<   2013年 06月 ( 15 )   > この月の画像一覧

以前死亡と相続後死亡、そして桜新町

 ご相談がありました。

 ところが、お話を伺いながら、あれ?
 ご相談のメインテーマではなかったのですが。

  ☆  ☆  ☆

 親御様A様が亡くなられ、配偶者は既になく、子供は兄弟B様とC様お二人。
 そのC様が、親御様の後を追うように亡くなってしまわれたのです。
 C様には、奥様D様と子供E様。

 C様は、A様の相続人でありながら、遺言書を遺さなかったA様の相続について、
 遺産分割できずに、亡くなっています。
 この場合、A様の相続についてのC様の相続権を、C様の相続人が引き継ぎます。
 C様の相続人とは、奥様D様と子供E様です。
 つまり、A様の相続について、相続人は、B様、D様、E様なのです。 

 ところが、これまで、C様を以前死亡と間違えて、
 相続人をB様とE様だけ、としてお話が進行してしまっているご様子です。

 え!
 嫁さんも舅の相続に入るんですか!
 
 大変な驚きようですが、でも、そうなんです。
 もしC様がご存命なら、A様の遺産分割の当事者、そのC様がいないということは、その判断を相続人D様E様が代わりに行うのですね。

 以前死亡とは、被相続人様が亡くなる前に相続権を持つ人が亡くなっていること。
 その場合には、A様が亡くなった時点で、相続権は、B様と、C様の代襲相続人であるE様に決まります。

 以前死亡と相続後死亡では、違うんです。
 よく、順序立てて考えていただければよいことなんですが。

 相続税申告でいえば、相続後死亡の場合は、
 後の相続の相続人様が前の相続と合わせて分割協議したり、相続税申告したりできますし、
 その分、申告期限はC様相続税に合わせて延長したりします。
 相続分が違うだけでなく、相続税非課税枠も、法定相続人に関連する税制の取扱も変わります。

 急いで、対応していただくことになりました。

 ☆  ☆  ☆

 もう6月も終わりです。
 あっという間の半年でした。
 さあ、折り返し、がんばらねば、です。

 ☆  ☆  ☆

 先週の雨の桜新町。

 駅前のお蕎麦やさんが、2階だけになり、
 1階がイタメシ屋さんになって、もう数年経っているとか。
 あー、とうとうサザエさんの街にもグロダイが・・・と、感慨深かったものです。
 オープンエアーなので、お店の中から、サザエさん一家の銅像が見えます。
 償却資産の話は、どうなったでしょうね。
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by expresstax | 2013-06-30 23:19 | 相続・贈与

自信家と謙虚家

 自信家さんと、謙虚家さん。

 自信家さんは、思いつきの自説を述べ、頑として変えようとしません。
 謙虚家さんは、万が一間違っていたらと、自分の考えを明らかにせず、他人の解答にばかりすがります。
 どちらも、永久に成長できません。
 
 なぜか。
 自分しか見ていないからです。

 ☆  ☆  ☆

 自信家さんは、お客様の現場の声に耳を傾け、事情をお察しし、誠実に回答することです。
 その中から、自分の考えの検証や、結果の確認や、考え方の深耕ができるでしょう。

 謙虚家さんは、お客様のご質問にどんどんぶつかっていって、自分の考えを伝えることから始めることです。
 ご質問を受け、お客様の考えやお困りごとをトレースし、何が問題で、どこを調べれば、回答が導けるのか、お答えする中から、筋道が見えてきます。
 お応えしようとしない限り、未来永久に、答えることができるようにはなれません。

 どんなに知識が増えても、どんなに理論を学んでも、

 現実を受け止め、その回答を自分の引き出しの中から、引っ張り出し、
 それを、お客様にわかるようにお伝えし、
 問題解決を一緒に組み立て、予算化し、実行し、成し遂げ、成功の結果を出し、
 お客様からお喜びの言葉をいただく、

 このプロセスを経ない限り、仕事は、できるようにはなりません。

 間違ったっていいんです。
 お答えして、調べて、間違っていたら、
 速攻で、お詫びしながら、訂正をすればいいんです。
 もちろん、何度も同じ間違えをするようでは、論外です。

