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資産税の税理士ノート

債務上限問題と、印紙税の消印

 明日期限を迎えるアメリカの債務上限額引き上げが、なんとか合意がついて、
 ほっとしたのもつかの間、円がまた上がって、一時は76円まで進み、
 関係者は息を呑んでいるのではないでしょうか。

 特に、円が逼迫して上がってきて82円超えあたりから投資に入った方は、
 まさかの仰天ですね。

 米議会の債務上限問題議論の様子を、
 上限設定しないで、更に赤字国債を発行しようとしている日本って、と、
 虚ろな思いで見ていました。。。

 ☆  ☆  ☆

 大きな話しの日に、とってもちっちゃな議論がでてきました。

 先日、ここで印紙の買いすぎの話しを書いた際に消印が重要と書きました。

 ところが、印紙は貼付するだけで、納税したことになるのでは、というお話が出ました。

 確かに、印紙税法8条1項に、「課税文書にはり付ける方法により、印紙税を納付しなければならない」とあるので、はり付けることにより納付したように見えますが、
 
 同じ条の2項で、
2  課税文書の作成者は、前項の規定により当該課税文書に印紙をはり付ける場合には、政令で定めるところにより、当該課税文書と印紙の彩紋とにかけ、判明に印紙を消さなければならない。 としてるんですね。
 貼るだけじゃだめ、消印が必要、なんですね。
 再利用防止のためでしょう。
  
 でも、調べてみたら、
 印紙の消印の方法って、微に入り細に入り、決められてるんですね。

「当該課税文書と印紙の彩紋とにかけ、判明に」って具体的ですね。

 さらに、印紙税法施行令5条(印紙を消す方法)

「第五条  課税文書の作成者は、法第八条第二項 の規定により印紙を消す場合には、自己又はその代理人(法人の代表者を含む。)、使用人その他の従業者の印章又は署名で消さなければならない。」と。

 つまり、ちゃんと印紙の印刷模様と契約書に重ねて押して、
 かつ判明に、なので、鉛筆などであとで消せるようではだめ。
 印章か署名なので、小切手の線引きのようにペンで斜め線でもだめ。

 おー、具体的です。

 さらに、印紙税法基本通達65条で、
第65条 令第5条《印紙を消す方法》に規定する「印章」には、通常印判といわれるもののほか、氏名、名称等を表示した日付印、役職名、名称等を表示した印を含むものとする。
 
 とあるので、いわゆる印鑑でなくても、署名でもいわゆる社判やゴム印でもよし、と。
 再利用防止できればよい、というわけですね。
 いやあ、細かいです。

 それだけ、印紙税が、身近だということなんですが、
 印紙税法基本通達って、新鮮に読みました。

 ありがとうございました。
by expresstax | 2011-08-01 23:34 | 税務手続き