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樹々のこと

 現地調査のとき、
 同行の事務所メンバーから、
 「先生は、木のこと、詳しいですよね。」
 と聞かれました。

 うーん、ブログでも、書いてるし、
 写メもとるし、ね。
 確かにね。好きだよね。

 静岡の田舎出身だし、
 育った頃は、まだまだ野山がふんだんにあったし、
 実家の亡父は、庭石に入れ込んで作庭までやってたし、
 背景はあったかもしれないけれど、

 実は、木々のことを教えて下さったのは、お客様なんです。

 地主様やオーナー様、社長様のご自宅って、
 必ずというほど、広いお庭があって、
 そこに、四季折々の植栽をしつらえていらっしゃるものです。
 
 そのお客様たちから、
 折々に、名前や季節の手入れを教えて頂いているうちに、
 自分も、覚えてきてしまったというのが理由です。

 ☆  ☆  ☆
 
 日本という国は、
 緑したたる高天原の四季の国でありながら、
 都市の行政のありさまは、
 緑については、
 悲惨なほど、貧困、
 グリーン化政策など、
 まだまだ付け焼き刃です。

 現在の都市の緑は、
 民間の開発会社や地主さん、不動産オーナーさんの、
 民間努力がなかったとしたら、
 おそらく、壊滅的に貧しい状況になるでしょう。

 ☆  ☆  ☆

 法人であれ個人であれ、不動産オーナーさんが、
 植栽の健全な維持のために、
 年間、どれだけの莫大な資金を掛けているか、
 行政は、全く理解していないのではないでしょうか。

 街の美観への貢献に対して、
 その資金負担を考えれば、
 補助金を出したってよさそうなくらいなのに、

 それどころか、
 ちょっとしたお庭でもあれば、
 相続税財産評価では、庭園として評価に算定せよ、的な圧力をかけることさえあります。

 もちろん、お客様達は、そんなことはおくびにも出さず、
 土地を守る者の務めとして、
 淡々と、手間をかけ、お金をかけ、緑を守っていらっしゃるのですが、
 その維持費の記録をみるにつけ、
 たいへんだなあ、と思ってしまうのです。

 そんなお客様のお気持ちへのシンパシーから、
 覚え始めた木々の名前なんです。

 ☆  ☆  ☆

 お客様のところに伺ったら、
 ぜひ、言ってさしあげて下さい。

 「丹精されていますね!
 すばらしいですね!」

 それが資産税の税理士の感覚なのです。
by expresstax | 2009-04-28 23:14 | お客様

告別式、そして竹の子

 お客様が亡くなられて、急遽、告別式に参列しました。

 昨年、手術入院して、お見舞いに伺ったのが、つい先日のことのようです。

 明るく、周囲のためばかりを思っていらしたご性格とご商売だったそうです。

 弊社がお仕事をさせていただいたのは、ご商売を閉めてしまわれたあとでした。

 告別式に駆けつけたご友人やお客様の皆様が涙ぐまれているようすに、

 皆様から慕われていたお客様の姿を伺うことができました。

 「俺たちも、もうじき行くから、
 おいしいコーヒーを淹れて、待っていてくれよ。」

 ご友人の弔辞に、胸が塞がりました。

 弊社には、ご商売をしまわれてからの資産のご相談で、
 ほぼお具合が悪くなってからしか、おつきあいがありません。
 これが、自分の限界かなあ、と、無念な思いを止めることはできませんでした。

 つらい思いです。

 ☆  ☆  ☆

 喪服の着替えに、自宅に戻った際に、

 裏庭の作庭の竹林に、にょきにょきと、頭を出している竹の子を見つけました。
 たんぽぽも一緒です。

 新しい命が、やあ、と挨拶してくれているようでした。

 少し、明るい気持ちになりました。
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by expresstax | 2009-04-27 23:25 | 相続・贈与
 お客様を訪問して、現地調査です。

