分割協議書や相続税の申告書にご捺印いただき、
納付書をお渡しして納税していただく、いよいよご相続も大団円です。
と、女性のご相続人様たちが、実印を押捺する時に、
我々に実印をお渡しになりました。
いえいえ、ご自身で押して下さい、と印鑑をお戻ししましたら、
びっくりなさっています。
銀行などでは、印影が不明瞭ではいけない、と、行員さんにお預けすることが多いようです。
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実印は、絶対に誰かに預けたり、代わりに押してもらったりしてはなりません。
内容を確認して、ご自身で、確信をもって押すのが実印です。
自分で押せば、文章をちゃんと読み、
不明点は、作成者に質問し、
不都合な箇所は、訂正を要求できるでしょう。
印影明瞭に押すのは、慣れですから、
自分でいつも押していれば、上手に押せるようになります。
そうですか、と、相続人様は、
ゆっくりと、しっかりと、見事に押して頂き、
お互いに印影を確認なさってお喜びになりました。
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女性はえてして、法律は苦手、契約書は難しくて、という方が多いようです。
成人して自分の実印を持つようになっても、
ハンコを押す場面では、人に頼り、また頼らせる専門家もいたのかもしれません。
でも、ご相続の後、資産を承継し、活かし、管理し、発展させるのは、
ご自身です。
今後、ご自身やご自身の財産を守るのは、法律です。
そして日本では、署名とハンコが、法律上のご自身そのものと扱われます。
それは絶対に人に委ねてはいけません。
税理士にさえ、委ねてはいけないのです。
我々は、お側でこそ、ずっとお支えしますが、
主人公は、お客様ご自身なのです。
お客様が、ご自身の人生と財産の主人公となっていただくことなのです。
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たくさんの、たくさんの大ハンコ大会でした。
お疲れだったと思いますが、これで一段落。
ゆっくりお休みくださいね。
ありがとうございました。
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キックオフミーティングをやりました。
このところ、ご新規の契約が立て続けで、どのキックオフがどの案件だったのか、
ちょっと分からなくなっていますが、どうでしょう。
久しぶりにニューオータニの鉄板焼きの石心亭さんに伺いました。
ロゼシャンパンでガンバロー!の乾杯です。
石心亭さんは、ベテランのコックさんが多いのですが、
今日は、若いコックさんが、テキパキとカッコいいパフォーマンスを披露してくれました。
鉄板は230度だそうで、同じ方法で家庭でやっても難しそうです。
ごちそうさまでした。
井伊家から伏見宮家と継がれた緑溢れる庭園のお池には、
大きな鯉、がまの穂、左下に蓮の花。
のどかな時間です。