税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

<   2016年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

 お客様からご質問をいただきました。
 ありがとうございます。
 
 先週、平成28年1月24日付日経新聞の
 「『マンション節税』防止 高層階、相続税の評価額上げ」記事についてです。 

 新聞を読んで、あーあ、と思っていましたが、ご質問をいただきましたので、
 やはり、ここでも書きますね。

 ☆  ☆  ☆

 現在は、マンション1戸の固定資産税課税標準は、建物の全体の固定資産税評価額を持分割合=専有面積割合に按分した価額とされています。

 それを、「実際の物件価格に合わせ、階によって評価額を増減するよう計算方法を見直す。」というのです。
 「高層マンションの20階は1階の10%増し、30階は20%増しといったかたちで一定の補正を行う案が有力だ。」そうです。

 総務省と国税庁が協議して、今年平成28年秋に総務省令改正案、税調で議論し、平成29年に省令改正、平成30年1月から実施、というタイムスケジュールまで書かれています。

 ☆  ☆  ☆

 さて、本気で、財務省と総務省が、固定資産税評価基準の見直しに動くのか、というのがご質問です。

 お答えとしては、抜本的な評価基準改正が必要なので、即座には、考えにくいのですが、
 昨今の財務省や総務省の無茶ぶり理屈抜きのひたすら増税志向税制改正の流れからは、
 あり得なくもないですかね、というところです。

 ☆  ☆  ☆

 現行の固定資産税評価基準の原則では、
 家屋は、売買価額でもなく相場時価でもなく、再調達価額で計算してきました。
 再調達価額を基礎に、基準年ごとに経年減価計算を行います。

========================
固定資産評価基準 第2章 家屋 第1節 通則
一 家屋の評価は、木造家屋及び非木造家屋の区分に従い、各個の家屋について評点数を付設し、当該評点数に評点一点当たりの価額を乗じて各個の家屋の価額を求める方法によるものとする。

二 各個の家屋の評点数は、当該家屋の評点数は、当該家屋の再建築評点数を基礎とし、これに家屋の損耗の状況による減点を行って付設するものとする。この場合において、家屋の状況に応じ必要があるものについてはさらに家屋の需給事情による減点を行うものとする。
==============================

 そしてマンションのような「区分所有権」(建物区分所有法第2条(定義))の場合は、
 区分所有権を有する人たち全員で、建物の共有部分と土地を持分に応じて共有します。

 でも、建物は、構造上1棟で成立し、どの1室を欠いても、建物として成り立ちません。
 1階の101号と、20階の2001号の1㎡あたりの家屋の再調達価額は、同じです。

 そのため、区分所有者の所有家屋の専有部分と共有部分の評価の算定には、
 1棟の再調達価額を、専有面積割合で按分するという評価方法を採用しているのです。

 また、上記の二のうち、「家屋の需給事情による減点」とは、
「家屋の減点補正率は、建築様式が著しく旧式となっている木造家屋、所在地域の状況によりその価額が減少すると認められる木造家屋等について、その減少する価額の範囲において求めるものとする。」とされています。(固定資産評価基準解説家屋篇第2節六)

 つまり、草葺の家屋等は、再調達価額は、今となっては高額となったとしても、最近の生活様式に適合しない家屋は、需給上価額が減少するので、減点補正率を適用しなさいよ、としています。

 今回報道にあるように、階数による増加点補正という基準を導入するには、根幹から評価方法の見直しをすることになります。

 それに、階数で、本当に高いフロアに加点すべきなのか、
 震災後は、低層階の方がよかったじゃないか、
 空しか見えない高層階より、緑の見える4階くらいの方がいいじゃないか、
 方角は、東南の方がいいとは限らないだろう、いまの共同戸建てだって方角調整はしていないじゃないか、
 隣地に高層ビルやタワーマンションが建って、眺望が得られない場合も加点するのか、
 マンションの分譲販売だって、1期販売と2期販売で、どんどん価格を変えているじゃないか、
 などなど、

