相続部隊の増強?そして赤坂御苑の赤

 先日の日経新聞に、全国の税理士法人や金融機関が、
 相続税対応部門を強化、受注の争奪に対応しているとの記事がありました。
 平成27年から相続税の課税最低限が下がりますので、
 相続税を納税する人が激増することが見込まれていますから、
 ビジネスチャンス!とばかりに準備をするのは、当然なのでしょう。

 増税を迎えるまでもなく、弊社ではもう既に、ご相続の手続や申告のご相談やご依頼が
 ますます増えています。

 年間に亡くなる人は、平成7年頃の80万人からこの数年は120万人以上へと激増し、
 相続手続きや相続税納税の裾野自体が膨らんでいるのです。

 でも、採用を増やし、急遽相続法や相続税知識を叩き込んで人員増強を図って、
 どうかすると、お願いするお客様の事案が、
 新人さんたちのオン・ザ・ジョブ・トレーニング=On the Job Training=実地研修の
 踏み台代わりになってしまうのではないか、
 そんな不安を感じます。

 また、相続や相続税「だけ」の知識を付け焼き刃で学んだ人たちが、
 「相続専門」を謳うお仕事は、
 ほんとうに相続人様たちの人生のおためになるのか、
 これも疑問です。
 相続のお仕事は、そもそもが、税務だけでなく、法律や人生や資産の運用や、
 さまざまな要素がからむ、いわば総合業務です。
 相続法や相続税のわからない専門家も困りますが、
 相続法や相続税しかわからない専門家も困ると思うのです。

 相続部隊を増強して、新人さんを増やして、受注争奪戦をして、という展開に
 ちょっとハラハラします。

 基軸を揺るがすことなく、
 これまでも、これからも、しっかりお客様をお支えした業務を進めていきたいと思うのです。

 ☆  ☆  ☆

 赤坂御用地内の赤坂御苑の
 お池の周りに、丸い赤がぽこぽこ。
 アップで撮ってみました。ツツジですね。
 
 赤坂御用地は、見事な緑の森を形成しているのですが、 
 ただ緑が豊かというより、
 手入れが素晴らしいのです。
 植栽の剪定もさることながら、1片のごみや落ち葉さえ見当たらないほどの行き届いた手入れです。
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by expresstax | 2013-05-30 23:08 | 相続・贈与

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


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