外れ馬券裁判最高裁は納税者勝訴、そして豊川稲荷の緋寒桜

 ここでも取り上げた競馬の外れ馬券裁判が、納税者勝訴で決まりました。

 最高裁は、外れ馬券の購入費用を必要経費とした大阪高裁を支持して、
 平成27年3月10日、検察側の上告を棄却、
 納税者に軍配を上げました。

 今回は、脱税事件の方ですが、他にも税務訴訟になっている行政事件が多数あるようです。
 でも、最高裁で棄却となったことで、他の訴訟の流れがこれで決まるでしょう。

 この件については、このブログでも、何度か取り上げて
 fanetさんのコラムでも書かせていただいてきました。

 当初、検察からの上告が、最高裁に受理されて、判決前の弁論があるとのことで、
 高裁判決が覆る可能性があるとも聞いていたのですが、
 結果的に、高裁判決維持、となったわけです。

最高裁が不受理としなかったのは、検察や国税への配慮だったのかもしれません。

 これを受けて、国税庁が、「最高裁判所判決(馬券の払戻金に係る課税)の概要等について」(平成27年3月11日付)というステートメントを出して、
 「パブリックコメントの手続を行った上で、所得税基本通達34-1を改正する予定」としました。

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 投資の状況への判断、担税力、それぞれの点で、無理のない結論になったなあと思います。

 判決に意見が付されたこともあり、必要経費にせよどう紐付き関係を規定するかなど、

 パブコメを経て、どんな通達に書き換わるのか、関心をもって見ていきます。

 バクチなのか、ゲームなのか、投資なのか、資産運用なのか、業務なのか、事業なのか、時代を背景に、人の行動や仕組みはどんどん変わっていくので、
 税の取扱も、当然に変わらねばならないはず、だからです。

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 豊川稲荷の緋寒桜が五分咲きくらいです。
 春がどんどん、近づいています。
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by expresstax | 2015-03-13 23:59 | 所得税

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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