自社株納税猶予制度の事前準備

 自社株ご相続のお客さまと、頭を突き合わせて唸っています。

 5月に中小企業経営承継円滑化法が成立し、

 この10月1日以降開始相続を目処に、平成21年度改正税制として、

 自社株納税猶予制度の創設と、相続税課税方式変更の検討が進められています。

 概ねの内容は、閣議決定されているものの、その詳細は、まだあまりにも漠然としています。

 ☆  ☆  ☆

 そんな中でも、既に開始したご相続の業務は進みます。


 相続税自体は、現行制度が適用されますから、

 昨年のご相続は、ほぼ数字が固まりっていますし、

 今年のご相続も、この類似業種比準価額と7月1日の宅地の路線価発表を待てば、

 相続税はほぼ決まります。


 しかし、 問題は二次相続対応です。


 自社株納税猶予制度は、事業会社様の元代表者様のご相続については、まさにピッタリの制度なのです。

 自社株納税猶予制度が適用されれば、最小でも53%の税額の納税猶予ができることになります。

 仮に、適用可能となるのであれば、せめて次の二次相続で、
 納税猶予制度が適用できる余地を残した遺産分割にする必要があるのです。

 一次・二次通じて、最も有利で安全な遺産分割を進めて頂きたいからです。

 せめて、適用の道をふさぐことだけは避けなければなりません。

 ☆  ☆  ☆

 そのためには、最低でも、

 ○○○は、○○○を確保しなければなりません。

 ○○○○は、○○○○である必要があります。

 さらに、○○○の○○○を○○○に取得していただくことになります。

 ☆  ☆  ☆

 幸いにも、各社様とも、早い時期に弊社にお越しいただきましたので、

 上記、必須事項は、クリアして頂けました。

 一部の会社様はアブナイところでしたが、間に合わせて頂きました。

 しかし、まだまだこれからです。

 ☆  ☆  ☆ 
 今年のご相続は、まさにスリルとサスペンスです。

 頭をひねりながら、情報アンテナを巡らし、

 慎重に進めます。
by expresstax | 2008-06-23 23:35 | 相続・贈与

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax