税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax
 今年も、日本法令さんから、「よくわかる平成29年度税制改正と実務の徹底対策」を発刊しました。

 今日から大手書店さん、2月10日には、全国書店に並びます。
 今年も、日本最速版です。(^^)/
 弊社は、松木税理士、藤森税理士、飯塚が担当しました。(^^)(^^)(^^)/
 弊社顧問先様には、贈呈本をお贈りしますので、お待ち下さい。

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# by expresstax | 2017-02-07 23:54 | パブリッシング
 先日、弊社の相続税申告が増えて、というお話しをしましたら、
 「やはり、基礎控除が下がったために、
 申告するようになった人が増えているんですか?」と聞かれました。

 ☆  ☆  ☆

 相続税は、平成27年1月1日以後亡くなられた人は、
 それまで5千万円+1千万円×法定相続人数 だった非課税枠(基礎控除)が、
      3千万円+600万円×法定相続人数に、下がり、
 相続人が2人だと、課税対象遺産4,200万円で、相続税申告しなくちゃいけなくなる、という
 「相続税の大衆課税時代」になったと言われます。

 ☆  ☆  ☆

 確かに、平成28年12月15日に国税庁が発表した「平成27年分の相続税の申告状況について」によれば、
 全死亡者129万人のうち、相続税のかかった人は10万3千人で平成26年の倍増、
 課税割合は8.0%で、平成26年の4.4%から激増、
 そして納税額も、5千億円増加しています。
 
 でも、被相続人ひとりあたりの課税価格は2億400万円から1億4,126万円に減少
 税額も、2,473万円から1,756万円に減少、
 というところを見ると、

 確かに、申告義務あり、として増加した人達4万6千人は、
 非課税枠が下がって、新たな課税層といえるでしょう。

 全国平均で8.0%ですが、
 東京国税局(東京・千葉・神奈川・山梨)管内では、12.7%に上っています。
 平成26年では、7.5%でした。

 東京都だけのデータは出ていませんが、
 東京23区内のデータが出れば、もっと大きな数字になるでしょう。  
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 ☆  ☆  ☆

 でも。
 弊社に限れば、旧制度で非課税枠以下だったけど、
 新制度だから申告義務が生じた、という方は、
 実は、一人もいらっしゃらず、
 全員、旧制度でも課税対象だった方達です。
 
 つまり、相続税増税を、ストレートに受けているお客様たちです。

 5千億円増加した納税額の、主な負担者は、
 新たに課税された人ではなくて、
 元々課税対象で、
 基礎控除が下がって、適用限界税率が上がって、
 税負担が激増してしまった方々です。
 
 このお客様達に、なんとか、お力にならねば、と
 がんばっています。

 ☆  ☆  ☆

 とてもよく晴れた夕暮れ。

 執務室の窓の左端に、
 丹沢の山々の向こうに、富士山がシルエットで、現れました。
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# by expresstax | 2017-02-03 23:14 | 相続・贈与
 先日、養子さんの戸籍の取扱を書いたら、
 養子の相続権についての話題になりました。

 最近、養子様案件、多いです。

 もちろん、民法上、養子は、養親の嫡出子(実子)の身分を取得して相続権を持ちます(民809)。
 遺産分割での相続分や遺留分の計算などは、実子と同様に計算します。

 ☆  ☆  ☆

 相続税法では、相続権を持つ人数をベースに計算する規定がいくつかあります。
 
 1.相続税の課税最低限である基礎控除の計算は、3千万円+600万円×法定相続人数
 2.生命保険金の非課税金額   500万円×法定相続人数
 3.死亡退職金等の非課税金額 500万円×法定相続人数
 4.相続税の総額の計算

 これらの計算で、養子を法定相続人として計算できるとなると、
 昭和バブルの頃、養子を24人も作って、「節税」しようとした人が現われ、
 現在では、法定相続人数にカウントする養子を、
  実子がいる場合には、法定相続人数に入れる数は、1人まで
  実子がいない場合は、2人まで とされています。(相続税法15条2項)

 あ、お間違えのないように。
 養子とみない、のではなく、法定相続人数にカウントしない、だけです。

 ☆  ☆  ☆

 議論は、この先です。
 たまたま、ご相談の方のケースでは、
 その養子様は、養親様の再婚相手の奥様の、前夫様の子、いわゆる連れ子さんだったのです。
 もちろん、再婚しても、縁組しないケースもあるでしょうが、
 このお父様は、連れ子さんとちゃんと養子縁組して、他の子たちと同じようにして下さっていたのですね。
 
 子供のいる再婚の場合に、養子縁組を条件にするというのも聞いたことがありますが、
 新しいお父様、お母様の配慮ですね。

 この場合。
 相続税法では、ちゃんと手当していて(相続税法15条3項)、

 1.特別養子(実親とは縁を切った養子)
 2.連れ子
 3.再婚前の配偶者の特別養子(相続税法施行令3条の2) 

 は、完全に実子とみなしちゃう、としています。 
 血も涙もある税法ですね。(^^)

 なので、単に、お客様から「養子」と聞いても、
 それだけで、相続税法の制限対象の養子さんとは限らないので、
 よくよく縁組の事情を伺うか、
 さりげなく、戸籍謄本を取得させていただくか、
 しましょう。ね。
 
 ☆  ☆  ☆

 お客様から、確定申告の資料が、続々と届き始めました。
 
 あるお客様は、ご資料と一緒に、おミカンと、なんとコンデンスミルクを入れて下さっていました。
 つまり、隙間埋めのアンコですね。(^^)
 と、業務用とある大きなチューブには、「飯塚先生へ」と文字が。。。(@_@)
 昨年お伺いしたときに、私が「練乳大好き」てなことを言っていたとか。。。ハズカシイ
 申し訳ありません! お心遣い、ありがとうございます! m(_ _)m
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# by expresstax | 2017-01-31 23:06 | 法律