 一律に高層階に加点べきかどうかは、評価基準自体に遡って、
 日本不動産研究所や鑑定士協会さんと、大いに研究してもらって、初めて始まるお話でしょう。

 固定資産税は、収入があろうがなかろうが、
 所有するだけで、毎年現金払いの税金です。
 担税力無視の税金なので、その基準を改定するのは、とても重大な変更となるからです。

 それを、政策目的や担税力の異なる相続税の評価に準用してきたのが歴史ですから、
 相続税評価のために、固定資産税負担を引き上げるという結果となるとすると、
 本末転倒となります。

   ☆  ☆  ☆

 とはいえ、全国知事会や全国市長会、町村会から固定資産税の増税の訴えを受けている総務省さんにとっては、
 マンション高層階について、加点方式で固定資産税評価額が増額でき、増税できるなら、渡りに船。
 財務省・国税庁からの要望があったとあれば、
 固定資産評価基準の従来の法則なんぞ、平気で踏みにじって、政令・通達改正、堂々と増税、
 というのも、ありえなくもないのでしょう。

 あるいは、総務省さんのガードが堅く、従来基準の見直しに及び腰となるのであれば、
 国税庁サイドで、調査研究の上、財産評価基本通達見直しを行う、 というところでしょう。
 でも、それがさくさくできるなら、総務省まで、コトを持ち込まなくて済むはずでした。

 さあ、どうなるでしょうか。

 ☆  ☆  ☆
 
 お客様たちから、続々と、確定申告のご資料が届いています。

 今日、届いた箱を開けてみたら、大きな伊予柑とフルーツトマト、その下にご資料が入っていました。
 つまり、資料と箱の隙間を埋める詰め物=アンコだったんですね。
 
 さっそく、美味しく戴きながら、着手させていただきます。
 ありがとうございました。
d0054704_14521396.jpg




















 
by expresstax | 2016-01-29 23:13 | 財産評価
 ご質問が重なりました。
 ありがとうございます。

 高齢の親御様が建物建築予定だが、
 万一、建築途中で亡くなった場合、その建物の相続税評価はどうなるのか、というご質問です。

 最近多いご質問です。

 お答えしましたが、若干わかりにくい部分もありますから、追加で整理しますね。

1.建築中の家屋の評価
 
 まず、家屋評価は、通常は、固定資産税評価額で評価します。
 が、建築途中では、まだ固定資産税評価額が付されていません。
 
 そこで、下の通達のように、家屋の費用現価=建築費の7割で評価します。
 
=======================
財産評価基本通達91 建築中の家屋の評価

 課税時期において現に建築中の家屋の価額は、その家屋の費用現価の100分の70に相当する金額によって評価する。

=======================
 
2.費用現価と前払・未払

 費用現価については、解説では、「課税時期(相続の場合は被相続人の死亡の日、贈与の場合は贈与により財産を取得した日)までに建物に投下された建築費用の額を課税時期の価額に引き直した額の合計額」
と説明しています。

 つまり、例えば、1億円の工事請負契約を締結していた。
 手付金と中間金で、7割を支払っていた。
 その後相続が開始した。
 途中で亡くなったけれど、工事進捗度は6割だった、という場合。

 工事進捗度、つまり工事進行基準では、6,000万円の工事現価ですから、
 この建築中建物評価は、6,000万円×7割=4,200万円、
 支払った7,000万円のうち1,000万円は前払金1,000万円として債権計上となります。

 もし工事進捗度が8割で、7,000万円払っていたのであれば、
 1億円×8割=8,000万円の7割相当の5,600万円が建物評価、
 未払金債務1,000万円となります。

 ただし、債権債務の問題となりますから、工事進捗度は、
 施工会社から工程表や工事証明書などを発行してもらってエビデンスとします。

3.完成引渡後の評価

 建物が竣工され、完成工事として工事業者から引渡後に相続が起きた場合には、
 もはや建築中とはいえなくなります。

 でも、固定資産税評価額は、法務局の新築表示登記が通知され、 
 数ヶ月後に市町村の新築時家屋調査により評価されるまでは、付されません。
 それも、最初は、固定資産税評価額というより、不動産取得税の課税標準として付けられるのです。

 とはいえ、相続税の申告期限は、亡くなった日から10ヶ月なので、亡くなった日が建築直後でも、
 10ヶ月後には、評価額が出ていることも多いものです。

 そこで、相続開始時に工事が完成しているようなら、不動産取得税の評価額が出ていますから、それを採用します。

 ☆  ☆  ☆

 前述の「建築現価×7割」と、固定資産税評価額とでは、RC(鉄筋コンクリート)建物でも、
 かなり差がでますから、
 なるべく早く、固定資産税評価額を付けてもらう方が、相続税上は有利になります。

 各タイミングごとに、より有利に評価する方法は、いくつもありますから、(^^ゞ
 もしそのようなことになるなら、その時点で、的確に対応するようにしましょうね。

 ありがとうございました。
 
 ☆  ☆  ☆

 港区の高齢者さんの生け花教室のお手伝いをしました。
 これは師範の三井先生が、模範の「後ろ活け」をなさっているところです。
d0054704_13473051.jpg 
















 ボランティアの我々も、一緒に楽しくやらせてもらいました。
 お持ち帰りさせていただいた自分のです。(^^ゞ
 花材は、ユキヤナギ、ルスカス、スプレーカーネーション、菜の花、ヒペリカムです。
 ありがとうございました。
d0054704_1351405.jpg
by expresstax | 2016-01-27 23:21 | 財産評価
 先日、償却資産申告のことを書きましたら、
 ここでも書いたサザエさん銅像課税事件のことが、話題に挙がりました。
 あれ、どうなったんだっけ?というフリです。
 ここで書いていなかったですね。(^^ゞ

 結果的には、桜新町商店組合さんが、
 世田谷区に、サザエさん銅像を無償貸与することになったそうです。

 したがって、サザエさん銅像は固定資産税の非課税規定該当となって、
 第1期分は課税されたけど、無償貸与契約成立後、第2期分以後は非課税となった、
 ちゃんちゃん、という結末だったそうです。(NP通信社)

 区に寄附しちゃえば? とか、いろいろ議論はあったようですが、
 所有権は組合に留保しつつ、非課税にしてもらうには? という苦肉の策のようです。

 原則としては、賦課期日である1月1日現在に非課税でない場合は全額課税なのでしょうが、
 1期分で済んだというのは、政治決着なのでしょうか。
 
 サザエさん銅像は、桜新町の商店街の舗道上にありますから、
 非課税とするなら、妥当な対応といえますね。

 無償貸与とするなら、組合側は、減価償却の問題が生じますが、
 もともと事業用資産と認識せずに、償却資産申告していなかったのでしょうから、
 そこは割り切るんでしょうね。

 ☆  ☆  ☆

 ところで、固定資産税の非課税の根拠は、次の条文が根拠です。
 
=========================
地方税法348条 (固定資産税の非課税の範囲)

  市町村は、国並びに都道府県、市町村、特別区、これらの組合、財産区及び合併特例区に対しては、固定資産税を課することができない。

 2 固定資産税は、次に掲げる固定資産に対しては課することができない。ただし、固定資産を有料で借り受けた者がこれを次に掲げる固定資産として使用する場合においては、当該固定資産の所有者に課することができる。

一 国並びに都道府県、市町村、特別区、これらの組合及び財産区が公用又は公共の用に供する固定資産
 (以下略)
=========================

 この第2項の一号該当で、無償で公用公共用とされる固定資産は、非課税となるんです。
 これは、例えば、私道でも、公衆用道路は、固定資産税非課税とされるのと同じです。

 ☆  ☆  ☆

 この第2項には、次の非課税も入っています。
=============================
三 宗教法人が専らその本来の用に供する宗教法人法第三条 に規定する境内建物及び境内地(旧宗教法人令の規定による宗教法人のこれに相当する建物、工作物及び土地を含む。)

四 墓地
=============================

 そう、先日ここで書いた赤坂浄苑納骨堂の固定資産税課税問題です。
 上記の条文を元に、お寺さんは、非課税だ、と主張しているのでしょうが、
 都税事務所は課税、と認定して裁判にあがっているんですね。

