平成24年基準地価平均の下落率は縮小、これからの地価は?
 9月19日に平成24年基準地価が公表されました。
 これは都道府県が調査する7月1日現在の地価です。

 いわゆる1物6価のひとつです。
 6価というのは、
 公示地価     1月1日時点 国土交通省調査 調査ポイントの㎡単価
 基準地価     7月1日時点 都道府県調査   〃
 相続税路線価   1月1日時点 国税庁     評価土地接道路線の㎡単価 公示地価×8割
 固定資産税路線価  〃     市町村      〃           公示地価×7割
 不動産鑑定評価  評価対象地の評価時点の個別鑑定による時価
 実勢時価     対象地の実際取引成立価格

 わかりにくいですね。

 んで、基準地価というのはその年7月1日の地価なんですが、
 その翌々年の固定資産税評価額のベースとなったりします。

 ☆  ☆  ☆

 平成24年の基準地価平均は、三大都市圏は横ばいとなっているそうですが、
 被災地も沿岸部は激落、高台は高騰、
 今回の地価上昇率の上位10位を宮城県岩手県で独占したそうです。

 三大都市圏は高いところでストップがかかり、
 地方は、相変わらず下落というのが流れです。

 ☆  ☆  ☆

 金融モラトリアム法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)が来年3月31日まで効いているために、中小企業が延命して、今は裁判所の競落物件が、ほとんど出ないとか。
 もしモラトリアム法が延長されず、延期されていた債権回収の火ぶたが切って落とされたら、
 土地の投げ売りにもなりかねず、土地の価格にも激震が起こります。

 今、都心部の地価がせり上がってきているのは、
 平成26年4月1日以降8%に上昇する消費税の経過措置=駆け込みを狙って
 平成25年9月30日までに建物契約の目処となるように
 土地取得が続いているからだとか。

 低金利政策と住宅支援策は、今年平成24年をピークに設定されています。

 土地時価の動向、かっちりと見越していかねばなりません。
by expresstax | 2012-09-25 23:54 | 不動産

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ
by expresstax
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
自己紹介
税理士・中小企業診断士

東京都港区元赤坂一丁目
松木飯塚税理士法人
ホームページ http://mi-cpta.com
電話 03(5413)6511

 相続税・資産税コンサルティング・税務対策・税務申告代理・税務調査立会・売上倍増指導・ 相続人様の精神サポート・後継者教育・税制改正分析・講演・著作

 人に会うのが大好きで、現場第一主義。
 この職業を選んだのも、たった一度の人生で、いろんなお立場の、いろんな職業のお客様と人生をともにして生きていく素晴らしさと醍醐味を知ってしまったから。
 相手を信じて情熱で意気投合してしまう。
 税理士の仕事は、お客様の人生と懐にしっかりと寄り添って、ともに手を携えて生きていくことだと信じる。 

 "Always Keep Faith"。
検索
ブログジャンル
金融・マネー
経営・ビジネス
画像一覧