税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

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 先日、税理士先生からのご質問をいただいた問題です。

 過去にも、同様な質問があり、
 その時にも、ちょっと気になっていたので、書きます。

 ☆  ☆  ☆

 ご質問は、
 難解な問題が起きたとき、所轄税務署の事前相談に行き、
 そこで、バツと言われてしまつた。
 そこでいろいろ調べて、講演会に行くと、講師はマルだと説明している、
 講師に個別に質問しても、マルだと答えられる。
 どうしたものだろう、というものです。

 その時の、我々講師陣も、マルだとお答えしていました。

 ☆  ☆  ☆

 なぜ所轄署に相談担当官はバツだと答えたのか、

 持参資料の不足か、
 相談者の説明の不足か、
 担当官の見識不足か、
 そもそも、法律が予定していない、回答のない問題なのか、
 それはわかりませんが、

 バツだと答えられたときに、なぜバツなのか、
 その点を、よく確認することです。
 根拠法何条の何項のどこに非該当だから、バツだ、と
 明確にならねば、事前相談に行った意味がありません。

 ☆  ☆  ☆

 税務の事案について、相談できる場所はいくつもあります。

 所属税理士会の会員相談室や、
 支部の相談室もあります。
 税務研究会さんの懇話会のような機関、
 日税研の相談室、等々、

 無料・有料さまざまですが、
 そうした相談室に予め相談して、

 マルかバツか、ではなく、
 どこにどんな論点があって、
 それはどう考えるべきか、明らかにして、

 ひとつひとつを丁寧に明確にしていくことです。
 所轄税務署に行くのは、その後です。
 
 事前相談では、こうして外堀から固めた上で臨むとよいでしょう。
 
 ご質問者様には、再度、チャレンジしていただくことになりましたが、
 無事に進むこと、お祈りしています。

 ☆  ☆  ☆

 福岡からの帰りの飛行機。
 駿河湾の向こうに、富士山が見えてきました。
 故郷の空を越えて、いつ見ても、ほっとします。
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by expresstax | 2016-07-05 23:54 | 税理士
 ご相続のお客様が、お役所から証明書を受け取られました。
 被相続人様の保険料の過誤納還付通知書です。

 介護保険料や後期高齢者医療保険料など、
 未経過分の払い過ぎ保険料は、亡くなられた日をもって、精算されます。
 
 金額的には大きくなかったとしても、
 法律的には、被相続人様の遺産として扱われ、
 その還付受給権は、遺産分割対象です。
 相続税では、未収金=相続税課税対象財産として扱われます。


 ところが、お客様、受け取った通知書をめくってみると、
 下に、違う人の過誤納還付通知書が貼り付いていたそうです。

 どうしましょう。。。
 ということで、弊社にお持ち下さったのですが、
 あら、まあ。

 発行した自治体に然るべく教えてあげるのが筋ですが、
 発覚した自治体、エライことになるでしょう。(合掌)

 ☆  ☆  ☆

 でも、こんなことって、よくあることなのでしょうか。

 以前、ご相続のお客様のところに、国税さんから書類が誤送されてきたことがありました。

 それも、中身は、金融機関さんへの照会文書です。
 照会対象は、お客様の口座やご親族の口座内容に関するモロモロ。
 ほー、預金照会って、こんな風にやるのね、と我々も感心して拝見しましたが、
 問題は、その先です。

 このお客様は、きっぱり、「無視します、教えてなんかやるもんですか」、と。
 放置なさいました。

 つまり、国税さんサイドでは、金融機関に送ったはずの文書が、
 どこかで迷子になった結果になったはずです。(合掌)
 
 で、その顛末は?
 いえ、ここでは書けませんので、あしからず。(^^ゞ

 ☆  ☆  ☆

 一日、一日、春めいてきました。
 お役所さんも、春だからか、木の芽時、なのか、
 気を付けて下さいね。
 
 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルの周りの春が、芽吹き、花開いてきました。

 ピンクの満天星(ドウダンツツジ)です。
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 白の沈丁花が、とても良い香りです。
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 赤坂豊川稲荷の緋寒桜は、満開、雨で一部散り始めています。
 そろそろソメイヨシノにバトンタッチですね。
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by expresstax | 2016-03-18 23:46 | 相続・贈与
 お客様と、
 医療費控除の対象となる医療費支出について、ひとしきりお話しがあったところで、
 医療費の領収書って、どこまでチェックされるんでしょうね、というお話しになりました。

 ちょうどこの日のネットの記事で、
 「医療費控除について、税務署は領収書をすべてチェックする」という記事が上げられていました。
 「元国税調査官」さんである税理士先生によれば、
 医療費の領収書は、1枚1枚、すべて確認するとあります。
 
 ☆  ☆  ☆

 提出されれば、確認しています、と対応せざるを得ないのはわかりますよね。

 見解はいろいろあるでしょうが、

 実は、
 現在の電子申告制度では、領収書の記載内容の入力がある場合は、
 医療費の領収書は、「第三者作成書類」として
 確定申告書に添付する必要なく、提出省略することができます。

 平成20年1月4日以後提出確定申告書についての制度であり、 
 弊社でもこの方式を進めています。

 そうすることによって、医療費領収書をお客様の手許で保存することができ、
 医療記録として活用していただくことができるからです。

 今の国税さんの制度は、電子申告を含め、 
 昔に比べ、ずっと大人の制度に成長していると考えたらよいでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 「正直者がバカをみる世の中にしたくない」という言葉は、
 以前に、国税マンさんから伺いました。

 医療費控除制度そのものが、
 治療で大変な出費があるときに、
 税金を軽くできるように、という救済規定です。

 そして、実は、医療費控除で患者さんたちに領収書を提出させてきたのは、
 患者側から提出された領収書と、医療費の受取者=医療機関の帳簿を付き合わせる、抽出調査することによって、医療機関の脱税を摘発することが、その主たる目的でした。

 でも、それも、昨今のKSK(国税総合管理システム)や、ITC化、電子申告、
 さらにはマイナンバー制度のスタートにより、
 医療機関の脱税摘発は、過去に比べて飛躍的に簡単になっているはずですから、
 ニーズは低くなっているのでしょう。

 ☆  ☆  ☆ 

 ネットの記事にあるように、 
 国税さんが、わざわざ莫大な人件費をかけて、
 患者さんたちの医療費を否認するために躍起になっているのではないことを、
 お客様にもご理解いただければ、税制の理解のためにも良いのではないかと思っています。

 ☆  ☆  ☆

 確定申告のキックオフに行ってなかったよね、とのことで、
 以前から話題にのっていたステーキランチに繰り出しました。
 なぜか、男性が「行かな~い」とのことで、
 女子肉会と相成りました。

 話題のお店は、赤坂でも隠れ名店?
 希少部位シャトーブリオンをステーキで焼いてくれます。
 400gまで選べるそのお店は、どうも、おぢちゃんとおばちゃんが切り盛りしてる様子。

 全員が、250gをチョイスし、ただし焼き方は、普通(ミディアム)とレアに分かれます。
 どーんと出てきたステーキは、レアがぶ厚め、普通がちょっと叩いてあって薄め(でも厚い)でしたが、
 脂身が全くなく、柔らかでクセのないお肉は、ほんとうにシャトーブリアン。
 ワーっといいながら、ぺろりと完食してしまう女子部でありました。
 次は、アレにしようか、と、また来る気、満々です。(^^ゞ
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by expresstax | 2016-02-23 23:09 | 確定申告
 法人化をご検討中のお客様とのお話しです。

 役員報酬額を決めるのに、
 勤務時間や業務内容によって、どうしたらいいか、

 お知り合い様が、お知り合い様の会社での役員報酬について、
 税務調査で否認を受けてしまったそうなのです。

 ☆  ☆  ☆
 
 こうした金額認定の問題では、とてもよく出てくるご質問なのですが、
 会社からの報酬が、低いか高いかは、
 その法人の利益やその役員様の貢献度により、
 個別に検討して決めて頂くべきものです。

 役員は、法人との委任契約により、その経営責任の遂行の対価として、報酬を得ます。
 従業員(労働者)は、雇用契約により、その労働への対価として、給料を得ます。

 その基準は、全く違います。

 一番汗をかいた人が、一番エラくて、一番高い対価を得るなら、
 会社で、お掃除のおばちゃんが一番高い報酬になるでしょう。

 もしかしたら、お客様やお知り合い様の誤解の原因は、
 個人事業者時代に、
 ご家族が家族従業員=事業専従者としてお給料を受けていたときと、
 混同しているのじゃないか、という意見がでました。

