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間違い残高証明書、そして眞子様ご婚約

 ご相続のお客様にご預金の残高証明書を取得して戴き、
 財産目録を作成していきます。

 担当メンバーさんが、あれ?
 この預金の残高証明書、
 確かに、普通預金口座番号××× 〇〇〇円、って書かれてるんですがぁ、
 この口座の預金残高証明書は、残高△△△円で通帳通りのが別に来てるんですぅ、
 発行者の印鑑も、割印も、確かなんですぅ
 金額は借入額と同じで、借入の残高証明書は来てないんですぅ、と。

 みんなでドレドレと覗き込んで、
 え~?!
 まぁさか、メガバンクが残高証明書を間違って出すわきゃないよぉ、
 ありえない~、
 こんなことしたら始末書もんだよ~、
 首飛ぶよ~、
 
 てな会話をやっていて、
 とにかく、お客様に確認してもらいました。

 結果は、銀行さんの間違い。 w(`0´)w オイ
 速攻で正しいのに差し替えてもらいました。

 もちろん、担当メンバーの言う通り、正しくは、証書貸付残高 〇〇〇円、
 預金と融資で残高証明書の書式自体も違うようですのに、
 なぜチェックをくぐり抜けてしまったのでしょうね。

 弊社では初めてのことで、
 担当メンバーのMさんは、良い経験をしたね、というところですが、
 くだんの銀行さんの後始末については知るよしもありません。(-。-)

 昔の銀行は、こんなミスはありえなかった、なんて言ってないで、
 こんなことも、アリと、考えて対応しなくちゃならない時代なんですね。。。

 ☆  ☆  ☆

 先日、ここで秋篠宮邸をチラ写ししてましたら、
 秋篠宮様の眞子様がご婚約とのことで、
 おめでとうございます。

 赤坂御用地の巽門前に、報道陣が集まっていました。
 この後も、テレビ中継車が続々と駆けつけていました。
 ご近所としては、あまり騒がないでお祝いしてあげてね、の気持ちです。(^^ゞ
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by expresstax | 2017-05-17 23:35 | プロフェッショナル  

現地調査、そして牡丹と石楠花

 ご相続のお客様の不動産の現地調査に伺いました。
 お勤めのご相続人様たちですので、土曜日です。

 多くの土地がありますが、全土地について測量図がありますので、一部のみ計れば良い、との見込での装備で伺いました。

 広い土地と広い青空は、とても気持ちよく、
 菜の花やれんげ、クローバー、あざみ等々の花々が咲き、
 楽しく現地確認ができました。
 ありがとうございました。

 一部に、鉄道線路沿いの土地がありました。

 騒音測定器を持参していましたので、さっそく電車の通過時に測定すると、
 80デシベル越え。
 その後、何本かの電車通過時に、90、100デシベルを計測し、
 記録を取りました。

 もちろん、騒音が既に路線価に反映されていれば、減額はできませんが、
 路線価図で見る限り、線路から垂直路線を見ても、並行路線を見ても、
 路線価に反映されていません。

 減額を検討しよう、ということになりました。

 その他、市街化調整区域の雑種地なども拝見して、
 まさに現場を見なければ、足を入れてみなければ判断できない要素を発見しました。

 ご相続人様たちが、アテンドして見て下さいました。
 検討してご報告申し上げます。
 一日、ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 丹精された、お手入れの行き届いた素晴らしいお庭も拝見しました。
 財産評価では悩ましいところですが。。。。

 亡きご主人様と一緒に大切にお育てになったという牡丹が、見事に大輪の花を開いていました。
 素晴らしいです。
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 石楠花(シャクナゲ)です。
 淡く美しい大輪の花にうっとりします。
 亡きご主人様と奥様、ご家族様の生活のお姿とお人柄がそのまま伺われ、感動しました。

 ありがとうございました。
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by expresstax | 2017-04-24 23:39 | 財産評価  

現地調査の鬼軍曹

 ご相続のお客様の不動産の現地調査に伺いました。

 弊社が陣頭指揮を執って、ご相続人様と顧問の不動産コンサルタントさんに立ち会って頂きながらの現地確認と、計測です。

 不動産には、山あり、宅地あり、貸地あり、大きな大きなご自宅あり、複数棟の賃貸物件あり、です。

 大きな筆が、複数の利用画地になっている箇所がいくつもあり、
 予め、弊社メンバーMさんが測量図・公図・住宅地図をベースに立ち上げてくれていた図面に、計測距離を書き入れていきます。
 計測は、いわゆる現調七つ道具であるステッキメジャー、小メジャー、中メジャー、大メジャー、音波計測器等を組み合わせながら進めます。

