太陽光売電FITの行方?そして秋の園遊会

 お客様と太陽光発電のFITの話になりました。
 この分野については、既に売電中のお客様の方が専門家です。

 話題はもちろん、電力大手5社が9月以降、買い取り手続きを停止に入ったことです。

 大手5社とは、北海道、東北、四国、沖縄、九州の大手電力5社ですが、
 お客様の物件は、上記以外ですから、すぐに、ということではないでしょうが、
 「太陽光電力バブル」と言われていたことから、
 東電や関電なども時間の問題かもしれません。

 さぞ、ご心配なさっているのでは?と思っていましたら、
 お客様は涼しい顔、
 十分な需給計算もなくスタートしてるんだから、予定調和だよ、とのことです。

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 FITとは、平成24年7月からスタートした、”Feed-in Tariff”フィード・イン・タリフ=法定固定価格制度といい、
 政府が決める買取価格で、10kW未満は10年、10kW未満は20年の当初契約の固定価格買取を行う制度です。

 政府が決めた価格で、売電契約を結び、電力会社はそれを買い上げ続け、
 買取の負担額は、消費者の電力使用料金にオンします。
 
 スタートさせたものの、2年ちょっとでストップがかかったのは、

1.太陽光発電の設備認定が急増し、膨大な電力の送電に、既設の送電線等が耐えられない、
2.四国・沖縄・九州は日照時間が長く、積雪がないため、特に発電量が多い、
3.東北・北海道でも、安い地価をバックに、メガソーラー(1000kW以上)の設置で膨大な発電が始まる、
 ことなどが理由です。

 確かに、民間でもNTTの宮城県亘理町100メガや双日の相馬市100メガ、釧路JV45メガ、十勝JV18メガ、など、超弩級のメガソーラーが登場、
 電力会社が悲鳴を上げるのも、さも、と思います。

 現在のところは、新たな買取契約の停止、ということのようですが、

 政府は、対応策として、電力供給が少なく電力安定供給の妨げとならない小規模事業は今後も認め、
 大規模事業については、
 電力会社が事業者に送電中断を無補償で要請できる「出力抑制」をできるようにする等の議論を
 11月5日に始めるそうです。

 今後の展開によっては、
 既設の大規模売電も、買取価格は変わらなくても、売電量を抑制されてしまうリスクはあります。

 ただ、お客様が涼しい顔をなさっているのは、
 そもそも、平成23年~25年3月までの
 余剰で48円、全量で42円という高額価格期にスタートしている強み、
 当時の、補助金と即時償却や税額控除の初動資金メリットを受け(現在は補助金受給設備は税務特例は受けられません)、いわばおんぶにダッコに肩車状態で投資価格を押さえ込んでいる優位性、
 そして、今の論調でいけば、大資本のメガソーラーは制約を受けるにせよ、
 小規模売電は保護されるさ、との読み、です。

 平成25年4月以後は38円、26年は32円と、価格が下落の一途でしたから、
 平成25年3月契約開始(全量で42円)を最後に、他のお客様の導入のご相談には原則ストップで対応させていただいてきたところ、今回の話です。

 経過観察していきたいと思います。

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 今年も、秋の園遊会。
 外堀通りや青山通りは交通規制、
 弊社は、その筋のお達しにより、スクリーンを下げて、どんよりとお仕事しましたです。(-_-)

 数日前の、園遊会準備万端、の赤坂御苑です。
 手前の広場が駐車場に使われ、当日は、ずらりと黒塗りが並びます。
 あ、園遊会の写真を撮るのは御法度です。(^^ゞ
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by expresstax | 2014-11-06 00:49 | 資産運用

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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