 イイワケなんかしようとするから、お詫びしにくくなるんです。
 イイワケは不要! 訂正し、さらに一歩深く考えたお答えをお伝えして、
 次の解決に繋げます。

 解答を積み上げていく姿勢は、単に、
 お客様vs回答者 という向き合った関係から、
 共に前を向いて、問題を一緒に解決していく戦友という関係に変わります。

 ただ、ペロッと答える人より、
 こうして訂正しながらでも、ずっと寄り添って共に進んでいくプロを、
 お客様は信頼してくださいます。

 自信家、謙虚家、大いにけっこう。

 しかし、その基軸は、「自分」にあるのではなく、
 あくまでも「お客様のご希望」にあるのです。

 我々が、視線を「自分」から「お客様」に移した瞬間、
 問題解決のステージが、劇的に変わっていくのです。












 

  
by expresstax | 2013-06-28 23:37 | プロフェッショナル

税研研修、そしてオラクルさんのサインボード

 税研さんの懇話会研修に行きました。
 
 講師は、鬼塚太美先生。
 国税の現役時代に、N先生を通じて、質問させていただいたことがありました。
 とても明快で、バランス感覚のある先生です。
 それ以来ファンになっていました。
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 今日の研修は、基礎的な事から、とても丁寧なお話で、お人柄が忍ばれました。
 特定路線価の話、みなとく方式の話、譲渡費用の話、譲渡原価の話、
 気になる論点もあり、とても勉強になりました。
 
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 お隣に座ってらした先生が、ずっと睡眠学習。
 お仕事が大変なんだろうなあ、と
 こちらも、音を立てないようにノートをとりながら、思い出しました。

 以前、勤務税理士時代に、
 日税研の軽井沢合宿で、隣席になった、やはり事務所勤務の先生が、
 研修中、一心不乱に、講師のお話を一言一句漏らさずに、
 ガガガガっと、机が揺れるほどの勢いでノートを取っていました。
 声をかけようとすると、
 邪魔するな!という目をします。

 こんな高い費用の研修合宿に、事務所で自分だけ参加させてもらってるんだから、
 ちゃんと持ち帰る義務があるんだ!
 というお話を、後で聞いて、
 すごいなあ、と感銘をうけました。
 自分は当時、有給休暇をとって自費参加していたので、
 ある意味、のんびりしてましたから、ハッと目が覚める思いでした。(^^ゞ

 それからは、勤務税理士同士、仲良しになりましたが、 
 今は、組織再編専門事務所さんでトップに立っていらっしゃる先生です。
 栴檀(センダン)は双葉より芳し、です。

 ☆  ☆  ☆

 弊社下のビル部分の青山通り側正面には、大きなサインボードがあります。
 よく見ると、建築で使うH型鋼で、最初見たとき、のけぞりました。
 ビルデザイン自体が鉄骨のイメージですが、サインまで。。。
 ほとんど、建築オタクさんのデザインです。
 個人的には、こういうの、とても好きですが。(^^ゞ
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 と、反対側に、オラクルさんのサインボードが。
 そういえば、7月入居でした。
 メインテナントの住友電工さんは、ビル上部に電光サインを掲げていますが、
 正面サインはありません。
 オラクルさん、突っ込みますね。
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 ビルの裏側エントランスにもオラクルさんのサインが。
 ビルサインとの間隔が、微妙です。
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by expresstax | 2013-06-25 23:26 | 研究

業績悪化と自然発生借地権、そして7/11の野菜販売?

 譲渡と借地権についてのご質問でしたが。
 ありがとうございました。

 長らく社長様個人の土地に、会社が店舗を建てて事業展開。
 しかし、もう10数年、赤字続きで、
 その土地建物を売却して会社の借入精算をしようということです。

 会社は、繰越欠損がてんこ盛りあります。

 会社が、社長様の土地に会社建物を建てたのは、昭和中期。
 これ、借地権が発生していたんですね。

 ところが、この数年は、地代支払いをストップ。
 だけでなく、未払地代計上していません。
 つまり、使用貸借状態になっているんですね。

 もったいない。。。。

 自然に会社に付着していた借地権を主張するには、賃貸借を解消してから、
 長すぎます。

 売買で、出てくるのは、土地の含み益ですから、
 会社に借地権あり、となれば、会社の売却益。
 過去の繰越欠損金で、法人税をチャラにできます。

 でも、借地権なしとなれば、全部、社長様の譲渡課税。

 会社の借入の保証人になってるでしょうから、
 せめて所得税法64条の保証債務履譲渡場合の求償権の行使不能の特例で、
 保証債務の立替弁済分は、譲渡収入をなかったものとみなして、
 譲渡課税を圧縮することはできそうです、が、それでも譲渡税は出ます。