 急傾斜の市街地山林は、もうすでに評価方法は検討済みですが、
 立木評価する樹木の樹種も確認しなければなりません。

 今回はメンバーのMさんにリーダーをお願いし、我々は手足となって動く、という計画で進めたところ、
 Mさん、一緒に歩いた不動産コンサルタントさんが 呆れる舌を巻くほどの大頑張りです。
 テキパキと指示しながら先頭切って進むMさんの後を、
 ロートルたちががフウフウ言いながら付いていきました。
 Mさんには、謹んで、「鬼軍曹」の称号を与えて差し上げましょう。(^^);;

 でもその頑張りのお蔭で、日が暮れる前に、なんとか全体の計測が終わりました。
 帰りに、お疲れ様の打ち上げに繰り出したのは、いうまでもありません。
 ほんとに、お疲れ様でした。

 ☆  ☆  ☆

 桜の下で、はい、記念写真です。
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by expresstax | 2017-04-15 23:47 | 財産評価  

税務弘報平成29年5月号に掲載されました。そして、ドコモタワーのライトアップ

 月刊税務弘報平成29年5月号に論稿が掲載されました。
 「特集 岐路に立つ資産税実務」のうち「タワーマンション節税規制の動向と考察」です。
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 タワーマンションの評価について、
 不動産の評価そのものの位置づけのなかで、
 お客様も関心の高いテーマです。

 実需資産と未利用資産の評価についてなど、深堀りしたいなあ、と思いましたが、
 紙数の関係で、断念しました。また機会があればと思います。 

 ☆  ☆  ☆
 
 自社株評価については、パブリックコメントに基づいて山本和義先生が書いて下さっています。
 広大地評価のパブコメは、来年になるのではないかとのことですが、
 改正については、目が離せませんね。

 ☆  ☆  ☆

 4月に入って、新宿のドコモタワーがライトアップされています。
 一昨日撮った写真ではわかりにくいですが、赤です。
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 と、この日のライトは、赤のシマシマに。
 天気予報サインなんだ、とかのウワサもありますが。d0054704_17574454.jpg





























 

 

by expresstax | 2017-04-05 23:56 | パブリッシング  

類似業種株式評価改正のパブコメ募集、そしてチューリップ

 平成29年度税制改正大綱で、自社株評価の際の類似業種比準価額の評価方法の改正が挙がっていました。

 そのパブリックコメント募集要領が、公表されました。

 もう既に今年平成29年1月1日から適用開始されているものが、
 開始後にようやくパブコメに付され、その結果を受けて、6月頃通達改正に及ぶという、
 例のごとく、何だかなあ、の流れです。

 ☆  ☆  ☆

 経験的には、税制関連で、パブコメで公示された内容が、
 パブコメを受けて修正されるといった前例はないので、
 この通りで、通達改正へ進むのだと思います。。

 配当・利益・純資産の比重変更は既に大綱に記載されていましたが、
 会社規模基準については、これで明らかにされたと言えます。

 概ね減税と聞いていましたが、簿価総資産の大会社区分が、
 従前は10億円以上で大会社だったのが、
 改正後は、15億以上がでないと大会社にならないところは、
 厳しくなっているようですね。

 お客様の自社株価の検証をしていかねばなりません。

 ☆  ☆  ☆

 お客様から、例年のように、チューリップを贈っていただきました。
 甘い香りがいっぱいです。
 毎年、ほんとうにありがとうございます。 
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 暖かい執務室に飾った花は、こんなに大きく開きます。
 ありがとうございました。
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by expresstax | 2017-03-01 23:46 | 財産評価  

まだまだ現調・役調。。。、

 先日、役所調査のことを書きましたが、
 別なお客様の不動産物件の現地調査と役所調査です。

 不動産物件の場合、現地とその管轄のお役所は、通常は数駅しか離れていないので、
 同日で行くのがスケジュールとなります。

 この日は、都内に散在する複数の物件の現地と、その管轄役所を回ります。

 全部、測量図はありますので、七つ道具は持たず、
 メンバーのMさんと、勇んで出かけたものの、
 とにかく、全物件で、都内を1周するほど、それぞれが離れています。

 駅から駅へ乗り継いで、
 途中、駅~現地~駅~役所が、めちゃ不効率なところは、
 駅~現地~タクシー~役所~駅、と、
 タクシーも利用します。

 アイフォン名人のMさんが、楽で、早くて、安い道順をさくさくと調べて、
 リードしてくれます。

 お昼は、M区役所の職員食堂を利用してみました。
 安いし、意外に美味しいことを発見しました。

 ほどんど弥次喜多道中でしたが、
 前回調査と合わせて、調査の手順と要領をMさんが覚えてくれましたので、
 これからは、手分けして動けそうだね、と、
 ほこほこと帰ってきました。