 物納がメインテーマとなる相続税申告です。
 
 測量士の先生や不動産のプロ、金融のプロの方々と、一緒に現地を歩いて、

 問題点のピックアップをします。

 ご相続後、借地人さんたちにご挨拶に行くと、口々に、
 「地主さんにはお世話になって」と言われたとのこと。
 素晴らしいです。

 弊社も、担当メンバーと3人が伺いましたから、総勢が10人を超える大部隊となりました。

 背広と鞄姿の大人数が玄関口に立ったりしたら、
 まるで査察か特捜です。

 一部の方は、待機いただき、数人が同行することになり、
 問題の物件を、つぶさに拝見します。

 平成18年の物納制度改正から、物納については、
 早期、計画的取組が必須となっています。
 
 がんばりましょう。

 ☆  ☆  ☆
 
 昨日に引き続き、ツボミ状態の花水木です。
 白です。
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by expresstax | 2009-04-24 23:48 | 相続・贈与
 地主様の土地を、地主様のご親族会社が、
 賃貸借契約のうえ、無償返還届出して、利用していたそうです。

 土地の評価でいえば、土地は自用地の8割評価。
 地主様の自社株評価の際には、純資産価額の計算上、自用地の2割を計上します。

 そこに。
 今のうちに、法人が借地権を買取ってしまおうという話しになったそうです。

 さて、その買取価格は?
 というのがご質問の内容でした。

 答えは、「借地権の時価で」です。

 相続税評価は、相続税評価。
 無償返還契約である以上、あくまで、無償返還=借地権なし、なのです。
 したがって、法人は、2割の借地権を先取しているわけではないのです。

 またそもそも、借地権利金により借地権買取をする段階で、
 それまでの無償返還の借地契約は、民法上、いったん解除。
 そこから新たに、借地権が設定されるのだ、と考えるべきでしょう。

 どうも、税理士が税務上の知識をいじっていくと、
 とんでもない錯覚を起こしそうですが、

 ここは、民法の基本に戻るべきなのです。

 ☆  ☆  ☆

 裏の公開空地のピンクの花水木です。
 ツボミのようですが、これは、厳密には、葉萼なのです。
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by expresstax | 2009-04-23 23:02 | 譲渡

成長、そして防災訓練

 4月も下旬。

 業務も少し落ち着いてきて、

 社員のみなさんの帰宅が早くなりました。

 やれやれ、ちょっとほっと、ですが、

 まだまだ、

 たくさんの仕事を抱えながら、

 頑張っている人たちがいます。

 ひとつひとつ予定を組んで、日程を組んで、
 段取りを確認して、
 よく調べ、
 案件を、着実に、クリアしていきます。

 普通の事務所だったら、
 何年も経って、ようやく任されるような複雑な案件に

 すぽんと身をおいて、

 たいへんなはずなのに、
 
 グチ一つ言わずに、

 丁寧に、丁寧に、明るく、精力的に、お仕事を進めてくれます。

 お客様たちは、その様子を、じっと、ごらんになっています。

 相談も、質問も、名指しで、メンバーに投げられます。

 きちんとお答えする姿勢に、お客様が安心して、信頼を寄せてくださっています。

 ☆  ☆  ☆

 無理をしないで、といえば、無理となりますが、

 入社以来の時間の中で、

 成長を、ご自身で感じているでしょうか。

 毎日、毎週、毎月、

 わからなかったことがわかるようになり、

 見えなかったことが見えるようになり、

 できなかったことができるようになり、

 深く、高く、広く、

 視点を伸ばしていくことができていく、

 そんな成長を遂げて頂いているならば。

 ☆  ☆  ☆

 そして、それは、私も同じです。

 今日、今週、今月、今年、

 自身が、成長できているか。

 問いかけながら、生きています。

 がんばろうね。

 ☆  ☆  ☆

 朝、接客室でお客様と打ち合わせしていると、

 突然の大きなサイレンです。

 そう、ビルの恒例の防災訓練です。

 今日は、3人のメンバーが、防災訓練に出動したそうです。

 机の下に常置している防災バッグとヘルメット、防塵マスクなど、訓練場に持っていったそうですが、
 
 ヘルメットまで持っていったのは、ビルテナントの中でも、弊社だけだったとか。

 お疲れ様でした。
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by expresstax | 2009-04-22 23:14 | 事務所
 エクスプレス情報NO.203です。

「平成21・22年土地先行取得による課税繰延スタート-特定資産買換特例と、どちらを使う? 」
 土地取得支援の大盤振舞の新土地税制です。
 がんがん使いましょう!