 借地権があれば、全部非課税にもできる事案です。
 もったいない。。。。

 地代ったって、せいぜい固定資産税のウン倍払っておけばよいので、
 せめて未払経理だけでもやっていてくれればと、う-、口惜しい。
 残念です。。。。

 ☆  ☆  ☆
 
 資産はない、商売だけ!という会社様はともかく、
 会社であれ、社長様であれ、資産を持っての経営の場合は、

 大事なのは、損益だけでなく、
 資産負債のマネージメントです。

 目先のことで、将来の可能性を逃さないように、
 資産関連で、何かアクションするときは、
 それが、止めるときでも、
 ちょっと、セカンドオピニオン、とってください。
 もったいない、ですから。。。。

 ☆  ☆  ☆

 お休みの日に、
 赤坂通り沿いのセブンイレブン前が賑やかです。
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 お野菜や卵が激安。
 地元のおじいちゃま達が、群がっていました。
 販売しているのは、セブンイレブンのお兄さんたち。
 ローソンが、野菜を扱ったりしてますが、
 セブンイレブンも、こんなこともやるんですね。

 もしかしたら、産直の場所貸し、なのかも。
 
 ☆  ☆  ☆

 赤坂サカスのサカスマルシェは、1年ほどで、立ち消えました。
 アークヒルズのヒルズマルシェが、今も賑わってるのと対照的です。

 赤坂にも、こんな産直が増えれば、いいですね。

  
by expresstax | 2013-06-24 23:30 | 法人税

教育資金一括贈与が1千億円突破、そして山王まつり

 教育資金一括贈与が、この2ヶ月半で、1千億円を突破したとのことです。
 すごいですね。
 でも、新聞報道を読んでますと、
 「お孫様への愛情を、形にしましょう」てなキャッチコピーで、
 まだ、贈与者であるおじいちゃま、おばあちゃまがお元気で、贈与されているようですが、
 まだ、通常の扶養義務者として、教育費贈与=本来非課税で、
 贈与して差し上げた方が、いいんですけど。

 お元気なウチに、教育費支援をするなら、
 おじいちゃまおばあちゃまが、ご自分の預金口座から、
 直接、お孫様の学校に払い込んだり、ご本を買ってさしあげたり、してください。
 そうすれば、必要なつどの、直接の贈与になり、
 どんなに多額でも非課税。
 1,500万円の制限もありません。
  
 贈与の制度、上手に使ってください。

 ☆  ☆  ☆

 先週の夜、なにやら外堀通りが賑やかで。
 赤坂日枝神社の山王まつりでした。
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 賑やかな方へと向かって、茅の輪をくぐって、お参りしてから。
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 御神輿や山車が休憩ちうです。(^_^)
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 奥の広場で盆踊りが。

 一緒に入って、踊りまくりました。
 「銀座カンカン娘」は、手を繋いで、輪になって、ノリノリです。

 しかし、せ、狭い。。。
 赤坂氷川神社の盆踊り会場と比べると、可哀想なほどです。
 永田町界隈に人が住むなんて、考えなかったのかも、です。
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 外人さんもたくさん。
 真上のキャピトル東急ホテルの窓から見て、
 オー! ボンダンス!と、降りてきたのでしょうか。
 
 帰りは、赤鳥居をくぐって、階段を下りました。
 いやあ、楽しかったです。(*^_^*)
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by expresstax | 2013-06-21 23:39 | 相続・贈与

福田財産コンサル様セミナー、そして赤プリの解体

 先日、福田財産コンサル様のセミナーを受講しました。
 銀座の会場の中小企業会館は、
 中小企業診断士の15日間の3次試験(実地試験)の研修場です。(ナツカシイ。。。)

 福田財産コンサルの福田郁雄社長は、
 毎年、お客様やプロの方々を招いて、セミナーをなさっています。
 ハウスメーカー出身ながら、コンサルティングの実務家として、
 軸足と見識の非常にしっかりした方です。

 これまで、幾度かのタイミングでお話する機会があり、
 そのつど、その予見性や行動力に、感銘をうけてきました。
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 今回のセミナーテーマが
 「アベノミクスの影響と今後の不動産戦略」
 ~新時代の資産を防衛しながら増やす方法~

 どんなお話が出るだろうと、わくわくしながら、お話を伺いました。

 セミナーの最後に、いつものWin-Win-Win(三方1両得)のお話がありましたが、
 その姿勢は、とても、Give-Give-Give(みんなで与え合う)だと思います。
 素晴らしいです。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 先日のニューオータニからの帰り。
 赤坂プリンスホテルの取り壊しの様子が見えました。
 もう、ほんとに外壁だけになっていました。
 地上から消失するのも、もうすぐでしょうか。
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by expresstax | 2013-06-20 23:20 | プロフェッショナル

二世帯住宅の小規模宅地適格は、区分「登記」で判断、そしてキックオフランチ

 先日、事務所ニュースにした二世帯住宅の相続税の小規模宅地の減額特例のことです。
 ご質問をいただきまして。

 政令の規定では、
 区分所有建物は、原則通り、同居要件で判定、
 区分所有以外の建物は、親族居住用部分も対象に、と。

 そして区分所有建物とは、
===============================
建物区分所有に関する法律第1条(建物の区分所有)
 一棟の建物に構造上区分された数個の部分で独立して住居、店舗、事務所又は倉庫その他建物としての用途に供することができるものがあるときは、その各部分は、この法律の定めるところにより、それぞれ所有権の目的とすることができる。
===============================
 と説明しています。

 だから、素直に政令を読むと、「所有権の目的とすることができる、各部分」となって、
 登記してなくても、構造上区分されて独立して用途に供することができるもの、をいうならば、

 外階段だの、別玄関だのの、つまり完全分離型の二世帯住宅の親族のみ居住部分は、アウトになってしまいます。
 そこでのご質問です。

 1月の税制改正大綱で書いていた次の文言は、何だったんですか、となるわけです。
========================
二世帯住宅の構造上要件の整備
一棟の二世帯住宅で構造上区分のあるものについて、被相続人及びその親族が各独立部分に居住していた場合には、その親族が相続又は遺贈により取得したその敷地の用に供されていた宅地等のうち、被相続人及びその親族が居住していた部分に対応する部分を特例の対象とします。

========================

 さっそく調べて見ました。
 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 結論的には、
 区分登記でなければ、完全分離型二世帯住宅でもいいよ、
 という扱いになるそうです。
 なので、事務所ニュースに書いた内容で、結果オーライになるのですが。

 今後、解説や通達で手当されるそうですので、
 その点は、よしとして、
 でも、これって、いわゆる「法の欠缺(けんけつ=欠陥)」ってやつですか。

 ☆  ☆  ☆

 確かに、敷地権については、区分所有法22条の分離処分の禁止を原則、
 23条の分離処分の無効の主張の制限規定で、
 登記後は、善意の第三者にも主張可能、つまり、第三者対抗要件を持つ、としています。

 さらに不動産登記法44条1項9号や46条では、
 敷地権については、職権登記としています。
==========================
建物区分所有法第22条
 敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合には、区分所有者は、その有する専有部分とその専有部分に係る敷地利用権とを分離して処分することができない。

==========================

 なので、敷地権については、登記が前提といえるのですが、
 そもそもの今回の論点は、建物構造の問題なのですから、登記前提とはいえず、
 政令の文言だけで、これを読むのは、無理!!かなあと思うのですが。

 いいのでしょうか。。。

 ☆  ☆  ☆

 それに、そもそも、二世帯住宅で、たまさか資金が親子別だから、
 区分登記にしちゃった、なんて方の問題は、まだ残ります。
 切り捨てられちゃうのか、救済があるのか。
 こちらも気になります。

 ☆  ☆  ☆

 事務所のメンバーが、転倒して足を痛めてお休みしています。(ヨクコロブジムショデス)
 回復に時間がかかるとのことで、みんなで心配しています。
 早く帰ってきてね、
 でも、ゆっくり養生してね、という矛盾に満ちた応援をしています。m(_ _)m

 ☆  ☆  ☆

 メンバーが欠けたところで、恒例のキックオフランチを決行しました。
 キックオフランチとは、ご新規のお客様のご契約ができたとにやる
 いわば、威勢付けの食事会です。
 お客様、ありがとうございます。
 
 メンバーのチョイスは、
 ホテルニューオータニのてんぷらの堀川さんのゴージャスなコース料理です。
 我々だけで、ごめんね。>療養中のメンバーさん
 治ったら、快気祝いに来ようね。 
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 帰りに、オータニのお庭をお散歩してきました。
 沙羅の花です。
 平家物語にある「沙羅双樹~」の沙羅。夏の花です。
 この花を見るだけで、心が、しん、と落ち着きます。
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by expresstax | 2013-06-19 23:40 | 相続・贈与

サザエさん銅像への償却資産税課税、そしてデイゴの花

 先日、ここで触れた桜新町のサザエさんの銅像
 昨年、桜新町商店街振興組合が東京都や世田谷区の補助を受けて12体を4,200万円で建立、
 今年、償却資産として、組合に、58万円の償却資産の固定資産税の通知が来て、
 大騒ぎになっているとのことです。

 固定資産税課税を受ける償却資産とは、
 土地及び家屋以外の事業用資産で、
 その減価償却費を法人税法や所得税で損金や経費に算入するもの
 と定義されています(地方税法341条1項4号)。

 償却資産に係る固定資産税は、課税標準額合計150万円が免税点、
 150万円を越えると、その全額が課税対象となります。

 商店組合は課税を想定していなかったとのことですから、
 今年、平成25年1月末に償却資産申告をしていなかったんですね。

 美術品であれば、非減価償却資産ですから、課税対象にはなりません。
 
 都税事務所は、PR目的の看板と同じ事業用資産であり
 美術品ではないとして説明したそうです。

 報道では、銅像を耐用年数45年として、今後1千万円近くの固定資産税がかかるとしていますが、
 事業用構築物としての課税であれば、金属製広告用資産は、耐用年数20年ですから、
 報道のような税負担合計にはならないと思うのですが。。。

 区に寄付すればかからないじゃないかとの議論もあるそうですが、
 今後もし、区に寄付したとしても、非課税になるのは、翌年度からです。

 サザエさん銅像は公道である歩道上に設置されてますし、
 補助金プロジェクトは自治体に把握済みのはず。
 事前に協議が行われるべきだったでしょう。
 自治体も、ちょっとイジワルかな。

 顧問の税理士先生は、不服申立をするとコメントしているようです。
 どうなるのでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 新たにビルやマンションを建て、そこに美術オブジェを作家に制作してもらって設置、
 というのは、開発や建物の付加価値を高めるために、多く導入されています。

 そんなこともあって、連載中の週刊ビル経営さんのコラム税務Q&Aに、
 ネタにさせてもらってました。昨日発行号に掲載です。

 そもそも、美術品の税務上の定義って、書画骨董等というくくりで通達にあります。
==========================
法人税基本通達7-1-1(所得税では所得税基本通達2-14)(書画、骨とう等)
 書画、骨とう(複製のようなもので、単に装飾的目的にのみ使用されるものを除く。以下この項において同じ。)のように、時の経過によりその価値が減少しない資産は減価償却資産に該当しないのであるが、次に掲げるようなものは原則として書画、骨とうに該当する。
(1) 古美術品、古文書、出土品、遺物等のように歴史的価値又は稀少価値を有し、代替性のないもの
(2) 美術関係の年鑑等に登載されている作者の制作に係る書画、彫刻、工芸品等
(注) 書画、骨とうに該当するかどうかが明らかでない美術品等でその取得価額が1点20万円(絵画にあっては、号2万円)未満であるものについては、減価償却資産として取り扱うことができるものとする。
==========================


 最後の(注)で、「できる」としてるのは、
 非減価償却資産なのに、減価償却しちゃってる場合の線引きの問題なんです。

 つまり、美術品は、残存簿価の1.4%の償却資産税は非課税になるけど、
 法人税・所得税では経費・損金にならないんです。

 サザエさんの銅像問題の行方も気になりますが、
 これらの税務処理も、気にしてください。(^_^)

 ☆  ☆  ☆

 外堀通り沿い、溜池の国際ビル前のアメリカデイゴの花が咲き始めました。
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 アメリカ大使館下、共同通信社ビル前にもありますよね。
 毎年、真っ赤な花が、夏の訪れを教えてくれます。
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by expresstax | 2013-06-18 23:34 | 固定資産税

固定資産税と地代改定、そして鬼なすびとドクダミ

 お客様から、続々と今年平成25年度の固定資産税通知書が届きます。
 東京都の固定資産税の納税通知は、この6月初に発行されるからです。

 通知がきたからチェックしてね、という方や、
 ここの数字、どう読めばいいの?という方や、
 一括で払おうか、分割にしようか、という方や、
 飯塚から、来たら送れ~!と言われていたから、という方や。(^^ゞ

 はい、ありがとうございます。

 税額を電話で教えてくださったお客様が、
 去年とおんなじ、とおっしゃるので、
 ん???、と、ツッコミを入れさせていただくと、
 あ、同じなのは、建物で、土地はちょっと下がっていた、とご訂正なさいました。

 はい、けっこうです。
 土地は、今年は評価基準年ではないので、固定資産税評価額は昨年と変わらないのですが、
 負担水準がめいっぱい達している土地については、
 2年目の負担調整が働いて、地価変動調整が入っているのです。
 
 わかりにくいですね~。わからないようにしてるみたいですね~。(^^)

 資産法人化なさっているお客様は、この固定資産税額をベースに、
 法人個人間の地代改定をしていただきます。

 大切な年中行事なのです。

 ☆  ☆  ☆

 青山通り沿いは、
 街路樹が二重三重に、美しい街並みを作っていますが、

 その街路の植え込みをよ~く見ると、
 先日写真で掲載した昼顔だけでなく、
 本来の植栽以外の、たくましい雑草たちが、勢いよく伸びています。

 鬼なすびとか馬鹿なすびとか呼ばれるナス科の花です。
 茄子と同じに、紫の花です。
 繁殖力がとても強くて、すごい名前をつけられているんです。
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 鬼なすびのバックで勢力を誇っているのが、白いドクダミの花です。
 漢方にもなるのですが、やはり、すごい繁殖力です。
 完全に、ツツジを浸食してしまっています。
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by expresstax | 2013-06-17 23:52 | 固定資産税

家系図、そして台風の夜の西新宿

 お客様の家系図を作成する事案が連続しています。
 ご相続や登記の実務の場合には「相続関係図」と呼ぶときもありますが、
 でも、家系図です。

 従来は、司法書士先生にお願いする作業だったのですが、
 最近は、様々な事情で、取得していただくことが難しいケースがあり、
 その場合は、我々が職権取得します。

 弊社の場合は、とりわけ複雑な事案が多いため、
 特段の注意で臨みます。

 戸籍謄本を取得し、
 原戸籍から、さらに前の役所、さらに次の役所とたどりながら、
 ひとつ一つの流れを、糸のほつれを解きほぐすように、作成します。
 相続権の特定など法律判断ですから、厳密に検証しながら、判断していきます。

 戸籍制度の発祥から、古くは、江戸時代まで遡るときもあり、
 明治維新、日露戦争、太平洋戦争、さまざまな荒波をくぐって、
 現在までの家系が綴られていきます。

 中には、南洋の戦地で行方不明になっている様子、
 前戸主様が戦死なさって、戸主へと繰り上がられた様子、
 没年が、関東大震災というときもあります。
 大変なドラマの数々が、問わず、映し出されています。
 戸籍を読みながら、胸が一杯になります。

 こうして、日本を築いてきてくださったご先代様を引き継いで、
 現在のお客様たちは、この最前線で、がんばっていらっしゃるのです。

 家系図を作って、ご説明すると、
 お客様たちは、食い入るように、確かめるように、
 顔を見合わせ、頷かれ、微笑まれ、唇を噛みしめられながら、読み込まれます。
 そして、ありがとう、と深々と頭を下げ、お礼をおっしゃいます。

 家系図作成は、ご親族関係の隅々までの、いわば、お客様にとってのトップシークレット。
 財産調査や評価も含めて、お客様のトップシークレットに携わるお仕事を、
 我々は、お客様との唯一無二の信頼関係のもとに二人三脚で進めます。

 ご信頼いただく光栄を胸に、ひとつ、ひとつ、今日も家系図の線を引きます。

 ☆  ☆  ☆

 台風の隙間。
 夜の西新宿が、驚くほど、鮮やかに。
 上部の白い光は、何でしょう。
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by expresstax | 2013-06-13 23:36 | 相続・贈与


税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax

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自己紹介

税理士・中小企業診断士

東京都港区元赤坂一丁目
松木飯塚税理士法人
ホームページ http://mi-cpta.com
電話 03(5413)6511

 相続税・資産税コンサルティング・税務対策・税務申告代理・税務調査立会・売上倍増指導・ 相続人様の精神サポート・後継者教育・税制改正分析・講演・著作

 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

 "Always Keep Faith"。

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