訪米視察

 来年1月の訪米視察が決まりました。

 行きたい行きたいと騒いでいると、実現してしまうものです。言い出しっぺですから、カリキュラムも訪問先も、わがまま放題です。

 ビッグ5会計事務所(アーサーアンダーセン・プライスウォーターハウス)のFP業務、スミスバーニーやモルガンスタンレーの金融証券業務、投信などの運用の実態、不動産証券上場(REIT)システムやAirRight(空中権=容積)売買・エスクローシステム・不動産の評価システムなどを、視察してきます。

 お客様の資産や経営や生活が、どんどん国際化していくのを、専門家として、より適切にバックアップできるように、と思うのです。現地で開業してらっしゃる会計士の武曽先生がセッティングとご案内をつとめてくださいます。

 特に米国では、今年前半までのバブルの「いけいけどんどん」状態から、ヘッジファンド危機以降金融リスクを含めた体制に変わりつつあります。

 バブルが弾けて以降、問題がでてきてからが、専門家の業務としては、正念場です。この情勢のなかで視察できるのは、これはラッキーだと思っています。

 課題は英語力ですが、USCPA(米国公認会計士)の先生が、CD-ROM付きの英和会計辞典をさっそく送ってくださいました。

 がんばって、準備をすることとします。

        19th.Nov.1998 みゆき wrote.
# by expresstax | 2001-01-01 00:01 | 折りにふれて

世界遺産

 文化財赤十字というのがあるそうです。
 かの日本画の平山郁夫画伯が会長として主宰される文化財保護財団が、文化財のよしあしはともかく、政治的事情はともかく、医療の赤十字のように、世界の至る所に飛んでいって、文化財保護のために東奔西走します。
 カンボジアのアンコールワットへ、中国の敦煌へ。

 そして、各文化財を世界遺産にどんどん指定させるんだそうです。
 世界遺産に指定されれば、そこから半径何十マイルかは、非戦地帯になるそうです。攻撃も防衛も許されない、完全真空地帯です。

 だから、世界中を世界遺産に指定すれば、世界中が非戦地帯になるんだ、という発想です。
 
 今日も文化財保護の最前線で、学芸員は、世界のあちこちで土を運び、トレンチを切り、刷毛をすり、文化財と格闘しています。
 がんばれ、地球を守る戦闘兵士!
 かつての発掘魂を揺さぶられて、拳を握って応援しています。
                   Sep.30th. 2000 みゆき wrote.
# by expresstax | 2001-01-01 00:00 | 折りにふれて
 京都大学医学部の福島雅典先生のお話に、「インフォームド・チョイス(専門家説明に基づく患者の選択権)」という言葉が登場します。

 医学の世界では、「インフォームド・コンセント」という言葉は、専門家の説明義務と訳されて、もうだいぶおなじみです。
 風邪をひいてお医者様にかかると、薬の一粒一粒まで名称・効用・服用方法・副作用の注意など、こちらの目を覗き込んで、噛んで含めるように説明してくれます。薬袋には、カプセルや錠剤のカラー写真もBJプリンタで印刷されています。
 ああ、日本の医療も変わったな、と実感します。
 
 ところが、福島先生は、それでも足りない、というのです。
 治療は「エビデンス・ベイスド・メディシン」(=根拠に基づく治療)でなければならないし、その治療を受けるに際しても、「ペイシャント・セルフ・デターミネイション・アクト」(=患者の自己決定権)が行使されなければならない。
 そして、医師専門家から、きちんと説明を受けた上で、患者は自己決定権に基づいて、最も納得できる治療法を選択できねばならない、といいます。
 それが、「インフォームド・チョイス」です。
 当然に、医師は、あらゆる治療の可能性に精通し、すべての治療法を提示し、そこから患者に治療法を選択してもらわねばなりません。
 最新治療法のすべてに目を通していない医師は、責任を負えないことになります。

           ☆  ☆  ☆

 これは、我々税務専門家にも、そのままあてはまります。
 税金制度は複雑の一途をたどり、そのマネージメント次第で、お客様の税金は、計り知れない結果を生みます。
 バブルが崩壊して10年。
 所得税対策・相続税対策を「専門家」のすすめに従ったばっかりに、「節税対策破産」を迎えている例が、そこかしこにあります。
 お話を伺うと、よくわからないけど、そう言われた、と、10年前の資産シミュレーションの「提案書」を後生大事に持っていらしたりします。
 その救済のために、いままた「節税」を唱う専門家さえいるほどです。
 
 基軸を戻しましょう。
 主人公は誰でしょう。
 お客様ご自身が、自分の人生の主人公として、自分の資産や経営や家族や税金の方針決定権を持つべきです。
 専門家は、お客様にもっともよい方針を決定していただくためにこそ、すべての知識と能力と誠実を注ぐべきです。

 税務や会計の専門家は、最新の知識を整えて、最大限の知識と可能性と方法を試算し、提示し、きちんと理解していただき、お客様に選択していただき、そしてその後の経済変動・税制改正の説明を行いながら、アフターフォローにも同行すべきです。
 少なくとも、資産・経営の専門家は、お客様の生涯に寄り添うだけの資質と覚悟が必要でしょう。
 
 お医者様の世界では、ようやく専門家責任の基本の一歩を踏み出したようです。
 我々税務専門家も、お客様の深い信任にこたえるべく、もっともっと猛勉強し、データをとり、お客様に深くお話を伺い、お客様に主人公として選択していただけるようにがんばらねば!と決意しています。
                 Sep.23rd. 2000 みゆき wrote.
# by expresstax | 2001-01-01 00:00 | プロフェッショナル

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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