 今日は一日、お疲れ様。
 ゆっくり休んでね。

by expresstax | 2017-02-13 23:00 | 財産評価  

雪の中の役所調査

 雪です。
 下から吹き上げるように、雪が舞い上がってきます。
 赤坂御用地の向こうの西新宿も、消失しています。
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 ☆  ☆  ☆

 こんな日ですが、横殴りの雪にヒキながら、予定の役所調査に出かけました。
 日程がパツパツなので、雪でも、嵐でも、予定のずらしようがないのです。

 役所調査といっても、今回は特別です。

 〇〇の評価をするのに、通常の〇〇での評価方法では、億単位の評価額となってしまいます。
 減額は可能ですが、限度があります。

 では、鑑定か、とも考えていたのですが、
 
 この間、親しくさせて頂いている国税OBのS先生から、
 〇〇な場合は、〇〇の評価を採用できるんだよ、とサジェストいただきました。

 えーーーっっ!
 そんなことは、どこにも書かれていません。
 でも、通達を読むと、確かに、そうも読めます。

 参考書やネットで調べると、あるわあるわ、全然違うことが、わんさか。

 アドバイスにしたがって、お役所に直撃調査です。

 ☆  ☆  ☆

 お役所は、雪のためか、ほとんど来所客もないようで、
 お役人さん、すぐ出てきてくれて、とても丁寧に対応してくれました。

 そして、しらべていただくと、
 結果、数十万円となります。
 
 でも、ん?
 それって、〇〇ですよね、とさらにツッコんで伺うと、

 当管区内には、〇〇〇ません!と、お役人さんは、断言。

 ん-。ちょっと割り切れないまま、

 いやー、〇.〇億円のが、〇十万円になったのだから、と
 ブチブチ思いながら、一定の成果として帰りました。

 が、お役所から、追って連絡が来ました。
 〇〇〇でした!と。

 今度は、詳しく調べて下さっていました。
 雪の日ならでは、だったかもしれません。

 伺ったデータで計算すると、
 おー! 〇万円に落ちました。

 その差、〇.〇億円以上です。
 ありがとうございます!!
 お役人さんがそこにいたら、ハグしちゃったでしょう。

 というより、お教え下さったS先生、さまさま、です。
 ありがとうございました。

 お客様に報告できる日が楽しみです。(^^)v














 
 
 
 

by expresstax | 2017-02-10 23:38 | 財産評価  

自社株計算の法人税相当額は38%→37%、そして自分カルテ

 自社株の財産評価通達の純資産価額方式で評価する場合に
 純資産価額から法人税相当額を差し引きます。
 この法人税相当額は、法人の清算の際の所得課税に対応する税率で決められます。
 清算所得課税だった以前は、清算所得の税率、
 現在は、実効税率で決められます。

 法人税率の引き下げを受けて、
 平成26年4月以後の自社株の相続贈与については、40%、 
 昨年平成27年4月以後は、38%
 そして、今年平成28年4月以後は、37%になりました。

 平成28年4月6日付法令解釈通達課評2-10他
 「財産評価基本通達改正の一部改正について」の
 (評価差額に対する法人税額等に相当する金額)186-2が新旧対照となっています。
 通達では4月6日付けですが、4月25日に公表されています。
 
 そんなの知らなくて、4月10日に自社株贈与しちゃったら38%でやっちゃって
 違っちゃうじゃん、という向きもあるかもですが、
 申告するのは、贈与なら来年の3月15日、相続なら早くても来年の2月1日の
 申告期限に間に合うんだから別にいいじゃん、というのが国税さんのスタンスでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 平成26年法人税引き下げで40%になったときには、国税さんも
 こんな「資産評価企画官情報第1号 資産課税課情報第7号」なんか出しちゃって、
 実効税率の計算を懇切丁寧に説明してくれちゃっていましたが、

