ありすぎてつぶされそうなほどあります。
利益を上げること、売上を上げること、会社資産を増やすこと、借金を作らないこと、とかとか。
でもでも、ほんとうは、お客さまに喜んで頂くこと、社員さんに喜んで頂くことです。
それをまとめると、「お客さまに成功してもらうこと」になります。
会計事務所の所長の責任は、どうでしょうか。
もちろん、専門家責任として、税務申告書にサインする所長の一身の責任になります。
そして。
事務所の担当税理士にとって一番つらいことは、自分がミスすることです。
お客さまのお力になれないことです。
ミスしてお客さまに迷惑を掛けてしまうことです。
そして「あんたじゃダメだ、担当を替えてくれ」と言われてしまうことです。
税理士にとって、一番嬉しいことは、お客様から感謝されることです。
お客様に成功していただいて、税務が有利に運べて、税務調査でがっちり勝てて、そしてお客さまに喜んで頂けて、「ありがとう」と感謝され、「やっぱりウチの担当は、あなたじゃなくちゃ」と言っていただくことです。
この嬉しさったら、天にも昇る心地なのです。
このエクスタシーのために、税理士はがんばるのです。
会計事務所の所長の仕事は、担当税理士さん達が、お客さまに成功して頂いて、ありがとう、といっていただけるように、何が何でも、税理士さん達に成功させることです。そしてあのエクスタシーを感じて貰うことです。
いいかんげんな仕事をいいかげんに見過ごして、お客さまが事故になったら、一番つらいのは、担当税理士です。
その思いを絶対に、絶対に、させてはいけないのです。
だからこそ、業務は、完成度の高い仕事を維持しなければなりません。
そうして、税務でも、法務でも、経営でも、結果としてお客さまに成功していただくのです。
それが、会計事務所の所長の務めです。