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 2月も終了。

 確定申告のさなかです。

 贈与や譲渡計算は、ほぼ昨年にできていますから、
 申告書を完成させていきます。

 ご捺印の予定も続きます。
 がんばりますね。

 ☆  ☆  ☆


 昨日、事務所ニュースNO.5を発行しました。
 武富士贈与事件最高裁勝訴関連です。

 判決文を読んでいると、税務の数字や理論など以上の、
 関係者の人生模様が、あぶり出しのように、浮かび上がってきます。
 また、3年かかったこの逆転劇が、
 いったいどんなタイミングで、何の力をテコに、勝訴へと転回したか、が見えてきます。

 そんなことも、うにゃうにゃ考えて書いてみました。
 
 事務所ニュースの購読希望を、次々といただいています。
 順次登録しますので、お待ち下さいね。
by expresstax | 2011-02-28 23:09 | お仕事

寄付の心も6割引?

 ニュージーランド地震の被害が報道されています。
 1月のブラジル洪水のニュースも、まだ記憶に新しいところです。

 こうした災害に、義援金の寄付をするようになったのは、
 実は、お客さまの確定申告を拝見していてです。

 お客さまたちが、とても、よく寄付なさっているんですね。
 災害につき、医療につき、こまめに、そして多額に。
 千万円に及ぶ寄付を拝見して、びっくりしたこともあります。

 そんなご申告を担当していて、
 ウチも、寄付できるようになりたい、と、
 会社で寄付をするようになりました。

 さまざまな災害などのつど、会社で日本赤十字社経由で寄付して、
 それを、ファックスニュースで報告しました。

 そうすると、それをご覧になったお客さまたちが、
 ウチも、やりますよ、と、
 寄付をなさるようになりました。

 こうしたことって、連鎖するんですね。
 嬉しい連鎖です。

 ☆  ☆  ☆

 でも、その過程で、不審に思ったのは、寄付金の税制です。

 個人の場合は、寄付金控除できるのは、所得の4割まで。
 足切り額は、過去の1万円から現在の2千円まで徐々に下がりましたが、
 頭打ちされちゃうんです。

 法人の場合は、例えば、国内災害支援だと、国や地方公共団体への寄付として、
 全額損金算入されるんですが、
 例えば今回のニュージーランド地震など、海外の災害への寄付は、
 結果的に日赤に対する寄付とされ、特定公益増進法人への寄付として損金算入限度額計算をして、
 全額損金とはいかないんですね。

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法人税基本通達9-4-6
 (本文省略)
 (注) 海外の災害に際して、募金団体から最終的に日本赤十字社に対してきょ出されることが募金趣意書等において明らかにされている義援金等については、特定公益増進法人である日本赤十字社に対する寄附金となることに留意する。
===========================
 

 他人を助けるのは、自分の4割の範囲でヤレ、とか、

 海外の災害を助けるために、日本の税金を下げるわけにはいかん、という、

 日本政府の「器のちっちゃさ」に、情けない思いがします。

 欧米では、寄付は、全額損金なのに、とか、
 チャリティって、ヒーロー扱いなのに、とか、
 
 だから日本には、寄付文化が育たないんだ、とか、

 そんなことを、事務所でわいわい、議論しましたが、
 いえね、はい、確定申告、がんばりますね。
by expresstax | 2011-02-25 23:03 | 法人税

そうだったのか!物納

 先日のセミナーの際に、相続税の物納について、ご質問をいただいたのですが、
 
 全く別なお客さまからも、物納についてご質問いただいていました。

 土地価格が下がり、流通が厳しく、増税される相続税を目前に、
 物納への関心の高さを伺わせます。

 ☆  ☆  ☆

 相続税は、亡くなってから10ヶ月の相続税の申告期限までに、現金一括納付するのが、原則です。

 しかし、財産課税である相続税は、相続財産に、現金預金が少なく、また、相続人自身が、手持ちがない場合は、現金によっては払えない場合があります。

 これを「金銭納付困難」といいます。

 そうした場合に、「一括金銭納付は無理そうだね、でも分割で払う資力はあるんだね」と
 認められれば、最長20年の分割払いである「延納」を申請することができます。

 金銭納付困難、さらに延納も困難、という場合は、
 相続した土地や株式など相続財産そのものを国にひきとってもらい納税とする
 「物納」を申請することができます。

 でも、国は、簡単に延納を認めると、税収が先送りになってしまうし、
 物納で、処分も管理もできない財産を受け入れてしまうわけにはいかない、と
 それぞれに、厳しい要件を付けています。
 要件不備な場合は、物納申請しても、ハネられたり、補正を要求されたりし、
 その補正期間には、利子税が、がっつりかけられてしまいます。