 青色事業専従者は、まさに事業に専従して、
 その必要経費となる給与額は、
 
「労務に従事した期間、労務の性質及びその提供の程度、
 その事業の種類及び規模、
 その事業と同種の事業でその規模が類似するものが支給する給与の状況
 他の使用人が支払を受ける給与の状況
 その事業の収益の状況に照らしその労務の対価として相当であると認められるもの」
 (所得税法57条、所得税法施行令164条)
 とされています。

 これは、そもそも生計一で、同じ家族でポケットも一緒、
 そんな中で、給与ったって、お手盛り。そのままじゃ認めにくいよね、
 だけど、具体的にこうした労働をしているから、適正額は経費として認めるよ、という制度です。

 この家族従業員の給与必要経費算入額の問題と、
 家族であれ、会社法上の取締役の経営責任を負う家族役員の報酬が、
 
 どうも、ごちゃ混ぜになっているのではないでしょうか。

 あるいは、ごちゃまぜになっているのをいいことに、
 お知り合い様の会社の場合も、
 税務調査の場で、調査官が「ふっかけ・ゆさぶり」をして、
 あたかも、役員報酬も、労働の従事度合いで決めねば、という空気を醸しているのではないでしょうか。

 もちろん、役員という以上、名目だけの、なんら経営に後見しない役員では、論外。
 昔、野村沙知代事件なんてのもありましたが、
 いかに役員といえど、架空給与は、完全な脱税です。
 
 ☆  ☆  ☆

 中小企業の会計については、以前にもこのブログで書いた記憶がありますが、
 特に、数字に関すること、基準に関すること、税務上は認定に関わる部分については、
 しっかりとその法律の意味と、税務上の考え方を理解していただくことだと思います。

 そうして、胸を張ってどんどん発展していける、
 素晴らしい法人を築いていきましょう。

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルの公開空地の庭園は、黄色いツワブキが満開になっています。
 年ごとに、背丈が高くなっています。
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by expresstax | 2015-10-28 23:37 | 提言
 今日は、年に一度の麻布税務署さんとの連絡協議会に出席しました。

 弊社の所属所轄である麻布税務署の指定官職(一般企業での管理職)さんたちとの交流会です。

 国税庁のホームページにも出ていましたが、
 消費税増税後の滞納が激増しているとのことで、
 滞納予防について協力要請がありました。

 確かに、法人税や所得税と違って、
 消費税は、赤字でもかかってしまいます。

 顧問税理士先生のいる事業者さんは、ちゃんと資金繰りのご指導をうけてらっしゃるでしょうが、
 顧問のいない事業者さんは、なりゆきで経理していくと、
 申告時になって、納税資金不足!ということになって、あわててしまうのかもしれません。
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 連絡会のあとは、いつもの意見交換会です。
 税務署の現役一統(一部門統括官)さんたちやOB先生たち、麻布支部の先生たちと、
 楽しく呑み食べ、お話しを伺いました。

 そうか、そうだったのか!のお話しが満載。

 ありがとうございました。(^^)





































 
 
by expresstax | 2015-08-20 22:27 | 税理士
 先日、ここで森トラストさんの国税不服審判所での裁決結果のことを書きましたら、
 ご質問を戴きました。
 ありがとうございます。

 つまり、こんな150億円もの税金の取り戻しができて、
 国税はむちゃくちゃ口惜しいだろうから、今度は裁判に上げて、
 次に裁判で納税者が負けたら、また納めなくちゃならないのか?
 そんな多額の税金が行ったり来たりするのか?というご質問です。

 ☆  ☆  ☆

 はい、それはないんですね。

 結論から言えば、国税不服審判所で国税さんが負けた(「取消」といいます。)場合、
 裁決を不服として、国税さんは「訴訟」に上げることはできません。

 ここで、ジ・エンド。決着です。
 森トラさんは還付を受けた税金を二度と払うことはありません。

 ☆  ☆  ☆

 このあたりの行政手続の流れって、分かりにくいかもと思いましたので、
 ちょっとおさらいしてみましょう。

 そもそも、
 税務調査で、例えば、納税者は1万円として申告していて、調査官は10万円だ、と主張した場合。

 まず、調査官は、10万円として申告しなさいよ、という
 修正申告の勧奨(かんしょう=すすめること)ができます(国税通則法74条の11第3項)。

 ここで納税者が、本当は1万円なのにぃ、と思いつつ、
 調査官の言いなりに10万円として修正申告してしまうと、
 もう、それでその件については、10万円と認めたとして、そこで終わりです。
 もちろん、差額の9万円と過少申告加算税や延滞税を払います。
 納税者が、後で、やっぱり1万円が正しいぞ、と考え直しても、後の祭り、どうにもできません。

 納税者が、修正申告の勧奨に従わず、絶対1万円です!と主張して、
 国税は、10万円だと認定しようとするならば、
 国税が、10万円として、更正(こうせい)処分を行います。
 納税者は、更正通知を受けて、差額の9万円と過少申告加算税や延滞税を払います。

 もちろん、それは納税者の本意ではありませんから、
 納税者は、更正処分を受けたら、今度は税務署長に対して2ヶ月以内に異議申立てをします。
(青色申告の場合は、異議申立てを飛ばして、直接審査請求することもできますが、
 所得税の譲渡所得や相続税申告などの場合は、まず異議申立てが必要です。)

 税務署長が、異議申立について審査して、3ヶ月以内に異議決定処分をします。

 税務署長が、おいおい、あの調査官は、とんでもないことを現場でやってるな、と判断して、
 はい、おっしゃるとおり1万円が正しいですね、と認めれば、これで解決、
 追徴された9万円+加算税延滞税モロモロ+還付加算金(遅れ利息)が戻ります、というのは条文上。

 通常、更正処分を打つときは、ちゃんと税務署の上部や国税局等の審理を経ているので、
 こんなことは、たぶん、マレなんでしょうね。

 そりゃあウチの調査官の言う通り10万円だろっ、という税務署長の異議決定だった場合、
 納税者が、そんなバカな!と思えば、
 異議決定書が届いてから1ヶ月以内に、国税不服審判所に、審査請求を行うことができます。

 国税不服審判所の審判官は、今でこそ、民間精通者もなれますが、
 以前は大半は、国税出身者だったので、
 所詮、税務署と同じ穴のムジナじゃん、などと揶揄されたものです。

 そして国税不服審判所での審判で、請求人(納税者)と国税の丁々発止の結果、裁決が下されます。

 もともと、審査請求が法律に則っていないときは、却下、つまり門前払いですね。
 税務署の処分(原処分)が正しい、となれば、棄却、
 一部は請求人(納税者)の言い分もアリだね、というときは、一部取消、
 なるほど、請求人(納税者)の言うとおりだね、となれば、全部取消、となります。

 といっても、取消になるのは、全体の8%位だそうですから、
 審査請求で、もともとの税務署の処分をひっくり返すのは、なかなか大変です。

 ☆  ☆  ☆

 さて、絶対に、1万円だ、と確信してたのに、納税者が審査請求で却下や棄却とされちゃった。
 その場合は、6ヶ月以内に、晴れて(?)裁判に「原処分取消訴訟」として上げることができます。

 反対に、審査請求人(納税者)が、審判所で認められて、原処分取消の裁決を受けた場合、
 納税者は、差額の9万円+加算税モロモロを取り戻すことができます。

 今回のように、審査請求人(納税者=森トラストさん)が、原処分取消の裁決を受けた場合、
 国税は、森トラストさんに対して、既に収納した150億円の本税と加算税モロモロを還付します。

 ☆  ☆  ☆
 
 そして! 審判所で負けた国税は、どんなにクヤしくても、訴訟を提起することはできません。

 国税不服審判所のホームページで次のように説明されています。
 「国税不服審判所長の裁決は行政部内における最終判断ですから、
 税務署長等が仮にこれに不服があっても訴訟を提起することはできません。」

 つまり、森トラストさんが、審判所で勝った=取消処分を獲得したのですから、
 これにて一件落着、となります。
  
 ☆  ☆  ☆

 と、ルル書きましたが、
 実は、弊社では固定資産税以外で、異議申立や審査請求って、1件もやってません。(^^ゞ
 
 研究会などでは、事案に対する意見書をどう書くかの助言や意見を述べたりしますが、
 弊社のお客様に関しては、全く事例がありません。
 というわけで、そこのところはよろしく、です。(^^)

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルの公開空地は、キスゲの群生です。
 キスゲは、ニッコウキスゲのような黄色が多いと思いますが、
 ここのは赤や黄、ピンクととても華やかです。
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 紫君子蘭も、どんどん開きます。大輪です。
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by expresstax | 2015-06-18 23:59 | 法律
 昨年平成26年8月に 国税不服審判所に上った
 森トラストさんの虎ノ門パストラル跡地の土地評価損400億円否認への審査請求の結果がでました。

 軍配は、森トラストさんに上がって、150億円の還付なのだそうです(平成27年6月10日日経新聞夕刊)。

 去年の審査請求の記事を見ていたときは、
 へー、そりゃ、否認されるんちゃうかな、と思っていたので、
 今日の裁決文が出てきたら、ぜひ読んでみたいです。

 虎ノ門パストラルは、古ーーい、宴会場ビルで、日管協さんの総会などで使ったりしてましたね。

 虎ノ門事務所時代に、お散歩に行ったり、取り毀しの様子を眺めた/span>りしてたので、
 人ごとと思えません。

 ☆  ☆  ☆

 もともと、土地を固定資産(=自分で使う、貸す)として取得したのか、
 棚卸資産=転売する、として取得したのかが、税務上は問題になります。

 棚卸資産の場合は、会計上、期末の時価評価をし、
 評価益は法人税課税、評価損が出れば、法人税では損金となるからです。

 八百屋さんが仕入れたトマトが、期末棚卸で、買った値段ではもう売れねぇ、と、
 値下がりしていたら、評価損とするのです。

 虎ノ門パストラル跡地16,050㎡は、
 2008年1月、オーナーである農林漁業組合から、
 森トラさんと当時のダビンチアドバーザースのSPC(特定目的会社)が
 約2,300億円(坪4,747万円)で取得。

 その後、リーマンショックで、50%共有者のダヴィンチが2010年破綻、上場廃止。
 2011年1月にホテル解体、棚卸資産として評価損を計上し、これが問題になったんですね。

 その後、2013年7月にダヴィンチの持分を森トラさんが引き継いで、
 土地は、森トラさんの単独所有になって、
 取り毀しの後、トラ四ガーデンとして市民農園とかやってましたが、

 この2011年の評価損が問題になったんですね。 

 虎ノ門パストラル跡地を、
 国税さんは、自分で建てて使うんだから固定資産だろっ、としたのでしょうが、
 森トラさんは棚卸資産ですよぉ、として主張していたのですね。

 んー、
 マジで、外部販売しようとしていたのか、
 時期的にあり得なくもないですが、
 そもそもダヴィンチと取得した2,300億円だって安値買いと囁かれた超一等地を、
 手放すハズはなーい! と国税は考えたんだと思うんです。

 それに、森トラさんは、昨年2014年10月には虎ノ門四丁目プロジェクトを発表、
 今年2015年5月には、都市再生特区認定を取得、「虎ノ門トラストシティワールドゲート」と名称を付けて
 計画発表
に及んでいます。
 販売用資産としたのにも、かかわらず、です。

 一見、国税さんの言い分の方が正しそうに見えますが、
 待てよ、と。

 そもそも、森トラさんのような開発デベロッパは、自社建築しても、物件はSPCに移して、
 REIT(リート=不動産投資信託)としたりします。

 そうであれば、この土地だって、商品として仕上げた上で、SPCに移転(売却)することが予定されていれば、販売目的用資産といえるのかも?です。(?_?)
 売る時って、きっと信託受益権で売るんでしょうが、それだって譲渡でしょうしねぇ。(-_-)

 ☆  ☆  ☆

 記事を読んで、ふにゃふにゃ考えていますが、
 裁決文を見たら、案外、なあんだ、ということなのかも知れません。
 楽しみに待ちましょう。(^^)b

 ☆  ☆  ☆
 
 森トラさんといえば、自宅マンションの隣地の赤坂ツインタワーを取り壊し、
 200m級の建替を行うそうで、
 すぐに工事着手するのかと思いきや、
 跡地は貸し駐車場になっちゃいました。
 ツインタワー側の住民さんは、工事音がしばらく止んでほっとしたでしょうか。
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 平成19年頃、エクスプレスの移転先として、この赤坂ツインタワーが候補に上り、内覧したことがありました。
 国会議事堂を臨んで、良いお部屋でしたが、セントラルヒーティングだったり、
 とにかく、古い、
 そして建替予定が当時から決まっていて、3年定期借家とのことで、
 3年で移転先をまた探すんじゃ、と、見合わせた経緯がありました。
 当時は、まさか自分がそのお隣に暮らすようになるとは思ってませんで。
 本当に、人生は異なものよ、です。

 でも、その後のリーマンショックや大震災で、建替は延期に次ぐ延期で、
 今に至っていたのですね。
 上から見るとこんな感じです。
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 夜、通りかかると、駐車場には、なんと、工事車両が、隊列を成していました。
 向こうは大型トラック、手前は生コンの砲列です。(@_@;)
 朝の外堀通り沿いは、生コンの駐車場と化していましたから、
 需要はあったんでしょうね。
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by expresstax | 2015-06-10 23:44 | 不動産
 お客様から税務調査についてのご質問をいただきました。
 ありがとうございます。

 最近、ネットなどで、国税OBの税理士さんが、税務調査についてのコメントを発していて、
 税務署調査官が突然訪問する、とか、
 税務調査の通知は、税理士でなく、納税者本人に突然される、とか、
 書かれているようです。

 どうなんですか?本当にそうなんですか?というご質問です。

 弊社では、法人様にも個人様にも、お客様に対し、
 税務署が突然訪問することはありません、
 直接電話することもありません、と、ご申告時に説明していますので、
 そうした記事は、困ったものです。

 国税通則法によって、税務調査する場合は事前通知すること(国税通則法74条の9)や、
 税務代理人に事前通知することに同意した税務代理権限証書が提出されている場合には、
 事前通知は、税務代理人にすること(国税通則法74条の9第5項)に明記されており、

 事前通知しない場合というのは、
 現金商売などで、過去の調査結果や国税が取得した情報に鑑みて、
 調査の適正な遂行に支障があると認める場合のみとしています。 

 今は、国税局の資料調査課や税務署が無予告で訪問するとしたら、
 現金商売でない限りは、その会社によほどの何らかの「問題」がある場合です。

 税理士への委任状である「税務代理権限証書」を申告書に添付していれば、
 税務調査の事前通知は、税理士に対してしか行われません。

 国税OB税理士さんというのが、そんな現在の法律を無視してまで、
 税務調査が、無差別に無予告に行われるような話を、公開の場で語るのは、

 意図的にアオろうとしているのか、
 国税通則法や国税の取扱変更を知らないのか、
 困ったことです。

 ☆  ☆  ☆

 安心して下さい。

 国税さんも、法律違反を犯してまで、
 どんな納税者にも、むやみやたらに調査するほど、ヒマじゃありません。

 そんなコンプランス違反をやって、出世の道から外れたくはないのです。 

 マルサは捜査令状が出された納税者を対象とした強制調査、
 リョウチョウ(国税局資料調査課)は、異常な取引や異常な数字の納税者に対して乗り込みますが、
 それなりの理由や情報を握って調査に入ります。

 国税が、ルール違反を犯してどこにでも事前予告なく調査にやってくるだの、
 税理士に委任しているのに、突然、税理士を無視して、税務署から電話がかかってくるだの、

 国税内部で、通達を書く立場で、きちんと良いお仕事を成し遂げてきたOBさんは、
 こんな法律違反となることはいいません。

 ☆  ☆  ☆

 それに、
 自ら国税OBを名乗りながら、お客様を「脅す」言動をする税理士は、
 
 自分の出身古巣である国税をはずかしめ、
 現在の自分の職業である税理士をも卑しめることを、平然とやるという、
 地に足が着かないお仕事をしているとしか見えません。

 そんな税理士の意見は、あまり信じないことです。

 また、最近の判決で、
 OB税理士が、査察事案の納税者に、
 自分に依頼すれば、国税との交渉で手心を加えてもらい税金を安くできる、と持ちかけ、
 活動費として1,500万円を詐取したとのことで
 不当利得返還請求を受けた事案があったようです(平成27年1月30日東京地裁)。

 詐欺税理士も、納税者も、語るに落ちた話ですが、
 でも、このOB税理士。
 自分の元同僚や先輩、現役の後輩に対して、どれだけ恥ずかしい思いをさせるのか、
 誇りを失ったプロの顛末は、聞き苦しいものです。

 素晴らしく誇り高い理論家のOB税理士先生をたくさん存じ上げているだけに、
 残念です。

 どうぞ、ご注意下さい。

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルのエントランスへのアプローチの植栽に、
 紫陽花の赤ちゃんと、雪の下です。
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 雪の下は、今年は他の花々に押されて少ないなと思ったら、
 空中庭園には、既にびっしりと咲いていました。
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by expresstax | 2015-05-20 23:28 | 税務調査
 外れ馬券判決を受けて
 国税庁が通達改正について、パブリックコメントの募集を出しました。
 が。

 見ると、一時所得の例示についての所得税法基本通達34-1について、
 競馬の馬券の払戻金・競輪の車券の払戻金等をで営利を目的とする継続的行為から生じたものを除き、
 一時所得に該当する、と。
 そして次の(注)を付け加えています。
========================
注1
 馬券を自動的に購入するソフトウェアを使用して独自の条件設定と計算式に基づいてインターネットを介して長期間にわたり多数回かつ頻繁に個々の馬券の的中に着目しない網羅的な購入をして当たり馬券の払戻金を得ることにより多額の利益を恒常的に上げ、一連の馬券の購入が一体の経済活動の実態を有することが客観的に明らかである場合の競馬の馬券の払戻金に係る所得は、営利を目的とする継続的行為から生じた所得として雑所得に該当する。
2 上記(注)1以外の場合の競馬の馬券の払戻金に係る所得は、一時所得に該当することに留意する。
========================

 つまり、裁判通りの事案は雑所得として、その他は、今まで通りだと。

 事務所のみんなで笑ってしまいました。

 地裁、高裁、最高裁で、国は負け続けて、
 通達改正せざるをえなくて、いやいや書いた様子が、滲み出ています。

 それにしても、最高裁の事案では、納税者さんが公務員だったために、 
 競馬の馬券収入は、雑所得として争ったのでしょうが、
 
 営利を目的とする継続的行為から生じた所得って、
 事業所得にはならないの?
 という議論は、吹き飛ばされています。

 面白い(失礼)テーマだったので、
 もっと、深耕されてもよかったのにな、と思います。

 ☆  ☆  ☆

 あ、誤解のないように。

 競馬の当たり馬券の利益が、一時所得になれば、
 50万円までは非課税で、越えた部分の1/2だけが他の所得と合算課税されるので、
 一般のケースでは、一時所得となれば、納税者有利と言えるのです。

 その点は、気をつけてくださいね。

 ☆  ☆  ☆

 先日の朝。
 赤坂御用地の赤坂御苑のお池の芝生に、
 黄緑色の集団がお団子になっていました。
 御用地の清掃等を担当する勤労奉仕のご奉仕隊さんです。

 フードをかぶって、ポンチョを羽織った、まるで可愛いこびとさんのようです。
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 列になってお池の方に行進していきます。
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 あまりに可愛くて、つい写してしまいました。
 御用地は、緑が素晴らしいのですが、
 さらに素晴らしいのは、とても手入れが行き届いていることです。
 それも、このご奉仕隊さんたちのお蔭ですね。
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 お池の周りを、ぐるっと歩いて行きます。
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by expresstax | 2015-03-26 23:26 | 所得税
 先週、所属支部の対署税務連絡会に出席しました。
 所轄の税務署の管理職さん達と税理士会の税務上の連絡や報告が行われ、
 意見交換会というのは、ざっくばらんに立食しながらの交流会です。

 消費税改正や相続税改正のまっただ中で、税務署さんの取組を伺いました。
 
 弊社の所属する税理士会麻布支部と麻布税務署は、
 東京都心の3A(スリーエー)と呼ばれる赤坂・青山・麻布を擁し、
 米・中・ロシア大使館もそのテリトリーです。
 
 相続税増税で、納税者は倍増どころではないでしょうから、
 麻布税務署さんも準備が大変とのことでした。

 立食に入ってからは、税務署の指定官職(管理職)さんたちとの懇談です。

 税務調査のことをズーズーしく質問しましたら、とても親身に答えてもらえました。
 おー、なるほど、そうなんですか!がぽろぽろ。
 お役人さんたちも、本当に大変なのだろうと思います。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 先日の神宮花火大会は、去年と同じく、事務所におつまみやビールを持ち込んで
 鑑賞会とシャレました。

 今年は、神宮外苑内5カ所でコンサートと合わせた大規模な催しになったそうです。
 東京湾花火大会が大雨で中止になってしまったので、期待は高かったのではないでしょうか。
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 手前からも打ち上がっています。
 軟式球場でしょうか。
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by expresstax | 2014-08-27 23:07 | 税理士