 ☆  ☆  ☆

 港区さんが、「港区ワールドフェスティバル」をやっています。
d0054704_1916336.jpg




























 参加の大使館は32カ国。
 各大使館を巡って、右の小冊子=パスポートに、スタンプを押してもらったり、
 参加商店街の商店からワールドカードを集めて抽選会に参加したり、
 増上寺でワールドカーニバルで、踊ったり食べたり、できちゃいます。

 ☆  ☆  ☆

 港区には、在日本の大使館の半分にあたる80カ国の大使館があります。
 
 なぜ、港区に大使館が多いかといえば、
 港区には、江戸時代の各藩の大名屋敷が集中していて、
 明治維新後、明治政府が公用地として接収した大名屋敷を、各国に提供したのだそうです。

 さらに、港区にアメリカ・ロシア・中国という大国の大使館ができたので、
 他の国々も、周辺に集まってきた、というのが、歴史なのだそうです。
 
 ワールドフェスのパスポートは、弊社にも置いてありますので、
 ご希望の方はお申し出下さい。(^^)/
by expresstax | 2016-01-25 23:31 | 固定資産税
 先日、マイナンバーのことで、償却資産申告についてここで触れました。
 さ来週が申告期限ですので、弊社でも、わらわら対応しています。

 ☆  ☆  ☆

 平成26年12月の法人税・所得税通達改正により、
 事業用の美術品は、価値が明らかに減少しないものを除き、取得価額100万円未満/点のものは減価償却対象とされました。

 そして、平成26年12月31日以前取得の減価償却資産となる美術品についても、
 経過措置として、平成27年1月1日以後開始する最初の事業年度で減価償却資産としたものも、
 減価償却を認める、とされました(法人税基本通達7-1-1、所得税基本通達2-14)。

 初年度限定適用ですので、
 うっかりは禁物です。

 では、平成27年1月1日以後最初に開始する事業年度(適用初年度)というと、

 個人は、平成27年分所得で、平成28年3月15日確定申告、
 法人は、一番早い法人で、平成27年12月決算法人、平成28年2月申告、

 減価償却資産の振替や償却処理が計上されていきます。
 
 個人や、12月決算法人では、いずれも、
 確定申告や、法人税申告前に、
 この平成28年2月1日期限の償却資産申告で、
 該当美術品を計上しなければなりません。

 ☆  ☆  ☆

 じゃ、過去に取得した美術品について、どんな計算をするか、というと、
 過去の取得価額をベースに、耐用年数で償却します。

 例えば、
 20年前に取得し、これまで非減価償却資産としていた80万円の事業用絵画を、
 減価償却資産に振替えた場合、
 今から80万円×8年の定率法償却率で償却計算OKなんですね。

 上記改正通達の附則ただし書きで、法人税でも所得税でも同じとされています。
 所得税では、強制償却なのに、ここでは調整されています。

 一方、償却資産申告では、未償却残高課税が原則なので、
 例えば上記法定耐用年数経過資産の場合は、
 取得価額×5%(残存率)×税率(1.4%)=納税額、でいいんです。

 なんだか、いいとこ取り、っぽいのですが、
 いいんです。

 申告時期の問題と、申告計算の問題、
 法人税・所得税・固定資産税の、ビミョーな違いがありますから、
 押さえておいて下さい。

 ☆   ☆   ☆

 霞の向こうに夕暮れの富士山がうっすらと見えました。
d0054704_1795731.jpg





























 
by expresstax | 2016-01-22 23:54 | 固定資産税
 SMAP(スマップ)の解散報道が賑やかで、
 結局、独立や解散は見送り、となったようですが、
 芸能プロダクションの内側が透けて、

 人の心に、鎖は付けられないのに、と痛ましく見ています。(-_-)

 大貫剛さんという方のツイッターが挙がっていました。
 「みんな、わかったかい?
 花屋の店先に並んだ花はどれもみんな世界にひとつだけの花だけど、
 一番偉いのは、『花屋』なんだよ」