 ☆  ☆  ☆
 
 お客様のご報告訪問の際に、
 お食事のお招きをいただきました。
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 おいしいワインに、つい喉を踊らせてしまいました。

 いっしょにご馳走になった事務所メンバーのKさんも、
 豪快に食べて、楽しく過ごすことができました。

 ごちそうさまでした。
 とてもおいしかったです。

 ありがとうございました。
by expresstax | 2009-04-21 23:32 | 耳より税金情報
 非上場株式の贈与税の納税猶予制度が、平成21年4月1日からスタートしましたが、

 弊社でも、この手続きに着手することになりました。

 お客様は、ある事業会社様。

 長い歳月の中で、成長を遂げ、もう十数年前から、後継者様に、事実上の後継をされてきました。
 しかし、成長する株式は、創業者様のままだったため、
 高額な相続税が想定されました。

 一昨年から、事業承継税制が発足すると発表があって、

 どのような制度なのか、

 自社に適合しうるのか、

 微細に研究しながら、時期を待ちました。

 そして湧いてでた平成21年改正の贈与税の納税猶予制度です。
 
 相続時精算贈与課税制度との併用も可能とあって、

 一気にメニューが増え、

 さらに、時折しも、未曾有の金融市場の崩壊。

 自社株価は、過去最低をつけています。

 まさに、千載一遇、100年に一度の株式移転のタイミングです。

 非上場株贈与税納税猶予特例の、各要件は、みごとに全部クリアしています。

 ◎◎◎要件や、◎◎◎要件、◎◎◎◎要件など、
 制度発表のあった一昨年から、
 具備して頂くよう、弊社から提案して実行して頂いていていたからです。

 狙い通りです。

 ☆  ☆  ☆

 メニューの選択と組み合わせは、検討を重ねます。

 が、まずは、経済産業省の確認申請手続きです。

 後継社長様から、よろしくお願いします、と、ゴーサインをいただきました。
 
 スタートします。
by expresstax | 2009-04-20 23:56 | 相続・贈与
 お客様からのご紹介のお客様です。
 長い長い、地元で学校での、長いおつきあいなのだそうです。

 外国籍のご親戚から、日本にある不動産を譲り受ける場合のご相談です。
 場所は、一等地のずば抜けた立地。
 判断誤りは、命取りです。
 
 買い取るのか、贈与を受けるのか。

 買取の場合は、日本でも、当該国でも、全世界課税を採用しており、
 租税条約に基づいて、
 ご親戚は、日本で、非居住者として、譲渡所得課税
 そのあとに、当該国での申告手続きがあります。

 贈与の場合は、日本では、もらった人に課税。
 当該国では、贈与した人に課税。
 でも、それぞれ、贈与税の非課税枠があります。

 そのあたりを、どうしたらいいか、からご相談が始まります。

 お話は、日本の借地権問題にも及び、概ね、ご判断をつけていただけました。

 ☆  ☆  ☆

 ご相談者様は、当事者として十分に調べ尽くし、
 専門家の意見をさまざまにヒヤリングし、
 ご親戚様の状況も鑑みて、
 ご親戚様にも安心していただける、ベストな方法を模索されてきたそうです。
 
 道筋は決まりました。
 よかったですね。
 がんばってください。
by expresstax | 2009-04-16 23:09 | 譲渡
 弊社の税務調査の少なさは、最近、有名になってしまったそうですが、
 昨年10月の税務調査の後日談です。

 所轄だけでなく、広域担当署特別国税調査官さんがアテンドしての調査です。

 論点について、確認が行われ、調査は1日で終わり。
 同行の特官さんは、優秀で丁寧、人格的にも尊敬できる人でした。
 論点は、最近、判例や審判例でも問題になっているところですが、
 当日の確認で、担当官さんは、納得したようでした。

