お客様は、年収にこだわっていらっしゃいました。
銀行から融資を受ける場合などに、ご自身の年収の証明である納税証明が、
それなりの金額でとれなくちゃ、というご心配です。
お客様は、当分、ご資金を潤沢にお持ち、
キャッシュがさらに、定期的に潤沢に入ってくる仕組みもつくりました。
この後、第2弾、第3弾の資産投資も可能なお立場です。
にもかかわらず、納税証明のご心配。
では、考えてみてください。
日本で、「ほんとうの」お金持ちの人って、いくらくらいの所得だと思いますか?
お客様は真剣なお顔になりました。
☆ ☆ ☆
お金持ちには、2種類あります。
フローリッチ(収入が高額でお金持ち)と、
ストックリッチ(資産が高額でお金持ち)です。
日本のフローリッチさんは、フォーブズに名前が並ぶような、
今をときめく事業家の名前が続々と挙がるでしょう。
でも、ストックリッチさんは?
代表的なのが、鳩山元首相の母上です。
メディアでさんざん報道された数字によれば、
石橋家から相続されたブリジストン株1200万株から、
年配当だけで3億円を受け、
それを、ご子息である元首相たちに、「贈与」してきたわけですね。
では、あの母上の確定申告書で、この配当は申告に上っているかといえば、
母上はブリジストン株主のなかでは、5%に至らない株主ですから、
現在の制度上、10%源泉分離課税の対象。
確定申告不要なのです。
他の所得がないと仮定すれば、申告さえ不要となります。
じゃ、その母上を、金融機関が、与信しないか、
それはありえないでしょう。
そして、その母上より、もっと納税のないストックリッチさんは、
日本にもっともっといます。
納税証明をもってきなさい、その数字が低かったら、融資しませんよ、
なんて金融マンがいたら、
あまり上顧客を持っていない金融マンでしょう。
とは、いいすぎかもしれませんが、
でも、そうなのです。
自信を持ってください。
そして冷静に、判断し、決めることです。
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とはいえ、今後のご自身の収入・所得をどのように設計していくか、
大切な問題ですので、
じっくり決めていきましょうね。