税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

ぼろぼろマイナンバーとデジャブ、そして虎ノ門自転車道

 マイナンバーを巡る事故が、次々に報道されています。

 やれ、厚労省の役人が業者からの収賄でお縄になっただの、
 取手市発行の住民票にマイナンバー誤印字されただの、
 
 でも、これらは氷山の一角で、これからもっともっと出てきそうです。
 
 国民番号制度の先輩国である米国では、1935年から社会保障番号制度を採用していますが、
 今年2月に医療保険会社へのサイバー攻撃で8千万人分の情報が流出、
 5月にここでも書いたIRS(内国歳入庁)へのサイバー攻撃で10万人分納税者情報が流出
 6月に人事管理局から400万人の政府職員個人情報が流出と、
 事故が続出し、問題化しているそうです。

 もともとは年金受給制度のためにとの米国の社会保障番号が、
 銀行口座開設・住宅の賃貸・携帯電話の購入などで、
 身元確認に用いられるようになってきたからです。

 そして、社会保障番号だけでなく、数多くの個人情報の流出データが解析されて、
 過去申告や資産履歴を取得することができるようになってしまったのだそうです。

 そこから、盗んだ個人番号で税務申告を行い、税金不正還付を受ける「なりすまし詐欺」や、
 悪用が後を立たないとのことで、
 
 つまり、ダイレクトに個人番号を詐取しただけでは、一見何もできなさそうだけど、
 番号化されたことで、流出した個人情報が取得しやすくなっているのが、現在の結果なのだそうです。

 アメリカや韓国では、暗証番号(PIN=Personal Identification Number)利用による保護管理などの措置が検討されているようであり、
 オーストラリアでは、日本と反対で、プライバシー保護のために国民番号が廃止され、納税者番号制度に変わり、
 その納税者番号制度も、暗証番号制度とセットにしたんだそうです。

 ☆  ☆  ☆

 日本では、マイナンバーだけでは、各手続ができず、
 番号カード+身元確認で初めて手続ができる、とアナウンスしています。(内閣官房FAQ Q5-5)

 が、リアルの場面で、個人番号カードを提示すれば本人写真付きですから、有効でしょうが、
 ネット手続の場面では、現行では、マイナンバー頼りとなりますから、
 結果的には、アメリカや韓国で招来しているような事態は避けられないように見えます。

 既に諸外国での前例があるのであれば、
 日本も当然、初期段階で、制度設計に織り込んでシステム化しなければならないはずなのに、
 どうなっているんでしょうね。

 オリンピックの新競技場問題のデジャブ(既視感)のような気がしてきます。。。(-_-)

 ☆  ☆  ☆

 所用で虎ノ門に行きました。

 右が平成25年4月まで事務所だったグランスイート虎ノ門のエントランスです。
 正面は、虎ノ門ヒルズです。
 たった2年前ですのに、懐かしいものですね。。。。
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 虎ノ門ヒルズから外堀通りへ抜ける環状二号線旧マッカーサー通り(新虎通り?)には、
 自転車専用道があります。それも、左右にライン分けされて、自転車専用道としては画期的です。が。
 ずっと、この工事中感満載のまま放置されています。
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 既に道路開通や虎ノ門ヒルズ再開発がとっくに終わったみたいだったのに、
 東京都再開発事務所さんのイメージ図(平成25年5月)ではこんな風になるんだそうです。
 これによれば、ほー、自転車道幅2mは、歩道と完全分離、それも並木で分離となって、
 良い感じなんですが、
 でも、ほんとに、マッカーサー通りの方もこの後、道路壊して植栽帯を作るんでしょうか。
 そして、それまでは、コーンや柵での、不細工な分離帯を続けるんでしょうか。。。。
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by expresstax | 2015-10-14 23:03 | 法律