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小規模宅地の特例旧法最後の申告、そして駐車場案内

 1月が終わります。

 今月が、昨年4月から改正された相続税の小規模宅地の特例の、
 改正前の適用の、最後の申告となりました。

 明日以降の相続税申告は、特例適用が厳しくなった新制度での申告になります。

 これが、相続税増税の第1波です。

 対岸で起きた大地震の影響は、しばらく時差を置いて、
 こちらの海岸に、大きな津波となって押し寄せます。
 
 昨年4月改正の小規模宅地の特例改正が、第1波です。

 今年4月以降適用となる相続税改正の大地震は、もっと大きな規模で、
 来年2月以降の申告を、大変なものとするでしょう。
 それが、第2波の大津波です。

 相続税の大衆課税・大増税という大津波が、
 都市部の人々を呑み込んでいきそうです。

 お支えする専門家の役割は、重要です。
 心して、かからねばなりません。

 ご質問の多かった小規模宅地の特例改正への対応について、
 事務所情報NO.4を出しました。

 よくご親族で検討しあって、
 遺言や財産分け、資産の方向性を、決めて頂きたいと思います。

 ☆  ☆  ☆

 事務所にお越し下さるお客さまの駐車場のご案内ができずにいました。

 事務所のYさんが、自ら周辺を調査して、案内図をつくってくれました。

 これからの確定申告期。
 お客さまにご案内できます。

 ありがとうございました。

by expresstax | 2011-01-31 23:35 | 相続・贈与  

赤字の資産管理法人って?

 ご相談です。

 資産管理法人をお持ちのお客さま。
 毎期、微妙に赤字を継続なさってきているそうです。
 工夫して赤字にしてきたんだ、とのことです。

 この会社に、資産を取得させ、さらに活性化させていきたい、とのご意向です。

 素晴らしいご意向です。
 ぜひ、成功しましょう。

 でも、ちょっと待って下さい。(1度目)(^o^)b
 
 その期だけ、大規模修繕をしたとか、大きな除却をしたとか、
 赤字の原因がハッキリしていればいいのですが、

 見ると、法人を赤字にするために、役員報酬が高額になっています。
 個人に、環流してしまっているんですね。

 法人税は現行で、所得800万円以下で約25%、越えても40%です。事業税込みです。
 平成23年度税制改正で、さらに下がります。

 個人所得税は、事業税込みで最高税率は、55%にもなります。

 税負担の少ない法人を赤字にして、
 個人所得税を、たっぷり、払っています。

 厳しい言葉ですが、税務マネージメントが、できていないんですね。
 赤字で法人が継続できているのは、
 結局、個人からの貸し込みがあるからです。
 ね、また逆環流ですね。

 伺うと、赤字法人なら、税務調査が来ないと。ヽ(´o`;)ノ

 ちょっと待って下さい。(2度目)(^^ゞ

 税務調査を恐れて、税務マネージメントを放棄するのは、本末転倒です。
 
 それにそもそも、資産法人というのは、
 国税さん的には、捕捉しやすく、優良な業種なのですから、
 目くじら立てた税務調査の対象とはされていないのです。

 いわゆる事業法人と、資産法人の、根本的な違いです。

 それに、ちょっと待って下さい。(3つ目)(^^)

 資産法人さんが、今後新たな投資や更なる資産所有を進めようというのに、
 赤字継続法人に、どこの金融機関が融資してくれるでしょう。
 黒字の健全会社でなければ、どこも傘をさしだしてはくれません。

