今年は、100年ぶりにお披露目になった日本武尊(やまとたけるのみこと)の山車(だし)を引きました。昨年は、神武天皇山車でした。
赤坂新町五丁目町会が保存していた日本武尊の人形は、嘉永6(1859)年につくられたものだそうです。熊襲退治の女装姿で、あでやかなお人形です。
自分の故郷の近くの草薙神社に奉られていた、親近感のあった日本武尊とちょっとイメージが違いました。
今年は3台の山車が、アークヒルズ、元赤坂の赤坂Kタワー、赤坂Bizタワーと各3箇所より同時出発、赤坂通りで3台の山車と神輿1基が集結し、赤坂氷川神社まで連合巡行します。
集合場所のアークヒルズのカラヤン広場で、ハッピやてぬぐい・お茶・おにぎり・終わった後のお弁当券をもらいます。
ハッピを着込んで、おにぎりで腹ごしらえします。
今年は、震災ステッカーはありません。
これが日本武尊の江戸山車です。
虎ノ門1丁目の一部も、氷川神社の氏子なんです。
スペイン坂からいざ、出発です。
六本木の高速道路高架下をくぐります。お人形が、下にひっこんでますよね。
電線や木の枝、歩道橋を避けて、人力のからくりで、上げ下げしているのです。
山車の一番前を引いているのが、氷川神社宮司の惠川さんです。
宮司さんの息子さんが、早稲田で勉強中に神主の資格もとって、日販さんに就職、
その後宮司の事業承継のために神社に戻り、
江戸山車を復活させる保存会を組織したという、
今の赤坂の街作りの素晴らしい仕掛け人です。
親の事業を継ぐだけではなく、親の時代を凌駕するくらいのパワーを出して、
本当の事業承継(発展)ができるんだという、見本のような人生を送っておられます。
赤坂衆議院議員宿舎の前を進みます。奥まった26階建が宿舎です。
地方議員さんの宿舎ですから町会には関心が薄いかもしれんせんね。
そういえば、赤坂サカスに議員の海江田さんが来てましたね。1区ですもんね。
HSBC(香港上海銀行)の赤坂支店は、撤退してカラになっていました。
この後、赤坂サカスで、猩々山車・二人翁山車と合流。
3台での堂々たる連合山車に、御神輿が続いて、赤坂氷川神社に帰還(宮入り)しました。
ユーチューブに日本武尊山車が掲載されていました。(音がでます。)
我々も、ちょろっと登場します。(^^ゞ
まるまる4時間。よく歩き、よく引きました。
暑かったけど、楽しかったです。
町会のみなさま、惠川さん、ずっと一緒に歩いたおばちゃま、
ありがとうございました。