遺言は、相続とは、違うんです!

 記者さんとお話していて、遺言の話しになりました。

 誤解が多い、
 実際にどうしたらいいかわからないので、立ちすくんでいる人も多い。
 では、具体的にどうアクションしたらいいか、
 シリーズで、行こう、ということになりました。

 その中のお話で、出てきたこと。

 遺言を作る、というと、
 ご専門家のなかには、では財産目録を作りましょう、と始める。
 ありったけの財産をリストアップして、
 「正確に」評価して、
 割り振って、
 遺留分は、これくらい、
 だから最低、ひとりこれ以上、
 てな計算で進む。。。。

 何か、ヘンですね。 

 はっっ!と気がつきました。

 もしや、ご相続後の申告や手続きと、間違えているんじゃないですか?

 ☆  ☆  ☆

 起きてしまったご相続。
 遺言書がなければ、個人の遺産を調べて、リストアップして、
 では、これをどう分けましょう、というのが、遺産分割協議です。

 遺産整理業務を行う、
 相続税申告をする、といった業務の専門家なら、
 そうしてスタートしても不思議ではありません。

 ☆  ☆  ☆
 
 でも、遺言、ということは、
 ご自身は、これからまだまだがんばっていただきます。
 その先の分け方を指示するのが遺言なのですから、
 まずは、自分の、今後の人生設計が先にあり、なんです。

 だから弊社では、遺言のお手伝いをするときは、
 まずは、これまでの人生を伺います。
 嬉しかったこと、幸せだったこと、つらかったこと、悲しかったこと、
 いつ、どのように、どんなに苦労してご資産を築いてきたか、
 そして、これからやってみたいこと、やり残していること、
 お尋ねするところから、お仕事は、スタートします。

 ご自身の生涯を、振り返り、いとおしみ、確認していただくのが第一歩だからです。

 そのうえで、これからの人生と財産の方針を立てていただいて、
 それが、道半ばになったら、どうあとをお願いするか、
 少しずつ、メモにしていただきます。
 お気持ちも書いていただきます。
 それに、日付と名前とハンコがつけば、立派な遺言書なんです。
 だから執行者も指定するんです。
 それも、きちんと、見届けるように、第三者。

 財産調査っ、だの、財産目録っ、だの、公正証書っ、だのの前に、
 やるべきことがあるんです。
 でも、思い立ったら、すぐにでも、書き出せるんです。

 そうして、大切に、大切に、作っていただくのです。

 ☆  ☆  ☆

 こんなアプローチから入る遺言書作成のサポートは、
 なくなってからの財産整理や申告とは、
 似て非なる、全く別な仕事なんです。

 相続の手続きと、遺言の手続き、
 混同しないで準備していただけるように、
 道が開けるご遺言にできるように、
 すこぉし、具体的な連載にしようね、ということになりました。
 
 どうぞ、よろしくお願いします。

by expresstax | 2011-08-25 23:46 | 相続・贈与  

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