという消防服(酸素ボンベを入れると更に数十キロ)の試着や、
 横・後ろの魔法の整理箱のような消防車をじろじろと見学させてもらいました。
 火事でない交通事故の時は、後ろの消防ホースを外して、金属断裁機などを登載するそうです。
 あの運転台に、乗りたかったです。。。(^^ゞ
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 中庭の池に設置された炎をめがけて、水を仕込んだ消火器で狙い撃ちします。
 意外に気持ちよく飛び、狙いは的中します。
 本番では、こうはいかないのでしょうが。(^^ゞ
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 待望のヘリポート見学です。
 44階から階段を上って、初めて、本当の最上階に上がりました。

 正しくは、レスキューポートなんですね。
 ヘリポートは「H」のマーク付きで、5トンもあるヘリコプターが着陸できますが、
 レスキューポートは写真のような「R」のマークで、この上でヘリがホバリングして
 患者などを縄ばしごなどで、引き上げます。
 ホバリングだけでも、相当な風圧なので、このマーク付きのところでないとホバリングできないそうです。
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 右手に、レスキューポートのナンバリング、
 左コーナーに+2とある(ボクが跳ねている後ろ)のは、
 通常の規模より+2単位大きいスペースを意味して、
 上空のヘリから、場所の視認と、ホバリング運転の目安にするのだそうです。

 お向かいのアークヒルズは、古いビルですが、成田ピストンのヘリポートがあります。
 片道3万円とかで、エルメスブランドのヘリが発着していますね。
 分譲マンションで、ヘリポートは少ないと聞きますが、
 ヘリの轟音を考えれば、当然なのでしょうね。
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 最上階とあって、景色は抜群。
 事務所ビルは、手前の赤坂サカスに遮られて見えませんでした。(>_<);;
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 皇居方面です。
 事務所の執務室東側窓からの景色に近いです。
 ここからはスカイツリーも見えます。
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 この後は、地下集会場で、AED(自動体外式除細動器)の使い方の指導がありました。
 AEDとは、A:Automated(オートメイティッド=自動化された)、E:External(エクスターナル=体外式の)、D:Defibrillator(デフィブリレイター=除細動器)です。
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 倒れている人を見たら、
1.声をかけて、肩を叩き、意識の確認。
2.大声で応援を頼んで、119番通報とAEDを探してもらうよう依頼
3.呼吸がなかったら、胸部圧迫。少なくとも5cm深く押さえ、100回/分は、かなり強く速いペースです。

 医療ドラマで、アメリカの映画の曲、”Staying Alive”(ステインアライブ)の、
 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ステインアライブ、ステインアライブ♪」と怯える子供に歌いながら押させて、
 胸部圧迫の心肺蘇生に成功する、というのがあり、あんなペースかと思っていたら(^^ゞ
 もっと、全然速いです。
 
4.AEDが届いたら、電源を入れ、患者の上衣を脱がせ、電気パッドを右胸上と左脇腹に装着、心電図解析、
必要なら離れて電気ショック1回、すぐ胸部圧迫、人工呼吸、
 パッドに装着部の絵が描いてあり、音声メッセージが流れるので、慌てていても、使えるようになっています。

5.意識が戻ったら、回復体位を取らせます。
 回復体位とは、患者の身体を左を下にして、手足を伸ばして寝る体位です。
 胃の内容物の逆流による窒息防止なのだそうです。

 次は、マンションのベランダの隔壁を破ります。
 避難ばしごのないベランダから、あるベランダへ移動するためなので、
 ベランダの両側が、コンクリート壁の我が家は、見学に回りました。
 小学生君が、お鍋で隔壁をたたき割りますが、相当苦戦しています。
 この後、トンカチを使った弟君が、あっけなくブチ割り、お兄ちゃん、口惜しそうでした。
 トンカチの方が、力が点に集中するので、割りやすいのでしょう。
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 最後は、マンションの備蓄品の説明と試食会でした。
 500戸以上に1200人居住として、災害時には、一人当たり、
 ミネラルウォーター1.5㍑×3本、カンパン1缶、マジックライス2食、缶詰食品1缶が配布されます。
 これらが備蓄倉庫に保管され、期限切れの数ヶ月前くらいには、無料分配もされます。

 説明のあとは、マジックライス、つまりお水やお湯で食べられるご飯=ドライカレー・五目ご飯、チャーハン、
 缶詰食品=いわし蒲焼き・つくねタレの試食がありました。
 マジックライスは、そこそこおいしく、喉が渇かないように薄味がいいよね、とか、
 言い合いながら食べました。
 お水や備蓄品、防災用品は、自宅でも、事務所でも準備していますが、
 食品までは、期限の問題があり、なかなか揃えません。
 それに合わせて、こうした配給があると、安心です、が。。。(^^ゞ
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by expresstax | 2016-09-13 23:56 | 提言

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
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 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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