 今回は、さくっと改正通達部分だけの公表になっています。

 ☆  ☆  ☆

 実は、昨年の平成27年12月27日の弊社事務所ニュースでの税制改正特集で、
 相続・贈与税制改正事項トップは、「非上場自社株純資産価額評価額が上昇」でした。
 
 松木代表が引き下げ予想の法人税額相当額を計算してくださって、
 改正前38%→改正後37%、というのも、しっかり書かせていただいていました。

 端数処理の問題もありましたから、予想通りで良かったね、となりました。

 ☆  ☆  ☆

 いえ、年々法人税相当額が下がって、
 自社株価は、黙っていても上がって、
 相続税・贈与税の負担は、ジワジワと重くなっていきますから、
 「良かった」なんて言ったら、張り倒されますね。
 
 昔の法人税相当額50%台の時代を思い出すと、隔世の感があります。

 ☆  ☆  ☆

 ボランティアで伺った港区さんの健康講座で、
 港区さんで発行している「自分カルテ」を配りました。
 自分の身体や病気のデータを記載するだけでなく、
 世代別の健康のポイントも書かれています。
 
 病気って、その時は、大変だ~!とあわてますが、
 治ってしまうと、ケロっと忘れちゃったりしませんか。(自分はそうです。(^^ゞ)
 お薬手帳と一緒に、活用できるといいですね。
 この平成28年4月から、薬局にお薬手帳を持参すると、お薬代が20円くらい安くなるそうです。(^^)b
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by expresstax | 2016-05-11 23:19 | 自社株  

平成28年地価公示価格は全国アップ、そしてありがとうございます。

 平成28年1月1日の公示地価が公表されました。
 全用途平均で0.1%上昇、とのニュースを見て、
 あーあ、路線価もアップだね~、
 株式が、去年の1月1日と比べてこんな状態なのに、ねー、と話しながら、

 さっそく国交省の土地総合情報ライブラリーにアクセスするも、
 集中しているのでしょうか、全然、ページが開きません。
 夜、再度確認して、ようやく開くことができました。

 東京圏は、住宅地で1%増、商業地で3.5%増、
 他の地域も、ほとんどがアップしています。

 銀座が+18.6%増だの、
 赤坂一丁目(溜池)が+12.8%増だの、
 イケイケで買われて建築中の都心は、
 今がどうかに関わらず、走り始めてしまった数字、という様相です。

 公示価格が上がり、
 相続税路線価が上がり、
 現実には、国際テロだの、災害リスクだの、下落含みです。

 高い評価で、増税もあって高い税金になるのに、
 納税できない、なんてことが想定されそうです。

 ☆  ☆  ☆
 
 確定申告が終わり、
 お待ち頂いていたご相談が始まりました。
 申し訳ありませんでした。
 さっそく進めていきましょう。

 ☆  ☆  ☆

 確定申告を担当したお客様から、「お礼」としてお菓子を贈っていただきました。
 成城の名店アルプスさんのクッキーの詰め合わせをいただきました。
 お心遣いをありがとうございます。
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 あまおうイチゴを戴きました。
 とても良い香りです。ありがとうございます。
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by expresstax | 2016-03-22 23:47 | 不動産  

「タワマン節税」に固定資産税評価引き上げ?そしてお客様資料のアンコ

 お客様からご質問をいただきました。
 ありがとうございます。
 
 先週、平成28年1月24日付日経新聞の
 「『マンション節税』防止 高層階、相続税の評価額上げ」記事についてです。 

 新聞を読んで、あーあ、と思っていましたが、ご質問をいただきましたので、
 やはり、ここでも書きますね。

 ☆  ☆  ☆

 現在は、マンション1戸の固定資産税課税標準は、建物の全体の固定資産税評価額を持分割合=専有面積割合に按分した価額とされています。

 それを、「実際の物件価格に合わせ、階によって評価額を増減するよう計算方法を見直す。」というのです。
 「高層マンションの20階は1階の10%増し、30階は20%増しといったかたちで一定の補正を行う案が有力だ。」そうです。

 総務省と国税庁が協議して、今年平成28年秋に総務省令改正案、税調で議論し、平成29年に省令改正、平成30年1月から実施、というタイムスケジュールまで書かれています。

 ☆  ☆  ☆

 さて、本気で、財務省と総務省が、固定資産税評価基準の見直しに動くのか、というのがご質問です。

 お答えとしては、抜本的な評価基準改正が必要なので、即座には、考えにくいのですが、
 昨今の財務省や総務省の無茶ぶり理屈抜きのひたすら増税志向税制改正の流れからは、
 あり得なくもないですかね、というところです。

