平成25年度税制改正大綱決定、そして雪かきと店舗経営
 自民党と公明党さん連名の税制改正大綱が決定されました。

 資産関連のポイントは、昨日書いたとおり。

 むしろ、改正というより、
 上場株式の譲渡や配当の10%分離課税が、
 今年末で終了して申告分離課税になってしまうことすることが、
 大綱にはないけれど、ひとつの大きなポイントです。

 まとめて、事務所ニュースでお送りしますね。

 ☆  ☆  ☆

 お客様とのお話しです。

 お客様は所有ビルの1階を貸店舗としていらっしゃいます。
 テナントは、誰もが知る上場会社の飲食系。
 最近、業績に陰りがでていて、お客様もちょっと心配している会社です。

 その雪の日のお話です。

 雪の日に、テナントの店長が、お客様に、
「雪で転んだり、看板の雪が落ちてきて客に被害があったら、オーナーの責任だ」と
 文句を言ってきたのだそうです。

 法的な責任は、確かにオーナーにあるでしょう。
 お客様から法律のプロからご質問を受けたら、法律のプロの回答はそうなるでしょう。

 その店舗の店長がそんな話をしてきたのは、
 本社からの指示なのでしょうが、
 そして本社は、顧問弁護士からの指導を通達してるのでしょう。

 しかし!

 店舗経営の本来からいえば、
 店長は、オーナーにそんな話をしているヒマがあったら、
 自ら、店舗前の雪かきをして、店舗前を速攻きれいにしてしまうべきです。

 他店の前が雪で歩きにくくなっていたとしても、
 自店の前は、きれいに雪かきがしてあれば、
 人は、雪のないきれいな店舗へと入ってくるでしょう。

 看板から落ちる雪が心配ならば、
 店長は、真っ先に払ってしまうべきでしょう。

 権利だの責任だのを云々する前に、
 自分のお店のお客様のことを第一に考える。

 その姿勢がお客様を呼ぶのです。
 それが、飲食であれ、小売であれ、店舗経営ビジネスの基本です。

 雪の日の翌朝は、お客様を考えて完全に雪かきをして、綺麗にしているビルと、
 降り積もるまま、凍るままに、滑りやすくなっているビルと、
 歴然と差が現れます。

 上場会社とはいえ、
 どうも、ビジネスの基本をわかっていない顧問弁護士が、
 本社に、つまらないアドバイスをしているのだろう、
 本社は、その顧問弁護士の言いなりになっているのだろう、
 最近の業績の話も、何となく頷けるようで、
 弁護士の言いなりに客商売をしている会社など、ろくな結果にはならないのにね、
 と、お客様とお話ししました。
by expresstax | 2013-01-24 22:45 | 経営

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
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 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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