テーマは、与党・自民党の「家族の絆を守る特命委員会」による、
遺言による相続を対象に、相続税負担を軽減する「遺言控除」の新設を要望する方針についてです。
同会委員長の古川俊治参議院議員は、
同紙の取材に対し、
「相続する資産額にもよるが公正証書遺言を作るのには、約10万円の費用がかかるため、作成に抵抗を覚える人が多い。遺言控除が遺言作成のモチベーションになればいい」と、
増える相続争いの抑制のために、遺言作成を促進したい考えを示したとのことです。
「家族の絆を守る特命委員会」は、
非嫡出子(婚外子)の相続分を嫡出子と平等とする最高裁判決や民法改正を不満として、
現在の婚姻制度を保護しようと結成されたものです。
家族への素朴な愛情や想いは、誰しも疑うところはない感情でしょうが、
とはいえ、各人の人生のあり方について、
その人その人が、自分にとって幸せと思える人生を選択する自由と、その選択権は、
必ず保証されねばならないでしょう。
それをどのように位置づけるかは、法制度と政治制度のうえで、極めて根源的な問題です。
単に遺言控除が税務上有利かどうかという問題に留めず、
注意深く見守っていきたいと思います。
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元赤プリの東京ガーデンテラスの建築工事が進んでいます。
左が、東京ガーデンテラスのオフィス・ホテル棟、
右のタワークレーン1機でがんばってるのが住宅棟です。
オフィス棟や住宅棟にも、それぞれ名前がつくのでしょうが、
まだ決まっていないのかな。
ちなみに、建ち上がるとこうなるようです。