税務研究会税理士懇話会様の広島会場講演の司会進行役2日目は、
 石黒邦夫先生による法人税事例解説です。
 
 石黒先生は消費税・法人税・所得税とご担当範囲が広く、
 それら税目がクロスオーバーする事例を、
 先生は、テキパキと明解にご解説下さいます。

 ☆  ☆  ☆

 途中、建物解体取壊し費用と土壌汚染対策費用の事例について、
 資産損失の事業規模についてのご質問がありました。
 

 資産の取りこわし、除却、滅失その他で、資産が消失した場合、
 資産の未償却残高をどうするか、という問題が残ります。

 法人であれば、これを取壊損、除却損などの処理をして損失認識します。
   (取壊損) ×××円 / (建物) ×××円  ですね。

 個人の場合は、ちょっと事情が違って、
 所得税法第51条( 資産損失の必要経費算入)では、次のようにしています。
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第1項 
 居住者の営む不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業の用に供される固定資産その他これに準ずる資産(略)について、取りこわし、除却、滅失(当該資産の損壊による価値の減少を含む。)その他の事由により生じた損失の金額(保険金等(略)の補填金を除く)は、その者のその損失の生じた日の属する年分の不動産所得の金額、事業所得の金額又は山林所得の金額の計算上、必要経費に算入する。

第4項
 居住者の不動産所得若しくは雑所得を生ずべき業務の用に供され又はこれらの所得の基因となる資産(略の損失の金額(略は、それぞれ、その者のその損失の生じた日の属する年分の不動産所得の金額又は雑所得の金額(この項の規定を適用しないで計算したこれらの所得の金額とする。)を限度として、当該年分の不動産所得の金額又は雑所得の金額の計算上、必要経費に算入する。
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 つまり、法人のように事業用資産していたものの損失は、
 必要経費として全額認めるけれど、


 雑所得の損失を他の所得と損益通算させないように、
 事業的規模に満たない業務用資産の損失で不動産所得が赤字になっても、
 他の所得との通算は認めないよ、となります。


 ご質問の先生はこの点をご確認なさりたいのだと思いましたが、


 事例での解体取壊費用、つまり解体業者さんへの支払費用などは、
 資産損失とは別物です。


 資産損失は、あくまで帳簿上の数字ですが、
 解体業者さんへの支払は、実際にキャッシュアウトしてしまう経費ですから、
 規模がどうであれ、犠牲費用として、経費とみるべきなのです。
 よく区別しなくちゃなんですね。


 ご質問の先生、ありがとうございました。

 たくさんのご質問を活発にいただき、
 とてもいい事例検討会でした。

 石黒先生、広島の先生方、ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 先日和歌山城を観覧し、
 以前、福岡で福岡城を歩いてから、
 日本のお城について調べたりして、 
 そうだ、ここ広島にも広島城があったじゃないか、と気付きました。

 実は、宿泊ホテルのすぐ北側にあったのに、
 いつも反対の海側のお部屋に宿泊していたため、
 気付かずにいました。

 石黒先生のご講演が終わったあと、
 午後6時まで開城されていると聞き、
 ダッシュで広島城へ向かいました。

 御門橋からの表御門です。
 和歌山城のように、明治維新以降、軍事施設として利用されていたのを
 原爆投下により壊滅したのを復元しています。
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 石段を上って天守閣に入ります。
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 天守閣からの海側の光景、美しい広島の街が一望できます。
 お堀がとても幅広く、まるで湖に浮かんいる感覚です。
 目の前の高い建物が宿泊ホテルです。
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 城内のそこここに、被爆の跡があります。
 被爆樹木であるユーカリの樹です。
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 これら赤茶けた石垣も、被爆のためとのことでした。
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 被爆樹木のマルバヤナギは、たくさんの葉を茂らせていました。
 幹は空洞だそうです。
 広島の人々がどれだけの想いで、修復、回復させてこられたのか。
 胸に迫ります。
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 観覧者は、平日とあって、ほとんど欧米人と中国人の観光客でした。
 以前訪問した平和記念資料館といい、
 広島は、欧米人の観光客が多いですね。





 

 


# by expresstax | 2019-06-07 23:12 | パブリッシング

 税務研究会税理士懇話会様の広島会場講演の司会進行役で広島に伺いました。
 講師は武藤健造先生です。

 事例には、相続法、信託、小規模宅地、借地権課税、と
 複雑で難解なテーマがてんこもりです。

 それらを武藤先生は丁寧に解き明かしご解説くださいました。
 
 その分、後半のお時間が厳しくなってしまい、申し訳ありませんでした。
 でも、広島の先生方の積極的なご質問や研究のご姿勢に感動しました。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 先日、自宅マンションの災害備蓄品の話を書きましたら、
 エレベータの壁にその配布の告知文が掲示されていました。

 「震災用備蓄食品の配布について」として、
 備蓄食品のうち、マジックライスの消費期限が7~8月までなので、
 希望者に配布してくれるそうです。

 これが残った場合は、寄附に回されるんでしょう。

 ☆  ☆  ☆
 
 配布場所のライブラリに行ってみると、
 マジックライスの段ボールが積み上げてあり、
 好き勝手に取れるようになっていました。

 マジックライスは、防災訓練の時に一度試食したことがありますが、
 事務所でこの話をすると、食べてみたい、という声が上がったので、
 もらってきました。
 じゃーん!
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 お湯やお水でふやかすのに15分ほどかかるというので、
 ご飯炊けちゃう時間だね、と言ったら、
 それができない時のためなんでしょ、と言われちゃいました。
 そうでした。スミマセン。。。




 


# by expresstax | 2019-06-06 23:55 | パブリッシング

 マイナンバーカード交付数は、
 今年5月末時点で1702万枚だけなんだとか。

 そこで、マイナンバーカードを令和4年度から
 保険証として使えるように、と準備するそうです。

 健康保険証の代わりに使える、とするのか、
 マイナンバーカードでなければ保険証として使えなくするのか、
 までは分かりませんが、
 強制力をもって普及するには、選択ではなく、強制とするんでしょうね。

 ☆  ☆  ☆

 もともと、平成元年に国税が納税者番号制度を検討し始めたときに、
 アメリカ型の社会保障番号制度とするか、
 オーストラリア型の国民総背番号制度とするか、を研究して、
 オーストラリア型を選択し、

 でも、住基(住民基本番号)制度で頓挫し、
 マイナンバー制度を立ち上げて、
 また迷走してる状況です。

 ☆  ☆  ☆

 事務所でワイガヤ話していて、
 最初から、アメリカ型の社会保障番号でやれば、
 無駄な時間と税金は使わずに済んだのにね、
 という意見が出ると、

 そんなことしたら厚生労働省所管になって、
 大混乱になってたよ、と。

 確かに、
 厚労省と文科省にシステム能力がないのは、
 既に様々に立証済だね~、と。
 
 今度の健康保険証化の話も、
 厚労省が担当したら、
 きっと混乱するから、
 これもどうなるだろね~、
 いや、担当させないんじゃないか、とかとか、
 という話になりました。
 ちゃんちゃん。

 ☆  ☆  ☆

 ひっさびさに、アークヒルズのヒルズマルシェに行きました。
 毎土曜日に、カラヤン広場で開催されています。
 農家さんたちが出店しています。
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 新タマネギやズッキーニ、エシャロット、ほうれんそうに、ジャガイモに。。。
 新鮮なのが安いのでたくさん買い込んできました。

 一緒に買った青しそとバジルのチビ鉢です。
 ウチの食卓を美味しくしてくれそうです。
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# by expresstax | 2019-06-04 23:35 | マイナンバー

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax