特定資産買換えの所有期間と先行取得、そして日比谷公園の芙蓉

 お客様からのご質問です。
 ありがとうございます。

 会社さんが、工場移転のために、所有土地を売却しようとしたところ、
 多額の税金が出ることがわかった。
 その土地は、来年で所有期間10年になる。
 では、来年まで売却を待って、でも、工場用地は、先に取得しちゃっても大丈夫ですよね、
 とのことです。

 租税特別措置法65の7の1項の9号特例ですね。
 長期保有資産の買換特例と呼ばれています。
 先行取得、OKです。
 所有期間10年超の土地等のこれからの譲渡で、
 取得資産が土地なら、300㎡という条件がつきますが、
 取得年の決算日から2ヶ月以内(通常は、法人税申告書の提出期限ですが)に
 先行取得の届出書を提出します。

 ただし!

 所有期間10年超というのは、譲渡年の1月1日現在で10年超という条件ですから、
 来年で10年になるということは、特例要件を満たすためには、
 再来年の譲渡、つまり、平成26年1月1日以降の譲渡じゃなくちゃダメなんです。

 ということは。

 先行取得の条件は、譲渡年の前事業年度での取得が要件ですから、
 今年の取得ですと、原則としては、先行取得になりません。

 とはいいつつも、工場建設で建築期間が3年かかるしぃ、とかの、
 やむをえない事情がある場合には、届出で、譲渡の3年前取得でもOKとされます。(租税特別措置法施行令39の7) 

 資産買換えは、タイムスケジュールが命です。
 特に譲渡のタイミングが最重要。
 よくプランニングしてください。

 ありがとうございました。

 ☆  ☆  ☆

 日比谷公園方面にチャリポタです。

 日比谷公園の北出口の芙蓉です。
 もう、夏ですね。
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 その外の歩道に。何という花でしょう。
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by expresstax | 2012-06-18 23:04 | 譲渡

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax