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ホームページはないのですか?そして国会議事堂と原宿表参道よさこい祭り

 このブログの読者の方からお電話をいただきました。ありがとうございます。

 新聞の記事で読んで、
 その後、インターネットのホームページを探したのだけど、見つからず、
 ようやくこのブログを見つけあてた、と。
 そして聞かれてしまいました。
 ホームページは作らないのですか?

 申し訳ありません!
 ホームページは出していないのです。
 そして、ブログにも、メールでは連絡をいただけないようになっています。
 ほんとうに、申し訳ありません。

 ☆  ☆  ☆

 虎ノ門事務所をスタートしたときに、
 ホームページの計画をして、デザイナーさんにデザインをお願いしたのですが、
 どうにも、コンセプトに合わず、
 着手金をお払いしたままになっていました。

 でも、このブログは継続していて、
 お客様のご紹介を徐々にいただいて、
 そのうちに、事務所ニュースのMI情報を発行するようになって、
 また、お客様のご紹介をいただくようになりました。
 
 弊社の場合は、 顧問先様や既存のお客様が、
 ご自身のご親族やご友人、ご同僚、ご先輩を、お客様を、ご紹介くださるケースがほとんどです。

 あるいは時々、このブログを読んだというお客様が、
 お電話でコンタクトをとってこられて、
 ご相談から始まって、ご契約くださいます。

 そんな形で、お仕事が繋がってきてしまい、
 自分たちで目の届くところでの、丁寧なお仕事の仕方として、

 お客様の資産形成や、相続対策、税務申告や税務調査の結果など、
 お客様とのご信頼やご成功を「形」にしていただきながら、
 お仕事を続けてくることができました。

 反対に、無理にお客様を増やして、職員さんを増やしても、
 行き届かないお仕事になってしまうなら、
 それは無責任になってしまうでしょうし、
 既存のお客様を最優先させていただくことが、一番大事だと思っているのです。
 
 事務所主催セミナーを、あくまでも、
 顧問先様やこれまで案件としてお手伝いさせていただいたお客様、我々をお支え下さってきたお客様のみを対象とさせていただいているのも、同じ理由です。

 そのため、新聞などの紹介広告は、お断りしたり、
 結果的に、ホームページは、作らずじまいになっています。

 ☆  ☆  ☆

 もちろん、ホームページの意義は大きく、
 事務所の概要や方針、コンセプト、お仕事の内容、実績、事務所へのアクセスなど、
 ネットで一覧していただけるメリットがあるのは承知です。

 反対に、お客様達からごらんになった場合、
 ホームページのない事務所なんて、どうよ、と思われかねないのは、その通りだと思います。
 ビジネスとしては、落第なのかもいしれません。

 ☆  ☆  ☆

 ただ、それでも、
 お客様には、直接、我々とお会いいただいて、
 我々の力量を、しかとごらんいただいて、

 我々を必要とするお客様と、
 きちんと信頼関係を築いて、お客様に対して最善のご提案をさせていいただく、
 その延長上に、お客様の最良のご成長を遂げていただく、
 ずっとずっと一緒に手を取り合って、一つ一つを解決していく、
 
 その積み重ねこそが、お客様のご成功の結果を出していくことができるのではないかと
 この間の活動の中で感じてきています。

 そのために、ホームページ、本当になくては困るというまでは、
 当分、作らないと思います。

 ご不便をおかけしますが、どうか、ご理解ください。そして、ぜひとも一度、事務所にお越しいただいて、ご相談をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

 ☆  ☆  ☆

 8月30日の日曜日。

 国会議事堂前での安保法案反対集会が大規模に行われ、
 溢れた人の波が、溜池山王駅まで押し寄せて、ごったがえしていました。

 雨模様の中を、サイレント・マジョリティという言葉に片付けさせてはいけない
 人と人と人の波がうねりました。

 一方、表参道は、あでやかな衣装の集団があちこちに。

 この日は、原宿表参道のスーパーよさこいの最終日。
 国会議事堂とは、全く違う空気の中で、踊り手さんたちは、雨混じりの中でも楽しそうです。
 この楽しさと幸せを、守らねばなりませんね。
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by expresstax | 2015-08-31 23:44 | 経営

「建築物の維持保全について(お願い)」文書配布始まる、そしてありがとうございました。

 既に、ここにもご報告したように、
 空家対策法が5月26日から全面施行
され、
 問題空家(特例空家)は、勧告を受け、固定資産税の住宅地特例停止、
 改善ない場合は、行政代執行による取り毀し、と進んでいくことになっています。

 ☆  ☆  ☆

 そしていよいよ、各自治体から、市町村長名での
 空家対策法で、問題空家とみられる建築物の所有者に対して
 「建築物の維持保全について(お願い)」文書の送付が始まりました。

 各自治体ごと、取扱は、まちまちと思いますが、
 送付を受けたお客様が、さっそくご相談くださいました。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 こうして、お願い文書の送達から始めて、所有者の反応をみて、
 逐次、対応のない所有者には、指導・勧告・処分と進めていくようです。
 勧告を受けると、固定資産税の特例は停止されます。

 ただ、調べてみましたら、
 お客様の自治体では、空家対策法に対応して解体等を行う所有者に対し、
 補助金を給付する制度を設けています。

 お客様に、さっそく補助金を受けつつ、解体等の日程について、
 自治体に申し入れていただくことになりました。
 全額出してもらえるわけではないのですが、でも、よかったですね。

 さらに、
 空家対策法対応の制度として、
 国土交通省さんが、対応して解体等を行った所有者に対し、税の軽減制度の要望を出しています。

 こちらは、法律ですから、
 施行は、通常は来年平成28年度4月からです。
 空家対策法施行日以後、などに遡及してもらえればいいのですが、
 どうなるでしょう。

 進捗如何によっては、解体や建替工事のプランニングも、有利に設計したいところです。

 補助金は全額だしてもらえるわけではないので、
 残額自己負担部分に応じた税軽減制度が入れば、それも資金応援になります。

 見守っていきましょうね。

 ☆  ☆  ☆

 ところで、空家対策法に関連して、
 役所名をカタって、工事などを勧める悪徳業者の暗躍の話が聞こえてきます。
 今後、よく調べながら、慎重に対応するようにしましょう。

 お役所から、何らかの文書がきたら、まず顧問税理士に連絡して、よく確かめて、
 場合によっては、税理士経由で役所に連絡するくらいの慎重さをもってもよいでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 先日、ご質問くださった税理士先生が、お礼を贈ってくださいました。
 お気遣いをありがとうございました。
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 税理士先生から、残暑見舞いをいただきました。
 ありがとうございます。先生もぜひともお元気に。
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 お土産をお持ち下さいました。
 とても可愛いお花のラッピングです。ありがとうございました。
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 税理士先生からのお土産にお持ちいただきました。
 ありがとうございます。
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 顧問先様が経営会議のお土産にお持ち下さいました。
 ありがとうございました。おやつになによりです。
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 取引先金融機関の担当者様が、ご帰省の折にお土産を下さいました。
 お仕事を離れてのお気遣いを、ありがとうございます。
by expresstax | 2015-08-28 23:18 | 固定資産税

株式為替の乱高下局面では、そしてお誕生日おめでとうございます。

 先週の株式市場と為替市場の混乱が、少し回復してきたようです。
 日経平均は、平成27年8月24日に1万9千円を割り込んで、25日終値で17806.7円を付けました。
 これが、また回復してきています。
 為替相場は、一時118円まで円が上がりましたが、また円安に振っています。
 完全に回復するかどうかは、わからず、予断は許しません。
 が。

 この最近の株高で買いに入った人は、下がった!としてあわてたでしょうが、
 銘柄にもよりますが、遅くとも平成24年以前に投資した人は、まあ、様子を見よう、です。
 日本株に限れば、概ね、数十%か倍くらいまで上がっているからです。

 ☆  ☆  ☆

 投資をする人のパターンに、
 上がっから、買おう、という人がいます。
 下がっから、売ろう、
 と考えるらしいのです。

 永久に損をし続けます。
 いつまで?破産するまでです。

 また、違うパターンの人もいます。

 相場が上がると、投資なんかするヤツは、バカだ、と言います。
 そして、相場が下がってくると、ざまあみろ、と言います。

 20年にも及んだデフレ時代の体質が染みついて、現金にしがみつきます。
 他の資産に比べ、現金の価値が相対的に下がり、実質、資産減らしになっていて、
 昨日買えてた物が、インフレで、今日買えなくなっても、気付きません。
 いわゆる「ゆでがえる」です。