 ところが、その後の連絡がとんとありません。

 3ヶ月を経過して、遅いね、と広域署の担当部署に連絡してみました。
 上司の方が、「特に問題はありません。そのように指示しましたよ。」との回答。

 それであれば、当然に是認通知が欲しいところですが、
 お客さまとお話しすると「絶対、とってくれ!」との強いご指示です。

 そこで、担当の特官さんに、電話で請求すると、

 出します、との回答で、しかし、音沙汰なく、また月日が経ちました。

 あまりに時間が経ったので、お客さまに再度、「どうしますか?」とお聞きすると、
 「とにかく、とるべし!」の一点張り。

 担当官さんに、電話で、催促します。
 こうなると、まるで逆に、こちらが担当官さんをイジメてるみたいです。

 困ったなあ、と思っていたところ、
 ようやく、4月に入って、お客さまに届きました。
 「調査結果についてのお知らせ」です。

 おなじみ、
 「問題とすべき事項はなく、適正な申告と認められましたので、お知らせします。」の文章です。

 実に、臨場調査の日から6ヶ月後。
 こんなに時間がかかったところをみると、
 担当官さんにとっては、複雑な事情があるのではないかと思います。

 もちろん、お客さまは、大喜びだったのですが。
 
 ☆  ☆  ☆

 これで、今年度のこれまでの税務調査は、パーフェクト。
 
 だいぶ時間がかかりましたが、
 弊社の担当メンバーKさんも、これでほっとしたことでしょう。

 お疲れ様。
 そして、よかったね!

 ☆  ☆  ☆

 事務所のFさんのお誕生日です。
 いよいよ、人生充実の時を迎えます。
 おめでとうございます。
 ご本人より、ケーキが主役みたいなアングルで、ごめんなさい。
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by expresstax | 2009-04-15 23:42 | 税務調査
 合同会社・合名会社・合資会社等を、会社法では持分会社と呼んでいます。

 商法から会社法に変わって、持分会社から株式会社への組織変更ができるようになりました。

 もちろん、組織変更計画の作成や債権者への公告や催告が必要ですが、それでも、商法時代は禁止されていたものが、法的に可能になっています。

 ☆  ☆  ☆

 従来から古い歴史の合名会社様が、株式会社への変更を望んでいました。

 商法時代は、組織変更は不可能とはいえ、ムリクリやってしまえば、株式会社化は、不可能ではなかったのですが、問題は、社歴でした。

 長い、それは由緒ある社歴が断絶してしまい、新設会社扱いになってしまう、とのことで、通常、二の足を踏んでしまいます。

 ☆  ☆  ☆

 そこに、会社法で、組織変更が可能と、取扱が改正されました。

 ところが、登記のプロの先生に打診したところ、たいへんな費用と報酬がかかる、とのことだったそうで、
 またもや、お話が、棚上げになっていたそうです。

 今回、その話しを聞き、そりゃおかしい、ということになりました。

 法律が変わり、原則OKとなった組織変更で、そんなに大変なはずがないよね、と、

 別途、弊社がいつもお願いしているプロの先生にお尋ねしたところ、

 組織変更なので、むしろ、登録免許税は安くなっているので、株式会社の新設より安くできるくらいですよ、
 とのカル~いお返事です。

 唖然としてしまいました。

 肝心の社歴も、設立年月日は、当初創業時が引き継がれるとのことで、これも、ひと安心です。

 平成18年の会社法施行から既に3年近く。
 いったい、同じプロでありながら、
 この対応の違いは、何なんだろう、とメンバーと呆れかえりました。

 ☆  ☆  ☆

 プロの技量はさまざまです。

 時に、
 それが経験豊富なプロにとっては、あたりまえに簡単な案件でも、
  
 未熟なプロは、
 そのプロにとって未経験な事案ですと、
 不安のあまり、ことを過大に捉えて、
 下手をすると、自分の勉強代までお客さまに請求しかねません。

 これではお客さまは困ってしまいます。

 ☆  ☆  ☆

 とにもかくにも、スタートできますね。

 よかったですね!
by expresstax | 2009-04-14 23:28 | プロフェッショナル

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax