資産税の税理士ノート

スキー&スノーボード2004-2005

最高裁、武富士贈与事件を納税者勝訴!、そして「どらく」2

 武富士贈与事件の最高裁判決、納税者勝訴でした!

 地裁では、勝訴、高裁で逆転敗訴、そこからずいぶん時間がかかったので、
 これで決まりかと思いきや、今年の1月になって最高裁で、弁論があり、 もしや、と思っていましたら、最高裁は、今日の判決で、課税取消し、
 贈与を受けた元専務、武井俊樹氏の勝訴になりました。

 日本の元武井会長からの「住所は香港」としていた俊樹氏への贈与は、当時は、日本では贈与税課税の対象外、として、地裁では納税者勝訴だったものの、
 高裁では、事実認定として、住所は、香港ではなく、日本、として課税処分適法としていました。

 裁判長は、「仕事以外も含めた香港での滞在日数の割合は約65%、国内滞在の割合は約26%だった」として 「生活の本拠は香港だった」と認定。
 そのうえで「税回避が目的でも客観的な生活実態は消滅せず、納税義務はない」とし、

 裁判長は補足意見で「海外経由で両親が子に財産を無税で移転したもので、著しい不公平感を免れない。国内にも住居があったとも見え、一般の法感情からは違和感もある」と、したそうです。

 日経ネットのニュースによると、
 高裁敗訴で納付した1,330億円の贈与税+無申告加算税+延滞税=1,600億円に対して、
 400億円の還付加算金がついて、2,000億円還付されることになります。

 これを受けて、「武富士の責任を追及する全国会議」が、「還付金は、被害者へ」と請求を起こしていくそうですから、事件は、これで終わらないのでしょう。

 でも、400億円の還付加算金は、俊樹氏にとっては、平成23年の雑所得。
 平成23年分所得税と住民税で、200億円は、再度納税する必要がありますから、
 実質の手取りは、1,800億円です。

 被害者への弁済に充てる前に、国が、しっかり、とっていくという構図は、
 あいかわらずでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 朝日新聞社さんのウェブサイト「どらく」に、相続税増税のインタビュー2が掲載されました。

 ありがとうございました。
by expresstax | 2011-02-18 23:17 | 相続・贈与
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税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
by expresstax
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 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
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