ほぼ、協議内容は議論を尽くして、最終確認です。
我々は、アテンドして、サポートします。
午後から始まって、終了は、なんと夜9時過ぎ。
海外ご赴任の相続人様に一時帰国していただいて、
この日に完了しなければならないという至上課題があったからです。
議論は、国内在住の相続人様が中心となって取りまとめ、
全員CCメールで、絶えず情報を共有化しながら、進めてきましたから、
内容は、全員ほぼご了解済みなのですが、
改めてご遺産内容のご説明や、各資産の評価方法、
ご選択いただかねばならない論点を報告し、検討していただきます。
限られた時間であっても、
徹頭徹尾、ご説明申し上げて、全員様によくご理解、ご判断いただかねばならないからです。
これがおろそかになると、後日、ご相続人様が承継財産を抱えて、
とまどってしまうことになります。
相続とは、単にご遺産を取得していただくことではなく、
取得したご遺産を、各人が、所有者としてさらにまた、発展させていただく道筋を作ることだからです。
時間の途中には、金融機関の担当者さんに入って戴いて、
免責的債務引受の手続を行って戴きます。
弊社会議室は、椅子を増加して、満杯です。
それでも、皆様は、きちんと説明を聞き、ご納得いただいてからは、
大ハンコ大会です。
債務や抵当権変更関連の書類が完了して、金融機関さんがお帰りになると、
遺産分けの内容の最終確認のうえ、財産目録を仕上げて、分割協議書、
さらに、各金融機関や証券会社さんの書類が山積み。
それぞれに、署名、捺印を、バケツリレーよろしく、
書類リレーでまた、大ハンコ大会です。
書類を完成させて写しをいただき、完了と言いたいところですが、
ご相続人様たちは、これで終わりません。
承継したご資産の今後の整理や費用負担・毎年の税金等々、
検討が始まります。
弊社が予め準備していた、たたき台試算をもとに、対策をご提示しました。
これについても、最後に選択や合意をいただき、
最後の大ハンコ大会を展開して、完了となりました。
☆ ☆ ☆
相続の手続はもちろん重要ですが、
ご相続人様達にとって、最も関心が高いのは、今後のことです。
ご家族やご家族のご資産の発展への途上で、
相続は、その一つのプロセスに過ぎないともいえます。
そのレールを、無事に安全に敷かねば、「相い続く」ことはできません。
大変長い時間を、皆様が、よくがんばって下さいました。
お疲れだったと思います。
どうか、今日は、ゆっくりお休み下さい。
ありがとうございました。
☆ ☆ ☆
夜、遅くなってしまってからの、外堀通り。
プルデンシャルタワーのクリスマスツリーが、寒気の中で、
ビルのガラスに、映り込みながら、煌煌と輝いていました。