 ☆  ☆  ☆

 ご質問は、とても広い土地なのだけど、広大地評価が認められるかどうか、わからない、
 そこで、広大地評価を使わずに、通常評価で相続税申告をして、
 その土地を、物納申請することになったとして、

 でも、財務省が土地を処分するためには、
 道路付けなど、開発許可が必要な土地じゃないか、という判断になった場合に、
 これは広大地だから、低い価額でしか受け入れられない、
 収納価額の見直しが必要!と、
 突っぱねられてしまい、
 収納額が引き下げられ、追加納税が必要になってしまうのではないか、というご主旨です。

 なるほど。
 でも、そんな疑問への回答は、どこにも書かれていません。
 それは、私も気になります、と、宿題にさせてもらっていました。

 ☆  ☆  ☆

 これを聞くなら、現職が一番、と、
 以前、物納でお世話になった◎◎局の担当官さんへ、ホットライン。
 聞いてみました。

 そして、出てきた答えは。

 なるほど!そうだったのか!物納、です。
 明快な回答、ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 さっそく、ご質問者様に、お伝えすることにします。
by expresstax | 2011-02-24 23:25 | 相続・贈与

武富士贈与事件評定

 武富士贈与事件での最高裁納税者勝訴。
 事務所でわいわい評定しています。

 たぶん、課税処分で払った罰金込み1,600億円の納税資金は、
 当時、贈与を受けたオランダ株の下にぶら下がってる上場武富士株の処分資金で工面したのだろうから、
 それが、結果的に、今回還付加算金付きで戻ってくるということは-

 なまじ、国税に否認されずに、これまで後生大事に武富士株を抱え込んでいたら、
 上場廃止で紙くずになっておろおろしていたかもしれないのだから、

 当時の売却-納税は、不本意だったろうけど、
 
 国税に否認されなければ、当時の高値での処分は考えなかっただろうから、

 てことは、元専務さん、
 今、紙くず株で地団駄踏んでる投資家さんに比べて、
 高値売買株代金が、利息付きで戻ってきて、
 それも、裁判が、めちゃ長引いたぶんだけ、還付加算金(利息)が膨らんで、

 めちゃくちゃ、悪運強かったんじゃない?という議論です。

 外野は、無責任好き勝手に、評定できちゃうのです。(笑)
by expresstax | 2011-02-23 23:31 | 相続・贈与

財産ドック様セミナー

 午後は、財産ドック様のセミナー講演でした。
 場所は、東京駅八重洲口です。

 財産コンサルティングに関わるプロの方々が、多数受講してくださいました。
 遠く下関や京都、名古屋などからのご出席者もいらっしゃったそうです。

 平成23年度税制改正のなかでも、財産コンサルに関係の深い、相続税増税や法人化など、 
 お話しをしました。

 とても熱心なプロの皆様を前に、かなり突っ込んだお話しもさせていただきましたが、
 これから、相続税の対象者が増え、経済状況が変動の一途をたどり、
 お客様たちにとって、頼りになるのは、腕の立つプロです。

 そのプロの方々に、ぜひとも、お客様をしっかりと支えて、
 かつ、制度に翻弄されないように、方向付けをしていただきたいと思うのです。

 最後に相続税の物納について、ご質問をいただきました。
 
 お答えをさせていただきながら、
 追加で、現在の税務執行の現場感覚と、法律や手引きの「字面」とは、とても温度差があるので、
 簡単に諦めないように、
 あるいは、プロが、検討する前から入り口で、お客様を切り捨ててしまうことのないように、
 お願いをしました。

 ほんとうに熱心にお聞きいただき、ありがとうございました。
by expresstax | 2011-02-22 23:33 | パブリッシング
 とりかかっていた税務専門誌の論稿を、脱稿しました。

 どこにも書かれておらず、
 主務官庁の担当官に確認しつつ、法律を読み込みつつ、の論考です。
 すっかり時間がかかってしまいました。

 それだけでなく、当初の予定よりかなり長くなってしまいました。
 8千字の予定が、1万字を突破してしまいました。

 自分は、文章が、ほんとに下手だなあと、反省します。
 でも、編集者さんは、すごいスピードと技術で、収稿してくれました。
 本当に、ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 そんな状態でどっぷりしていましたら、
 日本税務会計学会の年次大会の報告のご推薦を受けました。
 一昨年、相続税の納税猶予制度と、経営承継円滑化法の民法特例遺留分について、
 報告したばかりです。