 ☆  ☆  ☆

 投資をするなら、上がる前です。

 伸びる資産を持ってあげて、応援します。
 上がったら、みんなが欲しがりますから、欲しがっている人に売ってあげます。
 その資金を、また、伸びる資産に投資します。
 
 伸びる資産は、良い会社、良い分野、良い国、です。
 安定して、世界的に視野広く世界経済を支える、良い会社、良い分野、良い国、です。
 いい製品を作り、良いサービスを提供し、良い利益を出し、良い配当をします。

 下がったときに、ざまあみろ、と言っている人は、損をしていることに気付きません。

 ☆  ☆  ☆

 優秀な投資家は、
 下がったら、特に、今回のように、その会社や日本経済が原因ではなく、
 世界市況の動向で、道連れで日本株が下がったような局面では、
 よしきた、出番だ、と、応援しようと、買いに入ります。
 
 遅かれ早かれ、回復するのがであれば、買い局面です。
 デフレの時期、相場が、低迷していた氷河時代は、投資の時期でした。

 ガンガン上がった今は、収穫の時期です。
 特に、平成25年末までの10%源泉分離課税時代に、一度、売却して買い戻し、
 簿価上げ(原価の引き上げ)をやっていますから、
 課税面でも、最も有利に進めています。

 ☆  ☆  ☆

 下がった局面で買いに入る、それができるのは、買い資金のある人です。

 資産運用で重要なのは、資産の配置であり、
 資産の◎分法、と呼ぶ人もいますが、
 これは、資金を、安全性・換金性・収益性などにより、基本確保資産・中期資産・長期資産に分類して、
 現預金や金融投資商品・不動産等に分散した後で、
 そこからもう一段深掘りして、さらに投資商品をどう分散するかの話です。

 投資資金のうち、一番有利な時期に、
 いつでも発動できるように確保している資金がなくては、動けません。
 基本資金・確保資金を充てるわけにはいかないからです。
 この資金をキャッシュポジションといいます。

 キャッシュポジションを取れているかどうか、が
 一番賢く動けるかどうかのポイントになるのです。

 ☆  ☆  ☆

 今回も、くれぐれも、あわてず賢く動きましょう。

 たまたま、8月上旬に、9月8日の弊社顧問先様対象のセミナーを開催を告知していました。

 さわかみ投信の創始者である澤上篤人先生をお呼びして、 
 中国やギリシャなど世界経済の変動の中での事業承継を射程に入れた資産運用について
 質疑応答中心に開催を予定しています。

 そんな中での今回投資相場の変動が勃発、
 これは世界経済のお話しと質疑応答が楽しみになりました。

 また、澤上先生ご自身が、ご子息への事業承継を成し遂げています。
 そんなお話しも、楽しみにしましょう。

 ☆  ☆  ☆

 セミナー構成は以下の通りです。
 お楽しみに!

平成27年9月8日(火) 松木飯塚税理士法人お客様セミナー

構成:
第1部「激動する世界経済の中での株式市場と承継に備えた資産運用」

    株式会社さわかみホールディングス 代表取締役 澤上篤人先生

第2部「マイナンバー制度スタートへの対応と実務」 
            松木飯塚税理士法人税理士 藤森 直子

第3部「財産債務調書制度スタートへの対応」 
        松木飯塚税理士法人代表社員税理士 松木愼一郎

第4部「民法改正と事業実務・賃貸借実務における対応」 
           松木飯塚税理士法人代表社員税理士 飯塚 美幸

 ☆  ☆  ☆

 お客様セミナーで講師デビューする藤森税理士、先日がお誕生日でした。
 おめでとうございます!
 これからも、思い切り、活躍して下さい。
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by expresstax | 2015-08-27 23:11 | 資産運用

リクシルさんのスマート不動産オーナーズで連載が始まりました。

 LIXILさんのホームページ「スマート不動産オーナーズ」で連載が始まりました。
 まずは、「アパートの『事業承継』と『後継者育成』」シリーズです。
 
 リクシルさんは、トステムさん・イナックスさん・新日軽さん・サンウェーブさん・東洋エクステリアさんが、
 大合同した建材設備の総合会社です。

 その情報誌「オーナーズ」さんに、2009年に12回にわたってコラムを連載していただいていました。

 リクシルさんが、オーナー様ページを開設するにあたって、
 人気をいただいたというありがたい言葉をいただいて、
 当時のコラムを、現行税制に引き直して、掲載していただくことになりました。

 編集者様も、当時の地球王国のI様が、とても丁寧に進めてくださっています。
 ありがとうございます。

 アパートオーナー様たちのご参考にしていただければと思います。

 ☆  ☆  ☆

 港区の高齢者様たちのアクティビティは、今回は、「和のコンサート」を開催しました。

 東音中島勝祐記念会の謡と三味線と笛の奏者さんによる、
 冨士娘・娘道成寺などの演奏を拝聴しました。
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 演奏の後は、質疑応答。三味線の構造や篠笛・能笛の仕組みを見せていただいたりしました。
 三味線の皮は、三毛のオスが一番いいけれど、献体に頼らざるをえないことから、
 今はオーストラリアのカンガルー皮が研究されていることなど、
 トリビア満載でした。
 ありがとうございました。
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by expresstax | 2015-08-25 23:23 | パブリッシング

相続税の取得費加算特例のご質問、そして2年目の緑

 先日の日税さんの講演をご受講いただいた税理士先生からご質問をいただきました。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 相続から3年10ヶ月以内に相続財産を譲渡した場合の譲渡所得税の計算で、
 売却資産にかかった相続税を譲渡原価にできるという、
 「相続税の取得費加算の特例」(租税特別措置法39条)についてです。

 相続税を払って取得した財産を売って、原始取得からの値上がり益にまた譲渡税がかかるなんて、
 二重課税じゃん!とならないための、二重課税排除のための制度です。

 この制度は、平成26年末までのご相続、平成30年10月末までの相続財産の譲渡の場合に、
 土地以外は、譲渡財産にかかった相続税分を非課税に、
 土地は、相続した土地全部にかかった相続税分を非課税に、できます。

 平成27年以後のご相続では、土地も、譲渡財産にかかった相続税分を非課税に、と、
 改正された部分です。
 土地だけ優遇しすぎてたよね、というのが、財務省さんの言い分でしょう。

 ☆  ☆  ☆

 さて、平成26年末までの相続だった。
 相続土地10億円、それに相続税が3億円かかっていたという、おおざっぱな設定です。

 たとえば、10億円の相続土地のうち、1億円分の土地を譲渡した場合は、
 譲渡対価1億円-譲渡原価3億円=所得ゼロ円、譲渡税ゼロ円になります。
 
 では、譲渡所得ゼロ円で済ませる、
 つまり、無税譲渡できるのは、最大いくらまで売却できるのかを、逆算する場合に、
 仮に、時価を相続税評価額とするなら、

 X億円-(X億円×5%+3億円×10/10+X億円×3%)=0
 
 これを解くと、X=3.26億円となり、
 
 3.26億円-(3.26億円×5%+3億円×10/10+3.26億円×3%)=0
 
 となります。
 
 講義では、
 個別相続の相続税額と、土地評価額により、上記の数字は変わりますので、相
続税申告から3年以内の資産移転についてコンサルする際に行う計算を、とても
ざっくりした数字で表現しました。
 
 講演で話したように、平成26年末まで開始相続、平成30年10月までの譲渡につ
いて最もメリットがあるテーマです。

 取得費加算の特例は、同族間での売買でもOKですから、
 仮に、3年10ヶ月以内に外部売却できなくても、
 同族法人などに、時価で、時価が相続税評価額なら
 限度額の残り部分を譲渡税ゼロ円で移転してしまえば、
 次に外部売却するときに、そこからの値上がり益だけが、課税対象にできます。

 つまり、相続財産の簿価上げができちゃうわけです。(^_-)☆

 ☆  ☆  ☆

 この講義設問では、

 前述の取得費加算の期限内最有利活用と、
 買換特例と取得費加算、
 取得費加算活用と登録免許税・不動産取得税の軽減の

 3つの工夫をコテコテに組み合わせて、説明しましたので、 
 分かりにくかったかも知れませんが、
 該当のお客様がいらしたら、とても喜んでいただける工夫だと思います。
 ぜひ、研究なさってみて下さい。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 夏の猛暑が一服しています。

 築丸2年になる事務所の公開空地は、緑に溢れてきました。
 遊歩道の下からです。
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 青山通りの裏通りにあたるビルの裏側エントランスの桂の木も、
 新築の頃は細く、頼りなげでしたたが、茂ってきました。
 光を透す薄く丸い葉の桂は、好きな樹のひとつです。
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by expresstax | 2015-08-24 23:37 | 譲渡

税務署さんとの連絡協議会

 今日は、年に一度の麻布税務署さんとの連絡協議会に出席しました。

 弊社の所属所轄である麻布税務署の指定官職(一般企業での管理職)さんたちとの交流会です。

 国税庁のホームページにも出ていましたが、
 消費税増税後の滞納が激増しているとのことで、
 滞納予防について協力要請がありました。

 確かに、法人税や所得税と違って、
 消費税は、赤字でもかかってしまいます。

 顧問税理士先生のいる事業者さんは、ちゃんと資金繰りのご指導をうけてらっしゃるでしょうが、
 顧問のいない事業者さんは、なりゆきで経理していくと、
 申告時になって、納税資金不足!ということになって、あわててしまうのかもしれません。
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 連絡会のあとは、いつもの意見交換会です。
 税務署の現役一統(一部門統括官)さんたちやOB先生たち、麻布支部の先生たちと、
 楽しく呑み食べ、お話しを伺いました。

 そうか、そうだったのか!のお話しが満載。

 ありがとうございました。(^^)





































 
 
by expresstax | 2015-08-20 22:27 | 税理士

地主が借地人法人の株主でない場合の底地の評価、そしてフラメンコライブ

 セミナーをお聴き戴いた先生から、ご質問をいただきました。
 ありがとうございます。

 私の講演の内容そのものではありませんが、
 講演の中で借地権課税に触れたことから、
 他の税理士先生のご著書の内容について質問をいただいたものです。

 ☆  ☆  ☆

 地主さんが自分が株主となっている同族法人に「無償返還届出書」を提出して土地を貸した場合、
 その地主さんの相続時の土地の評価では、自用地価額の80%で評価し、
 その同族会社の株式の評価上、土地の自用地価額の20%相当額を純資産価額に計上するものとされています。

 しかし、同族会社が、同族の地主から土地を借りていて、
 被相続人が、その同族会社の株主であっても、
 被相続人自身がその地主(土地所有者)でなければ、
 被相続人の株式評価では、借地権の計上する必要はありません。

===================================
相当の地代を支払っている場合等の借地権等についての相続税及び贈与税の取扱いについて

8 (「土地の無償返還に関する届出書」が提出されている場合の貸宅地の評価)
 借地権が設定されている土地について、無償返還届出書が提出されている場合の当該土地に係る貸宅地の価額は、当該土地の自用地としての価額の100分の80に相当する金額によって評価する。
 なお、被相続人が同族関係者となっている同族会社に対し土地を貸し付けている場合には、43年直資3-22通達の適用があることに留意する。この場合において、同通達中「相当の地代を収受している」とあるのは「「土地の無償返還に関する届出書」の提出されている」と読み替えるものとする。
(注) 使用貸借に係る土地について無償返還届出書が提出されている場合の当該土地に係る貸宅地の価額は、当該土地の自用地としての価額によって評価するのであるから留意する。
===================================

 このケースで、 
 ある税理士先生のテキストでは、
 その場合の被相続人以外の者の所有する底地の評価では、
 100%で計上するという図が掲載されています。

 ご質問の先生が、この部分について、ご著書の先生に質問なさったところ、
 別な税理士先生の本に書いてあったから、というご回答だったのだそうです。

 で、本当にそうなのでしょうか?とのことですが、
 
 例えば、
 母の土地を、被相続人父の株主である同族会社が無償返還届出を提出して賃借していた。
 その場合の被相続人の同族株式の評価では、20%の借地権価額を計上しません。

 では、母が所有している土地の評価は、といえば、
 自用地の80%評価になります。通常実務では、100%としません。

 これについては、国税さんの質疑応答である審理事務研修資料では、次のように、20%の斟酌の根拠を述べています。
=============================
財産評価審理上の留意点
「取引相場のない株式等の評価(1)「土地の無償返還の届出書」が提出されている場合①

(前段略)
「この取扱については、借地権の価額を0とすることからすると、貸宅地の価額は、自用地の価額によって評価する都の考え方もあるが、借地借家法の制約、賃貸借契約に基づく利用の制約等を勘案すれば、借地権の取引慣行のない地域においても20%の借地権相当額の控除を認容している(評基通25(1))こととの均衡上、その土地に係る貸宅地の価額の評価においても20%相当額を控除することが相当であるとの考え方によるものである。」
=============================

 ☆  ☆  ☆

 なぜでしょうねぇ、と、先生と考えました。

 考えられるとしたら、
1.書籍には、前提を、「相当の地代支払+無償返還届出」とされていましたが、途中で、「使用貸借」と混乱してしまった、か、

2.相当の地代支払+無償返還届出」の原則としては、
 上に引用した質疑応答で、「借地権の価額を0とすることからすると、貸宅地の価額は、自用地の価額によって評価する都の考え方もあるが」、とあるように、
 原則に基づいて、底地100%としたのか、です。

 しかし、納税者有利、かつ、
 前掲質疑応答で解説しているように、借地借家法の制約、賃貸借契約に基づく利用の制約等を勘案すれば、
 80%評価とするのが、実務上の考え方でしょう。

 ☆  ☆  ☆

 ご著書の先生に、再度深くお聴き戴きたいところですが、
 それでも、ご質問いただいて、一緒に考えることができ、勉強になりました。

 こうしたことでも、もちろん大丈夫ですので、どんどん、お尋ね下さい。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 お休みの日に、友人と一緒に、友人の先輩が出演なさるフラメンコライブに行きました。

 クラシックギター演奏のご先輩は、ゲストとして、スペイン音楽の演奏をなさいました。
 レストランに大きな舞台が設定され、観客は、スペイン料理に舌鼓を打ちながら、フラメンコやギターの公演を堪能します。

 フラメンコのライブは、むかぁし事務所の食事会で、
 新宿のエルフラメンコさんに行ったことがありますが、今回はそれ以来です。

 迫力のパフォーマンスを堪能しました。
 誘ってくれて、ありがとう!
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by expresstax | 2015-08-17 23:37 | 財産評価

お盆前はお忙し、そして勝ち鰻

 弊社は、お盆も暦通り。
 税務署さんが、暦通りなので、それに合わせています。
 といってもメンバーは、交代で夏休みをいただくのですが、

 とはいえ、 7月に相続税路線価が発表されて、
 お客様が、ご家族でご資産のご相談をなさるのに、夏休みやお盆の時期に、ということで、
 7月からお盆あたりまでは、相続税の試算や財産評価の試算置き直しの業務が続きます。

 初めてのご相談も、連続したりして、
 わらわらとお仕事させていただいています。

 暑いけれど、この時期、皆様ご家族で、有意義なお話し合いができるといいですね。

 ☆  ☆  ☆

 そんなこんなで、先日は、猛暑酷暑を乗り越えようと、
 恒例「勝ち鰻」に繰り出しました。

 今年は、赤坂の宮川本店さんです。
 午後のお時間には、ご相続のお客様がいらっしゃる日だったので、
 お酒は自粛しました。(^^ゞ
 気合いを入れてがんばりましょう。
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by expresstax | 2015-08-14 23:48 | 事務所

財産債務調書と税務調査、そして税理士先生のご上京

 財産債務調書シリーズその5です。
 
 資産3億円以上で所得2千万円超の人は、
 毎年12月31日現在の国内国外財産の明細を、確定申告書と一緒に提出しなければならない、
 というのが、財産債務調書制度です。

 つまり、自分に何かあった場合、というより相続時の財産明細を、
 毎年生前申告するようなもの。

 これが問題だ、と書きました。

 ☆  ☆  ☆

 というのも、所得2千万円超の人に提出義務づけられていた旧制度の「財産及び債務の明細書」は、
 思い切り、相続財産の生前申告調書として、扱われていたからです。

 例えば、生前に財産債務の明細書に、不動産を記載していた被相続人様の相続税調査で、
 その不動産が消失している場合には、いつ、どんな理由で、
 その不動産が、何に変わっていたか、調べられます。
 これを税務では、「化体する」といいますが、何に化体していたか、を調べるわけです。

 通常は、本人の譲渡税申告や親族等の贈与税申告などで、たどれるものは調べてきます。

 でも、例えば、生前に財産債務の明細書に、美術品などと記載していた被相続人様の相続税調査。
 
 それが何に化体していたか、必ず調べます。

 あるいは、相続時点でも保有していた場合、
 なぜ、相続税申告に計上しないのか、が、徹底して追及されます。

 例えばそれが、購入当時新人作家の絵画で、
 ご本人は、価値があると思っていた、あるいは、将来価値が上がると思っていた。
 でも、残念ながら、相続時に、市場流通できる絵画ではなかった場合。

