弁護士の久保利英明先生との対談の中で、元裁判官の松山遙先生の言葉が挙げられていました。
それが、「裁判官は残念だ」という言葉です。
この時にはこうすればいい、という判決は書けない、と。
裁判官の立場で、こうすりゃいいのに、とどんなに思っても、
確かに、判決文は、正か誤か、勝ちか負けかしか書けません。
だから自分は弁護士になった、と久保利先生は、語ります。
正か誤か、判断するだけ、裁くだけでは、専門家の本当の使命は達せない、
この川は急流だから、危ないだの、渡れないだのを判断するのではなく、
依頼者が渡ろうとしているなら、一緒に橋を探すことが専門家の取るべき姿勢だと。
第一線の先生方の、こうしたエール、嬉しいですね。
心に刻みました。
ありがとうございました。
☆ ☆ ☆
今朝の金環日食。
ごらんになりましたか。
方角が違うので、別フロアに行かねば無理かなと思っていたのですが、
太陽が上がり、自宅バルコニーから見えることがわかりました。
グラスを準備したわけでもなく、肉眼です。
頭上を、ヘリコプタが、ぶんぶん飛び交います。
わかりにくかったのが、雲のおかげで、見えました。
欠けた状態から、まるまるの金環へ。
ケータイの写真では、どこだかわかりませんが(笑)、これ、金環状態です。
ドリカムの「時間旅行」が話題になっていますね。
「指輪をくれる? ひとつだけ
2012年の 金環食まで待ってるから とびきりのやつを 忘れないでね
そうよ 太陽の指輪(リング)」
22年後を約束する歌です。
次の金環日食は、15年後の北海道だそうですが、
そのとき、誰と「リング」を見ているでしょうか。