税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

連れ子養子は養子制限カウントから除外、そしてミカンと練乳をありがとうございました。

 先日、養子さんの戸籍の取扱を書いたら、
 養子の相続権についての話題になりました。

 最近、養子様案件、多いです。

 もちろん、民法上、養子は、養親の嫡出子(実子)の身分を取得して相続権を持ちます(民809)。
 遺産分割での相続分や遺留分の計算などは、実子と同様に計算します。

 ☆  ☆  ☆

 相続税法では、相続権を持つ人数をベースに計算する規定がいくつかあります。
 
 1.相続税の課税最低限である基礎控除の計算は、3千万円+600万円×法定相続人数
 2.生命保険金の非課税金額   500万円×法定相続人数
 3.死亡退職金等の非課税金額 500万円×法定相続人数
 4.相続税の総額の計算

 これらの計算で、養子を法定相続人として計算できるとなると、
 昭和バブルの頃、養子を24人も作って、「節税」しようとした人が現われ、
 現在では、法定相続人数にカウントする養子を、
  実子がいる場合には、法定相続人数に入れる数は、1人まで
  実子がいない場合は、2人まで とされています。(相続税法15条2項)

 あ、お間違えのないように。
 養子とみない、のではなく、法定相続人数にカウントしない、だけです。

 ☆  ☆  ☆

 議論は、この先です。
 たまたま、ご相談の方のケースでは、
 その養子様は、養親様の再婚相手の奥様の、前夫様の子、いわゆる連れ子さんだったのです。
 もちろん、再婚しても、縁組しないケースもあるでしょうが、
 このお父様は、連れ子さんとちゃんと養子縁組して、他の子たちと同じようにして下さっていたのですね。
 
 子供のいる再婚の場合に、養子縁組を条件にするというのも聞いたことがありますが、
 新しいお父様、お母様の配慮ですね。

 この場合。
 相続税法では、ちゃんと手当していて(相続税法15条3項)、

 1.特別養子(実親とは縁を切った養子)
 2.連れ子
 3.再婚前の配偶者の特別養子(相続税法施行令3条の2) 

 は、完全に実子とみなしちゃう、としています。 
 血も涙もある税法ですね。(^^)

 なので、単に、お客様から「養子」と聞いても、
 それだけで、相続税法の制限対象の養子さんとは限らないので、
 よくよく縁組の事情を伺うか、
 さりげなく、戸籍謄本を取得させていただくか、
 しましょう。ね。
 
 ☆  ☆  ☆

 お客様から、確定申告の資料が、続々と届き始めました。
 
 あるお客様は、ご資料と一緒に、おミカンと、なんとコンデンスミルクを入れて下さっていました。
 つまり、隙間埋めのアンコですね。(^^)
 と、業務用とある大きなチューブには、「飯塚先生へ」と文字が。。。(@_@)
 昨年お伺いしたときに、私が「練乳大好き」てなことを言っていたとか。。。ハズカシイ
 申し訳ありません! お心遣い、ありがとうございます! m(_ _)m
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by expresstax | 2017-01-31 23:06 | 法律