☆  ☆  ☆

 安部総理を始め、閣僚が事件の解消を、よかったとコメントしたそうです。

 この騒動の蔭で、株式市場の変動でGPIFの運用損= 「消えた年金」は2週間で7兆円突破という
 報道が、隠れてしまいました。

 GPIFとは、
 ”Government Pension Investment Fund
 (ガバメント・ペンション・インベストメント・ファンド、直訳すると、政府年金投資基金)”
 = 「年金積立金管理運用独立行政法人」が運用担当する政府のファンドです。

 日本の厚生年金と国民年金資金を管理運用するこの政府ファンドの年金資金は、
 国内外のほとんどが民間に委託され、投信で運用されています。

 いわば、国民の将来の年金原資であり、 
 投資先の半分を株式へと路線変更し、
 この数年で、運用130兆円、世界第2位の規模を誇る、とまで増大してきたのですが、 
 昨年8月以来の株価変動で、影響が始まっています。

 株価変動は、投資家からは、儲けたの損したの、の一喜一憂で済むのでしょうが、
 年金資金の損失となると、それどころではありません。

 SMAPのお蔭で、GPIFが問題にならず、国会解散問題も取りざたされず、よかった、と言ったのか、
 それとも、SMAPは2020年の東京オリンピックでの登用が内定していたらしいので、
 解散回避でよかった、のか、わかりませんが。

 それにしても、東京オリンピックには、SMAPも48歳のおぢさんたち。
 「国民のアイドル」と言われても、つらいものがありますよね。
 でも、彼らは、その道を選んだのですね。。。。

 ☆  ☆  ☆

 事務所ビルの空中中庭に残った雪です。
 雪だまりはまだまだ残っています。
d0054704_9541221.jpg
by expresstax | 2016-01-21 23:48 | 資産運用
 先週の税務研究会様の講演の際に、税理士先生からご質問をいただきました。

 小規模宅地の特例とは関係ないのだけれど、と前置きなさって、
 顧客の事業の法人化について、社会保険加入をすると、法人負担が増える、
 加入しなければならないのか、というご質問です。

 ☆  ☆  ☆

 社会保険の法人加入義務については、以前お問い合わせをいただいて、
 ここでも触れました。
 

 なぜ、これまでず~~っと、ズサンに見過ごされていた法人全加入問題が、
 急に注目されて、加入促進に舵が切られたのか。
 理由はたくさんあるでしょうが、きっかけは次の2つのようです。

1.税務情報ベースでの適用事業所把握

 法律上、強制適用事業所は、
  ① 株式会社などの法人
  ② 一部の業種を除く従業員5人以上の個人事業所 です。

 ところが、法人税申告はしてるけど、社会保険は未加入という企業は
 平成26年段階で80万社にも及び、
 加入促進するにも、法人登記簿だけでは、ペーパーカンパニーや休業中法人が多く、
 また、各業界の国民健康保険組合加入者に強制はできなかったり、と、
 ラチがあかなかったようです。 

 厚労省の調査力が不足していたというわけですが、
 平成26年になって、国税から、税務情報を入手できることとなり、
 平成27年度から、税務情報をもとに、文書や電話での加入促進、
 訪問指導、立入調査と、認定加入(強制加入)まで進めることとなったのです。

 今後数年で、全事業所の加入を進め、
 年金財政の安定を図る、ということです。(平成26年7月4日付日本経済新聞)

2.建設業界からの社会保険未加入対策の促進

 これより先に、不動産業界特に建築業界では、加入促進を強制力をもって進めてきました。

 平成24年7月から 未加入企業に対する経営事項審査評価減点を倍増
 平成24年11月から、
   ①建設業許可申請書に、保険加入状況記載書面添付必要に
   ②施工体制台帳に、保険加入状況記載義務化

 が始まりました。

 そして、その発端は、
 日本建設業団体連合会の平成21年5月22日の「建設技能者の人材確保・育成に関する提言」、
 日本建設業連合会の平成24年4月19日の「社会保険加入促進計画」です。

 若年労働者が建設業界に安心して参入できる環境を構築してほしいという要望に対し、
 国交省から、ならば、社会保険加入により、インフラを作るべき、と方向付けられ、
 現在の未加入企業への規制と、強制加入の流れです。

 現在の未加入企業加入が、主に不動産業から着手されているのは、
 この背景があるからのようです。

 でも、1で書いたように、
 既に、全業種での未加入企業の加入促進は進められていますので、
 しばらくは、猶予はあるかもしれませんが、
 不動産業であれ、そうでない業界であれ、
 法人は、加入、というのは、避けられない流れと言えます。

 ☆   ☆   ☆

 事業の法人化の中で、コスト=手間暇と資金負担として、
 社会保険は、当然に織り込んで計画化すべきと、
 お客様にアドバイスして差し上げて戴くしかないでしょう。

 ここから先は、社会保険労務士先生のテリトリーになりますが、
 とはいえ、税務上も有利な加入の方法というのも、あり、ですよね。 (^^)

 ☆   ☆   ☆

 夜中からずっと雪。
 朝の赤坂御用地の赤坂御苑です。
d0054704_1844767.jpg





















 なんと、雹(ヒョウ)が落ちてきました。
 弊社ビルの大きな庇に見える鉄骨の格子に、ヒョウが積もっていきます。
d0054704_18464265.jpg


















 
 
by expresstax | 2016-01-18 23:06 | 法人税
 株価が激落しています。
 1万7千円切りも目前で、まだまだ下がりそうです。
 株式や投信で投資をなさっているお客様達は、ハラハラなさっているのではないでしょうか。

 以前からの方は、平成25年利益確定後に積み上がった値上がりが目減りして、口惜しい、
 その後に投資に入られた方は、せっかく上がったものが、戻ってしまい、とりあえず塩漬け、
 目減りはしたけど、長期投資で、積み増ししていくつもりの方には、
 下がって買えるので良い材料、と、むしろどこまで下がるか、買いのタイミング待ち、というところでしょうか。

 上がったら売り時、
 下がったら買い時です。

 昨年の弊社セミナーで、さわかみ投信の澤上先生がおっしゃっていたように、
 上がったときに、薄く売って、キャッシュポジションを確保しておき、
 下がったときに、買いに入り、原価下げを行う、という定石です。

 ☆  ☆  ☆

 日経平均やダウ平均は、ほとんどが機関投資家の、秒単位での利ざや判断で動きます。
 中国不安やイスラム問題、北朝鮮問題など、国際関係の変動や
 経済の動きに反応して、ドル平均や円相場は、ドラスティックに動くのです。
 その動きに、プライベートな資産運用を行う個人や法人が、惑わされてはいけません。

 日本の上場会社も世界経済のアオリでアップダウンしますが、
 自社のマーケットや製造サプライへの影響による変動かどうか、見極めが必要です。

 ただ、心配なのは、株式市場が険悪になると、
 企業の時価が下がると、担保評価が下がり、
 景気に悪影響が出ることです。
 特に、不動産への影響は顕著になるはずです。

 このままなら、日銀や政府が、何らかのてこ入れをするでしょうから、
 その動きう反応も見る必要があります。

 注視していきましょう。

 ☆  ☆  ☆
 
 友人から、昨年もらっていた今年のカレンダーです。

 イラストレーターのカナヘイさんのラインのスタンプがお気に入りで、使いまくっていたら、
 見つけて送ってくれました。
 ありがとうございます。

 事務所の机の上で、和ませてくれます。
d0054704_1044266.jpg


















 このウサギとピスケ(左の鳥さん)のカップルが とてもいいのです。
 ありがとう!
d0054704_1047645.jpg
by expresstax | 2016-01-15 23:09 | 資産運用
 税務研究会様の講演に伺いました。
 場所は、大宮のソニックシティ。関東信越局管内の税理士先生方を対象として、
 「小規模宅地の特例」について講演しました。

 年明け、各事務所さんでは、源泉税関連や償却資産関連のお仕事で忙しいさなか、
 多数ご出席いただき、ありがとうございました。

 小規模宅地の特例は、昨年からの相続税増税により、
 その適用の仕方によって、さらに有利不利の差が大きくなっています。

 ご出席の先生方の表情から、相続税実務で高いレベルの先生方と拝見し、
 準備していた条文関連よりも、実務中心のお話しをさせていただきました。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 帰りのJR上野高崎線でグリーン車に乗りました。
 行きの電車の車内案内でわかったのですが、何号車かわからず、移動できなかったのです。
 荷物が多かったので、帰りはしっかりとグリーン車2階席に。
 何とかとニワトリは、高いところが好き、といいます。

 在来線は、以前にも東海道線で乗ったことがありますが、
 スイカで乗れてしまうのですね。座席上のセンサーにかざすだけで、チェックインになります。
 山手線や地下鉄・私鉄には、車体はグリーンもありますが、
 グリーン車がないので、羨ましい限りです。
d0054704_1941193.jpg

















 



































 
 

 
by expresstax | 2016-01-14 23:07 | パブリッシング
 昔は、よく枕元にお水を置いておくというのが、日本の家庭での習慣だったそうです。
 これを「宝水(たからみず)」といったそうです。

 元旦に汲む水、という意味もあるそうですが、
 枕元の水を重視する意味での方が、健康管理的には正解なのだそうです。

 お水を、寝る前に飲み、寝ている途中でも飲み、朝起きて、飲む。
 昔は、お水は、井戸まで汲みに行くので大変だったから、汲み水を置いていたのでしょうが、
 寝ている間に、身体が脱水状態になるのを防ぐ、
 長期による病気予防だったそうです。

 今は、ひねるとジャー、の水道、特に、「東京水」がいつでもふんだんに飲めるので、
 枕元に置く必要もなくなってしまったので、就寝前後でお水を飲むという習慣まで消滅してしまったようですが、
 実は、とても大事なのですね。

 ☆  ☆  ☆

 スポーツジムに通って、お水を、食事と別に1日2㍑以上、と厳しく言われることや、
 認知症予防や治療に、飲水・給水・摂水が重要だということは、
 以前ここでも書きました。

 コーチの指示通り、お水をグビグビ飲んで、筋肉運動して、有酸素運動していたら、
 我々も、体重が激減、体脂肪率が激落、身体がウソのように軽くなりました。

 宝水の話を聞いてからは、
 ジムで支給される水素水を、アルミ水筒に入れて、
 枕元に置いて、寝る前、朝、目が覚めて、と飲むようにしています。

 また、認知症予防で、なぜ、お水を飲むことが強調されないのか、
 予防法の番組や書籍では、必ず項目としてあげられるのに、
 でも、強調される順番が、後ろの方なのは、何故なのか、不思議でなりません。

 認知症予防については、まだ我々で実証実験はできませんが、(^^ゞ
 もっと、お水を飲むことの効用について、意識されるといいなあと思います。

 ☆  ☆  ☆
 
 港区さんの高齢者さんのアクティビティで、
 お汁粉新年会をやりました。

 準備のお当番として、区の調理室で集合、
 お汁粉作りにかかります。
d0054704_11312217.jpg



















 お餅は、白玉粉。丸めた白玉を氷水に漬けると、つるっと仕上がり、くっつかなくなります。
 みんなでおいしくいただけますように、お祈りしながら、大笑いしながら、楽しく作りました。
 ありがとうございました。
d0054704_11371828.jpg





























宝水、そしてお汁粉新年会
by expresstax | 2016-01-13 23:08 | 折りにふれて
 このお正月に、出身事務所の先輩のご自宅に年始に伺いました。
 すっかり、ごちそうになり、おしゃべりおしゃべり、甘えてとても楽しい時間をいただきました。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 もう20年も昔の出身事務所時代に話に花が咲きました。
 その際に、出た話です。お互いに、よく続いたね〜、という展開からです。

 当時は、まだ、税務の業界では、女性税理士の採用は、あまり積極的に行われておらず、
 ライン(業務担当部門)への採用がせいぜい。
 税理士なのに、大手監査法人に入社したらワープロのお姉さんにされた、という話もありました。