 戦略的に計画するなら、
 そして、税務マネージメントを、きちんとするなら、

 法人は、黒字 であるべきなのです。

 それに、ちょっと待って下さい。(4回目)(^o^)
 ただ、黒字であるだけではいけません。
 
 銀行さんが見ても、国税さんが見ても、
 外部関係者や取引先が見ても、
 うならせるくらいの、端正な決算財務諸表であるべきです。(^^)v
 
 会計基準も、きちんと押さえて、どこにどう出しても恥ずかしくない決算書にしましょう。

 さっそく、見直しと、再組み立てを図って頂きましょう。

 がんばりましょう。

by expresstax | 2011-01-27 23:11 | 法人税  

幸せな職業

 才能豊かなお客さまとのお話は、楽しく、ワクワクと、盛り上がります。

 お客さまの豊富な人生と、
 高いご見識と、
 まっすぐに、進んで行かれる姿勢は、

 いつも、いつも、とても勉強になり、
 啓発され、
 こちらの発想まで豊かに膨らんでいく気がします。

 一介の、ただ、税理士というだけで、
 こうした出会いがいただけて、
 本音の、真剣な心の響き会いを、経験させていただける。

 何と幸せな職業だろうと、思うのです。

 ありがとうございます。

 一緒に、感動をともに、進ませて頂きます。

 ☆  ☆  ☆

 と言っているそばから、転んで、怪我をしてしまいました。
 絆創膏で、トホホの状態になっています。
 しばらく、内勤で、がんばります。。。。。

by expresstax | 2011-01-26 23:07 | お客様  

コップの中のユデガエル

 税制改正を見ていて思います。

 財政が、
 とても小さなコップの中の少ない水しか見ずに、 
 コップの中の嵐を鎮めようとしているような。

 コップ全体が、実は大揺れで、
 砕け散ってしまうかもしれないのに。

 そのコップの中で、のんびり泳いでいる我々ヤセガエルは、
 これまでの成長経済の延長で問題設定していても、
 
 気付いたら、いつの間にか、コップが加熱して、 
 何だか、へんだな、と思う頃には、茹で上がってしまって、
 身体が利かなくなってしまうんじゃないか。

 多少気の効いたカエルは、
 こんなコップから、とっとと飛び出ていってしまうんじゃないか。

 昭和58年の日本の土地資産に対する課税と、
 現在の土地資産に対する課税。

 物価水準を引き直して、相続税の適正基礎控除算定したというけれど、
 
 当時と現在では、
 固定資産税評価基準が異なり、
 相続税路線価の基準が異なります。

 当時は、公示価格は時価の7割、相続税路線価は、公示価格の7割。
 7×7=49%というのが、時価に対する相続税路線価の基準だったんです。

 土地が半分で評価された時代の非課税枠と、
 土地をダイレクトに時価課税受ける時代の非課税枠は、
 負担は、倍にも違います。

 そこを吹き飛ばして、
 当時の税負担より軽いよ、と説明をする財務省の、
 大本営発表に、そのまま乗ってしまうわけにはいきません。

 ヤセガエルは、ヤセガエルなりに、
 茹で上がる前に、
 考えなくちゃ、なのです。

by expresstax | 2011-01-24 23:14 | 税制改正  

「お買いになった資産の買入価格などについてのお尋ね」など資料箋・1

 この時期は、
 昨年、不動産を購入なさったお客様のところに、
 続々と、「お買いになった資産の買入価格などについてのお尋ね」用紙が送られてきています。
 不動産だけでなく、ゴルフ会員権、金地金、有価証券などの場合も送られてきます。

 これは、買主さんには、資金原資に不明朗がないか、
 売主の申告と価格の突き合わせをして、売主が正しく譲渡申告(法人なら法人税申告)しているか、
 をチェックするんですね。

 国税さんは、
 こうした取引のお尋ね書類を、「資料箋(しりょうせん)」といって、
 データとして集めることで、
 課税漏れを探すわけです。

 身近なところで言えば、確定申告で医療費控除を受ける際に、
 医療費の領収書を添付して、支払医療費の証明としますが、

 病気でお金がかかって困っている人を、がしがしチェックしよう、というのが、
 国税さんの本旨ではありません。

 全国から提出されてくる医療費の領収書データは、
 その医療機関の所轄税務署に送達されます。

 医療機関に税務調査に入った際に、
 その医療機関の売上と、医療費控除申告から収集した患者側の支払データ(領収書)を突き合わせるんですね。

 この抽出調査をして、合っているようであれば、OK。
 数件でも、過小計上が見つかれば、
 もっと多くの脱漏があるだろうと、本腰を入れて調査するわけです。

 医療機関の脱税は、ほとんどが、保険対象とならない自由診療で行われるでしょうから、こうしたチェックが必要だと見ているわけです。

 資料箋というのは、こうして使われるんですね。

by expresstax | 2011-01-21 22:57 | 税務調査  

日本税務会計学会6部門合同研究会

 午後は、税務会計学会の6部門合同研究会でした。

 例年、この時期に、財務省の主税局長さんや担当課長さんがいらして、
 その年の税制改正の説明をします。

 今年は、当初は古谷主税局長さんが予定されていたのですが、
 税制3課の安井課長さんが、講演しました。
 今日の午後になってプリントを渡された、とのことですが、
 宮仕えというのは、すべからくそのようなものでしょう。
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 主税局の税制3課は、法人税担当です。

 この3年、歴史上初めて、公債発行が、税収を上回っている、というグラフが提示され、
 この数年の政治の紆余曲折が、深刻な様子を伺わせました。

 総論の財務課題のお話が中心でしたが、考えを整理する良い機会でした。

 減価償却制度の改正は、実質、4月1日開始事業年度扱いとなることで、
 これも収穫でした。

 早く、法案を公表してくださいね。

 ☆  ☆  ☆

 後ろの席に、エクスプレスから独立した税理士のYさんがいて、
 飯塚先生!と声を掛けられ、びっくり。
 久方ぶりでした。
 奥様とお元気にご活躍とのこと、なによりでした。

 がんばってくださいね。

 ☆  ☆  ☆

 合同研究会の後は、懇親会です。

 学会の常任委員の先生方を中心に、立食での懇親です。

 改正本でお世話になった学会長の平川先生、中島先生、成田先生、
 学会顧問の山本先生など、重鎮が揃い踏みです。

 平川先生です。
 お腰の低い先生で、絶対にお座りになりません。
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 一緒にわいわいおしゃべりした守田先生たちです。
 後ろに中島先生のお姿があります。
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 ワインをいただいて、すっかり良い気持ちでネムネムになってしまいましたが、
 それどこじゃない!
 お仕事、がんばらなくちゃ、でした。

by expresstax | 2011-01-20 23:08 | 研究  

相続税の試算、講演、原稿、そして初詣

 平成23年度の相続税制の改正の発表以降、
 相続税のご試算や、生前贈与の手続き、ご資産の権利調整など、
 ご依頼を、続々といただいています。

 順番待ちのお客さまもいらして、申し訳ありません。
 頑張って進めています。

 講演のご依頼が続きます。
 やはり、相続税の増税への対策がテーマです。

 原稿のご依頼もいただいています。
 税務専門誌の論考を、以前は、この時期はご遠慮していたのですが、
 今年は、担当させていただくことにしました。
 ありがとうございます。
 こちらも、がんばります。

 ひとつ、ひとつ、ご期待に応える仕事です。
 心して、進めて参ります。

 ☆  ☆  ☆

 今日ではないのですが、
 事務所で、初詣に行ってきました。

 赤坂日枝神社です。
 東京は、三大大社というのがあるそうで、
 明治神宮・靖国神社・日枝神社です。
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 昨年の御札や、お正月飾りをお炊き上げにします。
 ありがとうございました。

 神楽殿で、ご祈祷を受けました。
 新事務所として、「社運隆昌」の御札をいただきました。

 直会は、お米、お酒、破魔矢、お守り、干支置物、お菓子など、もりだくさんです。
 直会(なおらい)とは、ご祈願のあと、神様からいただく、神様のお下がりをいいます。
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 直会の中に、神社内の山王茶寮のチケットが入っていましたので、そこでお食事。
 つきじ植むらの経営です。
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 このレストランは、
 お薬を飲む人が、お水を所望すると、きちんと白湯(さゆ=ぬるめのお湯)で出してくれるのですね。
 気配り、心配りというのは、その場の質の高さを感じさせます。
 学びたいものです。

 帰りの下りの階段です。
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 赤坂日枝神社は、三菱地所さんの山王パークタワーの再開発で外堀通り部分が、再築され、
 エスカレーターの参道、センサーの手水舎など、最新式です。 

