たらいの水、そしてアザレア

 先日、講演のご依頼をいただいた
 ある生命保険会社様の担当者様とお話しをした折りのことです。

 税理士先生対象に、相続対策のお話をさせていただきます。
 私は、保険の話しは、あまり、得手にはしていません。
 私でよろしいのですか?と確認させていただきながらの受任でした。

 その担当者様とは、もう、十年近いおつきあいで、
 保険のことといえば、つい、その担当者様に教えていただいてきました。
 優秀さはもちろんですが、その誠実なお人柄が、
 きっとお客様や、税理士先生たちの心を離さないのだろうなあ、と拝察される方です。

 俺が、俺が、ではなく、
 一歩も二歩も、三歩も引いたところから、
 じっとお客様を見守り続け、
 必要時に、的確にお役に立っていく。

 お客様のために、お客様のために、と、
 自分のことなど忘れて、一生懸命、力を尽くしていると、
 なぜか、いつのまにか、評価していただけて、
 お仕事をさせていただけるようになる。
 それも一生懸命成し遂げて、お客様のご成功のためにがんばっていくと、
 また、評価していただけて、
 別なお客様のご紹介までいただけるようになる。
 
 もう、今の若い人には通じないかもしれない、昔、お洗濯に使った「たらい」。
 丸い平たい金物の桶=「たらい」の中で、
 手で水を向こうに向こうに押しやると、
 水は、側面に沿って、こちら側に戻ってきます。
 戻ってくることを計算ずくで水を押しても、水は上手くは流れないでしょう。

 人のために、人のために、とやっていると、
 いつの間にか、自分にも、幸せが来るよ、という、
 このことを、昔の人は、「たらいの水」といいました。

 担当者様と、そんなお話をしながら、講演の打ち合わせをしました。
 こうして、長い信頼の時間を、一緒に重ねて、進んでいける、
 幸せをいただいているんだなあと、感動がこみ上げてきました。

 ありがとうございます。
 がんばりますね。

 ☆  ☆  ☆

 虎ノ門の歩道のツツジです。アザレアというのかな。
d0054704_0251564.jpg
by expresstax | 2011-06-08 23:53 | パブリッシング

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax