税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

賃貸不動産設置の全量売電太陽光発電設備のグリーン税制は?

 全量売電の太陽光発電設備を、賃貸不動産の屋上などに設置した場合、
 即時償却などのグリーン税制は使えるか。

 都市部で、全量売電という一定規模以上の設備を設置しようとしたら、
 単独で土地に設置するには、投資額が大きくなりすぎます。
 大きな空間を利用するとしたら、ビルやマンションの屋上なら設置候補になるでしょう。

 余剰電力売電の場合は、貸付不動産の設備と混同して、貸付用として不可。
 所得税の場合は、不動産所得とされ、これも事業所得対象のこの特例は不可、という解釈がでていました。

 先日、知り合いの情報誌の記者さんにお尋ねしていたところ、
 記者さんが、国税庁に取材してくれたそうです。
 そして、
 全量売電であっても、同様の取扱だとの回答だったとのことなのです。
 そして近日中に、取扱を公表すると。

 んー。

 論点は、2つです。
 貸付用不動産に設置された設備でも、全量売電する場合は、その設備は貸付用ではない点と、
 (仮にその設備を貸付用とするなら、所有者が、一体誰に対して貸しているのか)、
 全量売電の場合は、流用することのない独立した事業なのだから、不動産貸付による所得にはあたらないのではないかという点です。

 取扱を公表するというなら、何らかの根拠がでるでしょうから、
 それを確認してみたいと思います。

 既に、メディアの中には、適用可能とされてして掲載されているものもあります。

 既に7月にスタートしている全量売電の制度について、
 特例の適用の可否について明解でない、
 かつ、後出し的に、ダメ出しするとしたら、
 極めて不明朗です。

 いやらしいなあと見ています。
by expresstax | 2012-11-02 23:39 | 提言