お客様とのお話しの中で、戸籍謄本の取得のことが出ました。
その時にご説明したことですが。
今年の3月1日以降、
戸籍を、自分の最寄りの市町村の窓口で取得できる
戸籍の広域交付制度が始まっています。
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相続手続に際し、
亡くなった人とその相続人の生まれた時からの戸籍謄本を添付して、
税務申告や金融機関での預貯金の名義変更手続、
法務局での不動産の登記名義変更手続をします。
戸籍謄本は、その人の本籍地の市町村役場の戸籍課で発行されます。
が、出生から亡くなる日までに戸籍が移動していたならば、
本籍地だけでなく、過去の本籍地を順番に辿って、
戸籍謄本を取得して相続関係を確認しなければなりません。
戸籍は、新本籍地に移転して新しく作られているので、
過去の本籍地の戸籍謄本のことを、
改製原戸籍謄本といいます。
昔の役所の人は、「はらこせき」なんて呼んでました。
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この過去の本籍地の役所に照会しながら、
郵便小為替同封で依頼して、
そこから戸籍謄本を送ってもらい、
またそこから過去の本籍地に同じ手続を繰り返して、
というのが大変で、
メゲてしまう人も多いそうですが、
そんな時は、税理士や弁護士などの専門家に依頼すれば、
費用はかかりますが、職務上請求で、取得することもできます。
が、本当は、自分で、自分の本籍、親の本籍を辿りながら
調べるのが一番いいんです。
今年から始まった戸籍の広域交付制度で、
直系ならば、あちこちに郵便で請求しなくても、
地元の窓口で取得できちゃいますから、
時間はかかりますが、ラクチンにはなりました。
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試しに、自分の戸籍謄本取得をやってみたときは、
役所間は、どうせ電子データでやりとりするはずなのに、
3代辿るのに、1か月以上かかる、という不思議現象はありましたが。
もう、そろそろ、各自治体も、手続に慣れてきたのではないでしょうか。
ちなみに東京都港区は、戸籍謄本や住民票の交付手数料はかかりません。
他地区は1通300円位と思います。
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としてこうして、戸籍を元に、家系図を作っていくと、
それによって、自分や親のルーツが分かり、
家族のストーリーが見えてきます。
こんどの事務所セミナーでは、そんなこともお話ししましょうね。
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お客様が、ご自身の行きつけのキャピトル東急ホテルの
お食事券を贈って下さいました。
ありがとうございます。
わやわや検討して、和食の水廉さんに予約して、
いそいそと行ってきました。
八寸から始まった、とても美味しい会席コースをいただきました。
ありがとうございました。
帰りは、お隣の日枝神社にお参りしてきました。
右に見えるのが、キャピトル東急ホテルです。