黄金株   

2008年 03月 13日

 自社株の贈与に関連して、種類株の手続きが待っています。

 自社株を贈与して、社長様は、経営を順次、後継者様に委譲していただきます。

 大所高所から後継者様を指導していただきながら、会社の永続的発展を図ります。
 
 事業承継とは、ただ引き継ぐだけではだめなのです。

 会長様と後継者様が、ともに力と知恵を合わせて、一族のご発展のための仕組みをつくっていただきます。
 
 その引き継ぎのための、方策として、会長様に、黄金株、つまり、会社法108条の八号規定の拒否権株をお持ち頂きます。
 ただ、司法書士先生のご指示のとおりにすると、大変なことがわかりました。
 税務を配慮して、こちらから、方策を提案させていただきます。

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八  株主総会において決議すべき事項のうち、当該決議のほか、当該種類の株式の種類株主を構成員とする種類株主総会の決議があることを必要とするもの
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 さらに、問題は内容です。
 
 黄金株を持って頂くのはいいのですが、
 簡単に拒否権が発動されると、会社はデッドロックに陥ります。
 何でもかんでも反対されてしまうと、会社は行きも戻りもならなくなります。

 後継者様もそこは心配なはずです。
 そのために、拒否権発動できる議決内容に制限をつけることもできます。(同条2項八号)
 
 しかし、後継者様は、あえて、制限をつけない選択をされました。
 
 本当に、後継者様が、いかに、会長様を信頼されているかが、よくわかりました。

 信頼関係の厚い、素晴らしいバトンタッチです。
 前向きな経営の文化は、さすがでした。

 今日はよくお話合いいただいて、目安をつけることができました。

 確定申告が終わりましたら、さっそく法的手続きに入ります。

 ☆  ☆   ☆

 メールが来ました。

 「多摩川の水のそばはいいよ、天気もいいし、今度、散歩に来ようよ」

 目の前に多摩川の水面が、春の光にキラキラ輝く様子が、広がるようでした。

 うん。
 きっと、行こうね。

 確定申告が終わったら、
 きっとね。

by expresstax | 2008-03-13 23:31 | 相続・贈与

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