資産税の税理士ノート

スキー&スノーボード2004-2005

会計基準と税務(署)基準

 ご相談をお受けしていて、
 最近、会計と税務の混乱を感じます。

 ひとつは、会計が、税務(署)基準で自主規制的に行われていることです。

 多くの中小企業では、「損金」と認められる範囲で、と
 その基準は、会社の経営判断ではなく、税務署さんの顔色判断。
 何ということでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 会社の経営上必要な役員報酬は、あくまで会計上は、販売管理費として
 費用計上します。
 会社経理での収益費用の認識は、会社の経営判断で行います。

 それが、百歩譲って、益金・損金として本当に不適切であれば、
 法人税申告上、益金算入や損金不算入として申告調整すればいいだけのこと。

 会計基準を適用する法定監査対象会社や上場会社では、当たり前のこのことが、
 中小企業の会計となった瞬間に、
 税務(署)基準に、萎縮してしまいます。
 
 時には、税務署に役員報酬を決められてしまうような、
 呆れた発言さえ聞かれます。
  
 いったい何時から国税は、日本の中小企業の人事部になったのかという話ですが、
 これは、実は、税務署さんの問題ではなく、
 中小企業の経理を指導する税理士の思想の問題です。

 そうした税理士から指導を受けて、
 身を縮めてしまっている中小企業の社長さんこそ被害者です。

 会社が、税理士が、自分の頭で考えず、
 他人や、権威や、権力に頼った思考法しかできなくなってしまったことの限界です。

 この発想を変えなければ、中小企業の自由で果てしない発展は望めないのではないか、

 ご相談をお受けしながら、
 これほど自由な今の世の中で、
 これほど不自由な世界があるのかと、
 暗澹たる思いになりました。

 会社の会計は、会社のものです。
 会社が、自社の経営判断で、きちんとした基軸を打ち立てて、
 のびのびと、前向きに、貪欲に、決定していく。
 そうして果てしなく発展する道を進んでいこうではありませんか。 
by expresstax | 2012-11-30 23:47 | 法人税
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税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
by expresstax
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 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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