 ☆  ☆  ☆

 現行の固定資産税評価基準の原則では、
 家屋は、売買価額でもなく相場時価でもなく、再調達価額で計算してきました。
 再調達価額を基礎に、基準年ごとに経年減価計算を行います。

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固定資産評価基準 第2章 家屋 第1節 通則
一 家屋の評価は、木造家屋及び非木造家屋の区分に従い、各個の家屋について評点数を付設し、当該評点数に評点一点当たりの価額を乗じて各個の家屋の価額を求める方法によるものとする。

二 各個の家屋の評点数は、当該家屋の評点数は、当該家屋の再建築評点数を基礎とし、これに家屋の損耗の状況による減点を行って付設するものとする。この場合において、家屋の状況に応じ必要があるものについてはさらに家屋の需給事情による減点を行うものとする。
==============================

 そしてマンションのような「区分所有権」(建物区分所有法第2条(定義))の場合は、
 区分所有権を有する人たち全員で、建物の共有部分と土地を持分に応じて共有します。

 でも、建物は、構造上1棟で成立し、どの1室を欠いても、建物として成り立ちません。
 1階の101号と、20階の2001号の1㎡あたりの家屋の再調達価額は、同じです。

 そのため、区分所有者の所有家屋の専有部分と共有部分の評価の算定には、
 1棟の再調達価額を、専有面積割合で按分するという評価方法を採用しているのです。

 また、上記の二のうち、「家屋の需給事情による減点」とは、
「家屋の減点補正率は、建築様式が著しく旧式となっている木造家屋、所在地域の状況によりその価額が減少すると認められる木造家屋等について、その減少する価額の範囲において求めるものとする。」とされています。(固定資産評価基準解説家屋篇第2節六)

 つまり、草葺の家屋等は、再調達価額は、今となっては高額となったとしても、最近の生活様式に適合しない家屋は、需給上価額が減少するので、減点補正率を適用しなさいよ、としています。

 今回報道にあるように、階数による増加点補正という基準を導入するには、根幹から評価方法の見直しをすることになります。

 それに、階数で、本当に高いフロアに加点すべきなのか、
 震災後は、低層階の方がよかったじゃないか、
 空しか見えない高層階より、緑の見える4階くらいの方がいいじゃないか、
 方角は、東南の方がいいとは限らないだろう、いまの共同戸建てだって方角調整はしていないじゃないか、
 隣地に高層ビルやタワーマンションが建って、眺望が得られない場合も加点するのか、
 マンションの分譲販売だって、1期販売と2期販売で、どんどん価格を変えているじゃないか、
 などなど、

 一律に高層階に加点べきかどうかは、評価基準自体に遡って、
 日本不動産研究所や鑑定士協会さんと、大いに研究してもらって、初めて始まるお話でしょう。

 固定資産税は、収入があろうがなかろうが、
 所有するだけで、毎年現金払いの税金です。
 担税力無視の税金なので、その基準を改定するのは、とても重大な変更となるからです。

 それを、政策目的や担税力の異なる相続税の評価に準用してきたのが歴史ですから、
 相続税評価のために、固定資産税負担を引き上げるという結果となるとすると、
 本末転倒となります。

   ☆  ☆  ☆

 とはいえ、全国知事会や全国市長会、町村会から固定資産税の増税の訴えを受けている総務省さんにとっては、
 マンション高層階について、加点方式で固定資産税評価額が増額でき、増税できるなら、渡りに船。
 財務省・国税庁からの要望があったとあれば、
 固定資産評価基準の従来の法則なんぞ、平気で踏みにじって、政令・通達改正、堂々と増税、
 というのも、ありえなくもないのでしょう。

 あるいは、総務省さんのガードが堅く、従来基準の見直しに及び腰となるのであれば、
 国税庁サイドで、調査研究の上、財産評価基本通達見直しを行う、 というところでしょう。
 でも、それがさくさくできるなら、総務省まで、コトを持ち込まなくて済むはずでした。

 さあ、どうなるでしょうか。

 ☆  ☆  ☆
 
 お客様たちから、続々と、確定申告のご資料が届いています。

 今日、届いた箱を開けてみたら、大きな伊予柑とフルーツトマト、その下にご資料が入っていました。
 つまり、資料と箱の隙間を埋める詰め物=アンコだったんですね。
 
 さっそく、美味しく戴きながら、着手させていただきます。
 ありがとうございました。
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by expresstax | 2016-01-29 23:13 | 財産評価