震災復旧増税と平成23年度改正法案のゆくえ、そして資産投資
 震災復興のための財源措置として税制議論が行われています。

 今、考えられる可能性としては、次のパターンでしょうか。

1.平成23年度改正法案を、全面撤回、震災対策増税法のみ成立、予算補正で、
  税制改正は24年度改正に

2.法人税減税を撤回、他の23年改正法案(=ほとんど増税案)は、成立、震災対策増税を別途、

3.平成23年改正法をそのまま成立、法人税減税も実行、
  震災対策増税法を別途、成立させる

 といっても、3.は、そもそも民・自がネジレている時点で、成立させるには、
 なんらかの政治が必要でしょう。

 お客さまからは、
 法人税減税は、撤回、その他の増税内容だけ通す(上の2.)のでは、
 震災に乗じた「便乗値上げ」ではないか!
 と、叱られています。(^^ゞ

 そうなんです。
 平成23年改正法は、法人税率引き下げをはじめ、
 法人税・所得税・相続税等の基本部分の改正です。

 せめて、震災財源は、特別法あるいは租税特別措置法として制定し、
 基本法部分は、国際競争力でこれ以上脱落しないために、
 法人税減税は、断固貫くべきでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 投資のご相談のお客さま。

 ご資金は、たっぷりあるものの、
 あまりの低金利に、腹立たしくて、定期預金の通帳を投げつけたくなる、とのお話。
 
 もう、数年、物件探しをなさってきて、
 いよいよ、物件を決める、と駆け込んでこられました。

 よかったです。

 買いました。契約しました。登記しちゃいました。さあ、税理士に、と、
 ご相談に来られて、お伺いすると、

 買う前なら、もっといろいろな手当ができたのに!
 というケースが多いのです。

 直前とはいえ、契約前に、お越し頂いて、なによりでした。

 資産投資は、初期設定で、ほとんどが決まります。

 後付けで補正が効かないわけではないですが、
 限りがあります。

 利益を最大化するのは、初期設定にかかります。

 一気に、ポイントを、詰めました。
 
 ここが正念場です。
 がんばりましょう! 
by expresstax | 2011-04-14 23:18 | 税制改正

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
by expresstax
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 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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