 調査官さんは、必ず、何らかの価額で計上するように、強烈に勧奨します。

 それはそうです。
 生前に本人が提出していた財産債務明細書は、本人自身が財産と認識している資産の動かぬ証拠。

 もしそれを税務調査で見逃すなら、
 税務署が、会計検査院から、調査不十分としてお叱りを受けることになるからです。

 計上資産が化体していた場合、
 計上資産の価値がなかった場合、
 税務調査の招待状を発行したのも、同然となるのです。

 過去の相続税の税務調査の立会の際に、何度も経験して辟易してきたことです。

 ☆  ☆  ☆

 なんだかなあ、と思ったのは、 
 財産債務の明細書を提出していなかった被相続人様の場合は、
 税務調査があっても、何も言われないのに、

 財産債務の明細書を提出していた律儀な被相続人様の相続では、
 前記のような税務調査時のチェックが、徹底して行われたことです。

 ☆  ☆  ☆

 今度の財産債務調書は、財産債務明細書に比べ、さらに詳細に記載することが要求され、
 かつ、提出義務者は、資産所得両面での水準以上の人に絞り込まれます。

 相続税での税務調査が、明細書時代と比べて、さらに厳格になるだろうことは、
 想像に難くありません。

 そして、今年から、財産債務調書・国外財産調書、
 そしてマイナンバー制度が立体的に機能し始めます。

 所得税や相続税の若干の加算税のインセンティブ(お馬さんのニンジン)のために、
 安易に取り組むと、
 後が大変なことになるのではないか、と危惧しています。

 ☆  ☆  ☆

 ずっと以前に、研究会でご一緒していて、
 よく情報交換していた先生が、研究会のためにご上京なさって、
 赤坂まで来て下さいました。

 とても久しぶりでしたので、
 地下鉄で待ち合わせて、赤坂のうなぎ屋さん「ふきぬき」に繰り出して、

 呑みの食べのしながら、またまた、いっぱい、情報交換させていただきました。
 
 我々よりずっと先輩ですが、
 事務所の後継体制もバッチリできたそうで、
 溌剌とお元気なご様子に、我々も嬉しくなって、元気をいただきました。

 ありがとうございました。

























 
 
 
 


 
by expresstax | 2015-08-12 23:52 | 税制改正

改正地域再生法は8月10日施行、そして神宮外苑花火大会

 ここでも何度か書いてきた改正地域再生法。

 施行日からが、支援地域の税制特例スタートで、
 また、特定資産買換の繰延割合全地域8割は、施行日前日まで、
 ということで、経過観察してきましたが、

 その施行日が、8月10日と決まったんですね。
 それも、改正地域再生法施行令ダイレクトではなく、
 8月7日に「地域再生法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」(政令第288号)という政令(>_<)で、
 公布されました。(-_-)#
 実質、公布日の翌日施行ですから、もっと早く公布してほしいなあ、です。

 9月頃なんてウワサもありましたが、
 早まりましたね。

 というわけで、特定資産買換特例の集中地域への繰延割合は、
 8月10日以後の譲渡については制限されますので、適用の際は、ご注意を。

 あ、もちろん、個人や中小企業の場合は、
 契約ベースで、8月9日までの譲渡契約なら、旧繰延割合、まだオッケーです。

 ☆  ☆  ☆

 8月11日は、神宮外苑花火大会です。

 他の大規模な花火大会が、土日などに開催されるのに、
 神宮花火大会だけは、平日というのは、
 
 ライトアップニッポン( LIGHT UP NIPPON)という
 2011年から、東日本大震災支援のために東北の花火大会の一環として開催されているからです。

 東日本大震災後、花火大会を自粛した地域も多かったのですが、
 そもそも、亡くなった人々への追悼供養のためだった花火を、自粛というのはおかしい、と、
 スタートしたのがこの運動だったそうです。

 だから、8月11日。

 関東では、唯一、神宮外苑だけが、参加しています。
 
 我々は、クーラーの効いた事務所で、
 お客様からいただいたビールや、持ち寄りおつまみで、
 夏の夜の1万本の花火を堪能させていただきました。

 相変わらずヘタッピなカメラですが、
 手前の秩父宮ラグビー場からも小さいのが上がってます。
d0054704_144512.jpg
 














































  
 
by expresstax | 2015-08-11 23:36 | 税制改正


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 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

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