 出身事務所も、似た状況で、私の入社前に、唯一在籍していた女性税理士先生が退職、
 所内で女性税理士は採らない、と決めた後だったそうで、
 所長の、ほとんど独断で採用されてしまったらしい私は、
 入所後、いろいろ風圧をうけてしまうことになりました。
 やはり、女性は、ダメなのかな、と、ちょっと気後れが始まった頃です。

 たまたま、大先輩のA先生と、雑談で、おしゃべりをする機会があり、
 場の空気で、聞けないでいたことを、A先生にそっと尋ねました。
 つまり、なぜ女性税理士を採用しないことになっていたのか、です。

 すると、A先生は、
 「いろいろあったかも知れないけれど、
 要は、売上が上がらなかったからじゃない?」
 とするり、と答えました。

 私は、なぜか、「そうか!」と、瞬間でその答えが、すとんとお腹に落ちて、
 納得してしまい、その場でのその話はそこまでになりました。

 「そうか、要するに、売上を上げれば、いいんだ」と、思ってからは、
 とても気が楽になって、お仕事をがむしゃらに頑張り始めました。

 当時の自分に、売上を上げる能力なんか、まるでなかったんですが、
 そこは、根っからのいい加減な楽天家です。(^^ゞ

 その後ずいぶん経って、もうお互い独立した後で、その時のアドバイスのお礼をA先生に言いましたら、
 「俺、そんなこと言ったっけ?」と、とぼけられてしまいました。
 でも、A先生には、今も足を向けて寝ることはできません。

 つまり、女であれ、男であれ、あるいは、ちょっと「変」なヤツだって、
 売上を上げれば尊重されるし、
 上げなきゃ、「ただの変なヤツ」で終わってしまうというというわけです。
 
 ☆  ☆  ☆

 そんな想い出話が出て、
 あれやこれやのタイミングで、大変なとき、ヘコんだとき、
 さらには、退職後も、
 励まし合って、支え合って、やってきたね、としみじみと振り返りました。

 帰りには、どっちゃりのお土産をいただいて、
 まるで実家に里帰りしてきたような、ほこほこ暖かい気持ちで帰ることができました。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 お客様からお土産を戴いています。

 紅さぬきという赤く、とても甘い蜜柑をいただきました。
 珍しいものをありがとうございました。
d0054704_15234317.jpg



















 野菜昆布という自然食品の昆布をいただきました。
 とても柔らかくなり、滋養たっぷりな昆布は、とても美味しく、
 甘辛で炊いて、あっという間に食べてしまいます。
 ありがとうございました。
d0054704_1641242.jpg
























 イスラエルのメルローのワインをいただきました。
 貴重なものをありがとうございました。
d0054704_15293949.jpg


























 経営会議の際に、バウムヴェレのバウムクーヘンをお持ち下さいました。
 みんなでお茶請けにいただきます。ありがとうございます。
d0054704_15315462.jpg






















 経営会議に、お客様がデメルのザッハトルテと金沢の大吟醸酒をお持ち下さいました。
 お心遣い、いつもありがとうございます。
d0054704_15353127.jpg






















 静岡の無農薬みかんをたくさんいただきました。
 ご高齢のご近所のおじいちゃまが、大切に育てているお蜜柑を
 毎年こうしてご関係先にお送りになっているとのことでした。
 ありがとうございます。
d0054704_15402672.jpg
























 年末に、自宅にいただきました。
 とても大きなロブスターです。
 ありがとうございました。これは茹で上げた写真です。
d0054704_15442144.jpg




























 お年賀に、今年も、美しいシクラメンをいただきました。
 お正月の羽根つきの羽根に見立てたシクラメンだそうですが、とても良い香りです。
d0054704_15454164.jpg
























 年初の経営会議に、虎屋さんの最中をお持ち下さいました。
 新年を言祝いでみんなでいだだきます。ありがとうございます。
d0054704_1548585.jpg



























 お客様がご契約の打合せにお持ち下さいました。
 アンリ・シャルパンティエさんのマドレーヌです。
 みんなで美味しくいただきます。ありがとうございました。
d0054704_15524876.jpg
by expresstax | 2016-01-08 23:57 | プロフェッショナル