甲子園と負ける夏

高校野球甲子園夏の大会に出場した我が母校は、緒戦敗退でした。
仕事中だったので、観戦できませんでしたが、
同点まで追い詰めながら、追加点を許し、
挽回できませんでした。

でも、よく頑張ったと思います。

 ☆  ☆  ☆

高校時代の記憶が蘇ります。

アルプススタンドの強烈な日差しの中、
メガホンを叩きます。

勝ってくれ、勝ってくれ、声を枯らして応援します。
でも、点差が開きます。

勝てなくてもいい、
もう1点、せめてもう1点、入れてくれ。
総立ちです。

点にならなくてもいい、
せめて、もう1回打ってくれ。
スクラムを組んで、声の限りに応援歌を叫びます。
もう、既に歌ではなく、叫びです。
スクラムの大きなうねりの中で、
誰も皆、顔は汗と涙でぐしゃぐしゃです。

もう打てなくてもいい、
せめて、もう1球、粘ってくれ。
破れる喉で、校歌斉唱です。
繋ぎ合う肩と肩も、全身がずぶ濡れです。

そして、ゲームセット。

泣きながら抱き合って、また泣きます。
ベンチから唇を噛みしめて飛び出てくる選手たちに、
あらん限りの声援を送ります。

敗退、即、退出、地元帰還です。
泣きながら、そして泣き疲れて泥のように眠りながら、バスを連ねて、帰ります。

 ☆  ☆  ☆

4,000校の出場校の中で、優勝はたった1校。
残りの全校は、泣きながら、退場します。
これが、トーナメントの高校野球の宿命です。
どんなに負け続けても、試合消化するプロとの違いです。

高校ナショナリズムなどと、自嘲しながら応援に向かった生意気な高校生だった自分が、
それでも、ファナティックに必死で応援して、
負けた涙の熱い記憶は、身体の底に今もあって、
炎熱の暑い夏の日差しを仰ぎ見ながら、
がんばったね、とつぶやいています。 
















by expresstax | 2015-08-07 23:44 | 折りにふれて

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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