 今年も、がんばっていきましょう。
 よろしくお願いします。

by expresstax | 2011-01-18 23:36 | お仕事  

法人への上場株の遺贈

 ご質問をいただきました。
 ありがとうございます。

 社長様がお持ちの上場株を、自分の会社に遺贈するという遺言を書きたいのだそうです。

 その場合の相続税は、どうなるでしょう。
 遺言書に、税金のことも入れないといけませんよね、というご質問です。

 そうですね。

 まず、相続時に、どんな税金がかかるか、といえば、

1.法人には、受贈益の法人税課税、

2.相続人には、
 被相続人の所得税の準確定申告時に、上場株の譲渡所得税課税、

  この場合、上場株とはいっても、相対(あいたい)取引ですから、
  取引所を経由する場合の10%源泉分離課税は適用できず、20%課税です。

 含み益の大きい銘柄ですと、負担が大きくなるのでしょう。
 
 準確定申告とは、相続から4ヶ月以内に、年初から相続日までの被相続人の所得を申告する、
 その申告をいいます。これは、相続人が、共同で申告します。

3.さらに、相続人は、相続税申告で、準確定申告で生じた譲渡所得税を、債務控除します。

 というわけで、かなり、面倒、かつ、よく見ると、
 法人で法人税時価課税、
 相続人で、時価譲渡課税と、
 二重課税になっているんですね。
 でも、これは、税法の適用関係なので、仕方がないですね。

 考え方としては、被相続人がご存命のときから、
 会社に上場株を贈与したのと、同じなんですね。

 つまり、会社は受贈益課税、
 贈与する人は、法人への贈与=みなし譲渡課税(所得税法59条)。

 これを遺言で指定して行うので、申告を相続人がやるだけなんですが、
 違いは、所得税相当額が、債務控除できることでしょうか。

 相続人は、準確定申告で、法人への株譲渡申告しますが、
 その際の譲渡税の負担は、そのままなら、法定相続割合です。

 もし、特定の相続人に、この譲渡税を負担させるとしたら、
 負担付き遺贈の形で、遺言に盛り込むしかないでしょう。

 それに、上場株の銘柄にこだわりがないのであれば、
 上場株そのものの遺贈より、換価して税引後での遺贈のほうが、
 税金の二重負担は、避けられそうに思います。

 いかがでしょうか。

by expresstax | 2011-01-17 23:40 | 相続・贈与  

横綱相撲の税務調査

 昨年の税務調査について、終了通知が来ました。

 昨年11月の調査でしたが、1件は、12月末に、
 もう1件が本日。
 これで、弊社の平成22年の税務調査は、全部完了です。

 それぞれ、調査官からの照会事項については、報告書を提出していましたが、
 精査をされたのでしょう。
 内容了解のうえで、終了と。

 一部は、調査により確認があった新たな資料から、なんと、減額要因を発見。
 交渉の結果、職権で減額更正してもらうことになりました。

 なんともはや、ですが、怪我の功名です。

 お客さまには、なによりでした。

 税務調査は、お客さまにとって、それなりにストレスです。
 早期終了に越したことはありません。

 でも、ここで、
 不合理な妥協をしてしまったり、
 世に言う「お土産」を渡してしまったり、
 手練手管で「交渉」したり、というのは、

 お客さまの誇り高い歴史を、汚してしまいます。
 国税さんからも、信頼を得ることはできません。

 ここは、やはり、
 土俵際で、小手先の技を使うのではなく、
 土俵の真ん中で、正々堂々と、横綱相撲を取って頂きます。

 その結果の終了通知です。

 これで、心おきなく、胸を張って、次のステップに進めますね。
 よかったですね。

 我々も、安心しました。
 ありがとうございました。

by expresstax | 2011-01-14 23:13 | 税務調査  

地主家主協会さんの対談

 日本地主家主協会さんという、文字通り地主さん家主さんを支援するNPO法人さんがあります。
 その協会さんが、発行している機関紙の巻頭対談のご依頼がありました。

 セミナーを聞いて頂いてのご指名だったそうです。

 こちらからお伺いするのかと思いましたら、
 協会の理事長さん達がご来社くださいました。
 ご足労をおかけしました。

 テーマは、平成23年度の税制改正です。

 対談といいつつ、インタビューのような形で、進めて頂きました。

 当たり障りのないお話で、どこかに書かれているようなことをお話ししても、
 今、逆風の中でがんばっていらっしゃる地主さん家主さんのお力にはなれないでしょう。
 思うところを、いろいろ、お話させていただきました。

 特に、今年の改正のように、大きな影響のある法律事項は、
 一人でも多くの会員様にお伝えして、
 一人でも多くの会員様に、先手必勝で、ご対応いただけるように、
 そのためには、こうした協会さんの活動を、ぜひとも、がんばっていただけるようにお願いしました。

 ありがとうございました。
 協会のご発展を、お祈りします。

by expresstax | 2011-01-13 23:28 | パブリッシング