資産税の税理士ノート

スキー&スノーボード2004-2005

日付違いの裁決の迷走

 ある裁決のことを調べていました。

 裁決とは、国税不服審判所が出す裁決書をいいます。

 税務署から納得できない処分を受けた納税者が、
 税務署長宛に不服申立をして、それでも否認の処分を受けてしまい、それを不服とした場合に、
 裁判に上げる前に、国税不服審判所に審査請求します。

 その審査請求に対して、処分取り消しや決定を受ける、
 いわば、不服審判所が出す判決文のようなものを、裁決といいます。

 TAINSで裁決文をデータ取得すると、
 関連評釈が、専門誌に掲載されていることがわかりました。
 書かれている先生に、ご意見を、ぜひ伺いたいと思いましたが、
 専門誌に評釈を書かれているのですから、
 お話するにしても、まずは、評釈を拝見してからが礼儀です。

 掲載されたというのは、もう5年も前の専門誌です。
 エクスプレスでも定期購読していますが、
 バックナンバーは、処分してしまっているとのことでした。

 それでは、と、降りしきる冷たい雨の中、
 日税研(日本税務研究センター)の図書館に行きました。
 この図書館は、税理士会が誇る、税務の国会図書館です。
 
 閲覧申込みをしながら、昔はずいぶん足繁く通ったのに(当時は田町でしたが)、
 最近は、足が遠のいていたなあ、と反省。

 ところが、司書さんに検索してもらっても、出てきません。
 そんな馬鹿な、と、
 同じ日付で、別テーマでは、その先生がお書きなので、
 その論考の掲載号を見せてもらいました。

 すると、なんと同じ日付で、別テーマ(広大地評価)の裁決があり、
 それについての論考掲載だったんですね。

 なんという偶然、TAINSがリンクミスしたんですね、と、
 一応、コピーだけとって帰りました。

 ところが、帰って、その論考を読んでいると、ところどころ、人の字で訂正が入っています。
 んー、閲覧者の誰かが、訂正してるんだな、と考えながら、
 はた、と、思いついて、TAINSで、改めて、検索してみました。
 ほんとうに、同じ日付で、2つの別な裁決がでていたのか?

 なんと、実は、専門誌に載っていた広大地の裁決は、正しくは1日違いだったのです。
 つまり、真犯人は、専門誌での校正ミスだったんですね。
 ヒトゴトではありませんね。冷や汗です。

 TAINSは、論考に記載された日付を、素直に、データベースに取り込んでいたようです。

 つまり、結論からいえば、調べていた裁決についての評釈は、どうも、
 存在していなかったようなのです。
 
 いやはや。

 徒労といえば、徒労だったのですが、まあ、こんなこともあるのでしょう。
 と、自分を慰めています。
by expresstax | 2010-10-28 23:22 | 研究
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税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
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自己紹介
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松木飯塚税理士法人
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電話 03(5413)6511

 相続税・資産税コンサルティング・税務対策・税務申告代理・税務調査立会・売上倍増指導・ 相続人様の精神サポート・後継者教育・税制改正分析・講演・著作

 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

 "Always Keep Faith"。
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