 今年のテーマは、50年ぶりの改正になる国税通則法。
 平川学会長はじめ、力が入っているそうで、
 ご経験の浅い先生には、ご遠慮頂き、常任委員クラスで、という指令が飛んだそうです。
 私は、常任委員ではないのですが、
 光栄というか、そら恐ろしいご指示です。

 ありがとうございます。
 謹んで、担当させていただきます。 

 ☆  ☆  ☆

 同時に、講演依頼、
 そして、大手出版社さんから以前打診頂いていた書籍出版のお話、
 お客さまのご紹介のお話。。。。

 電話連絡簿が、山のようになっていました。

 ☆  ☆  ☆

 この世の中、努力したって、そのまま報われるとは限らないのに、
 こうして、成長の機会をいただけます。
 努力して、成長させて頂けるなんて、
 なんて、幸せなことでしょう。

 ありがとうございます。 

 脱稿気分で、るんるんしていたのですが、
 ご依頼の課題については、
 明日、考えることにしました。

 今日のところは、棚上げにしていた睡眠時間を取り戻します。

 おやすみなさい。
by expresstax | 2011-02-21 23:29 | パブリッシング
 武富士贈与事件の最高裁判決、納税者勝訴でした!

 地裁では、勝訴、高裁で逆転敗訴、そこからずいぶん時間がかかったので、
 これで決まりかと思いきや、今年の1月になって最高裁で、弁論があり、 もしや、と思っていましたら、最高裁は、今日の判決で、課税取消し、
 贈与を受けた元専務、武井俊樹氏の勝訴になりました。

 日本の元武井会長からの「住所は香港」としていた俊樹氏への贈与は、当時は、日本では贈与税課税の対象外、として、地裁では納税者勝訴だったものの、
 高裁では、事実認定として、住所は、香港ではなく、日本、として課税処分適法としていました。

 裁判長は、「仕事以外も含めた香港での滞在日数の割合は約65%、国内滞在の割合は約26%だった」として 「生活の本拠は香港だった」と認定。
 そのうえで「税回避が目的でも客観的な生活実態は消滅せず、納税義務はない」とし、

 裁判長は補足意見で「海外経由で両親が子に財産を無税で移転したもので、著しい不公平感を免れない。国内にも住居があったとも見え、一般の法感情からは違和感もある」と、したそうです。

 日経ネットのニュースによると、
 高裁敗訴で納付した1,330億円の贈与税+無申告加算税+延滞税=1,600億円に対して、
 400億円の還付加算金がついて、2,000億円還付されることになります。

 これを受けて、「武富士の責任を追及する全国会議」が、「還付金は、被害者へ」と請求を起こしていくそうですから、事件は、これで終わらないのでしょう。

 でも、400億円の還付加算金は、俊樹氏にとっては、平成23年の雑所得。
 平成23年分所得税と住民税で、200億円は、再度納税する必要がありますから、
 実質の手取りは、1,800億円です。

 被害者への弁済に充てる前に、国が、しっかり、とっていくという構図は、
 あいかわらずでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 朝日新聞社さんのウェブサイト「どらく」に、相続税増税のインタビュー2が掲載されました。

 ありがとうございました。
by expresstax | 2011-02-18 23:17 | 相続・贈与
 親子様で、ご資産のご相談にお越し下さいました。
 ありがとうございます。

 多額なご資産の運用方法についてのご相談です。
 でも、ご判断いただくためには、ご資産の正しい現況を把握していただく必要があります。

 状況をお伺いして、種々の資料を確認。
 不明点を挙げ、
 後日確認していただくことを、承継者様の宿題とさせていただきました。
 ポイントを、数字ベースで明らかにしないで、
 雰囲気だけで資産運用を決めてしまうのは、極めて危険なことなのです。

 後継者様は、ビジネスの現場で、ご活躍中。
 大変優秀な方です。

 でも、従来の日本の教育環境や、ビジネスシーンでは、
 個人資産の情報知識の取得や運用方法について、
 訓練を受けるチャンスは、ほとんどありません。

 各種の資産関連会社のプロが、丸ごとお任せ下さい、という仕組みはあっても、
 ご自身が、ご自身として判断できる仕組みが、作られていません。

 しかし、多額なご資産を承継される後継者様には、
 自分の人生や自分の家族のための資産運用の力が絶対に必要であり、
 自分自身の資産と人生の主導権を、しっかりと握るべきなのです。

 プロにお願いするにしても、
 プロを見抜く目が必要です。

 今回の宿題は、その第一番目のアプローチとして、
 挑戦していただくことになりました。

 わからないこと、気がかりなことがあったら、
 その場で、すぐ、お尋ねいただくようにもお願いしました。
 調べていて、お手上げだったら、こちらが援護射撃するなり、
 代わりにお調べしたりもしますが、 
 まずは、ご自身で、やってみていただきます。

 課題とスケジュールが明らかになると、
 道筋が見えてきます。

 後継者様は、さすがに、優秀でいらっしゃいます。
 お顔が明るくなりました。

 横で、親御様が、目を細めてやりとりをごらんになっていましたが、
 これからです。

 ひとつひとつ、大切に進めていきましょう。
 
 ☆  ☆  ☆

 お土産に、素晴らしいプリザーブドフラワーをいただきました。
 光栄です。
 ありがとうございました。
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by expresstax | 2011-02-17 23:03 | 資産運用
 相続税についての取材、講演依頼が続きます。

 それぞれ、相続税の小規模宅地の減額が厳しくなり、
 非課税基礎控除が下がることで、何が起きるだろうか、という議論になります。

 実務からいえば、これまで相続税申告に縁がなかった人々までが、
 相続法や相続税法に触れ、専門家に依頼するなり、自分で首っ引きで調べるなりして、
 アプローチせざるを得ない状況が生まれるでしょう。

 専門家も、これまで企業経理を専門にしてきた先生が、
 顧客確保のために、相続税申告を受任する、なんてことも増えるでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 相続税の申告期限は、亡くなった日から、実質10ヶ月です。

 もともと、家庭裁判所の調停に持ち込まれる相続争いが一番多いのは、
 相続税がかからないレベルのケースなのですから、
 そうした波乱含みのご家族が、相続税申告までやらなければならなくなります。

 そして、10ヶ月以内という相続税の申告期限があり、
 ということになると、想定されるのは、
 なしくずしの法定相続分分割か、未分割での相続税申告です。

 従来の相続税申告でも、法定相続分相続というのは、夥しくありました。
 土地が、みんな子供の数で、四分の一や五分の一の共有になっているパターンです。

 ほったらかしにしたり、
 揉めたり、
 その帰着点が、法定相続分相続です。

 不動産が共有状態となれば、全員の合意がないと、
 売ることも、貸すことも、建てることも、担保にすることもできなくなります。
 子供が高齢化すれば、いずれ再権利調整しなければならなくなります。

 こうした経験のない相続人様を、
 経験の薄い税務専門家が、担当したら。

 夥しい法定相続分相続になだれこんでいくご相続が、ぞろぞろと出てくるのではないか。

 そんな懸念について、記者さんたちにお話ししました。

 講演でも、実務上の問題として、税理士先生達にお話しすることになりました。

 制度の改正は、いろいろな形で、波紋を呼びそうです。

 ☆  ☆  ☆

 そんななかで、国会での予算審議は、さらに波乱含みのようです。
 日切れ法を含め、はたして、どう展開していくでしょうか。
by expresstax | 2011-02-16 23:46 | 相続・贈与
 確定申告の資料が、続々と、届きます。
 ありがとうございます。

 ご持参のお客さまのアポイントが、頻々と入ります。
 打合せ、打合せ、打合せ、です。

 ありがとうございます。

 譲渡のお客さまも、資料を集めて下さいます。

 いよいよ明日から、税務署での所得税確定申告の受付が始まります。

 弊社の私の担当は、贈与、贈与、贈与、譲渡、譲渡、譲渡、です。
 不動産所得の申告も、ご依頼いただきました。
 ありがとうございます。
 精一杯、最大有利で安心な申告を作成させていただきます。

 例年、譲渡については、分厚い手引きと一緒に申告書用紙が送られてきますが、
 今年は、譲渡だけの方には、小さな封筒に、パソコンでの入力方法を書いた用紙と納付書がペロっと入っているだけです。
 なるほど。

 贈与税は、納付書は、税務署さんから送られてはきません。
 予め、所轄税務署さんに、納付書用紙を請求していたのが届きました。

 さあ、いよいよですね。

 ☆  ☆  ☆

 確定申告の資料をお持ちくださるお客さまが、お土産をくださいます。
 ありがとうございます。
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 こちらもおいしいどら焼きでした。
 ごちそうさまでした。ありがとうございました。
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by expresstax | 2011-02-15 23:15 | お仕事

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax