現地調査

 今日は、K県の某所の現地調査です。
 課題は土地評価のやりなおし。
 当初申告でも慎重に調査するのですが、特に還付事案ですので、さらに周到にする必要があります。

 特に資産評価は、現物、現地調査が全て、といっても過言ではありません。
 時々、固定資産税評価額×倍率で算定する倍率地域は、どうせ間口や奥行を計る必要もないのだから、現地調査は不要だよ、とおっしゃる税理士さんを見かけますが、とんでもないことです。
 倍率地域でさえ、固定資産税評価に盛り込まれていない要素があれば、当然斟酌して減額対象です。例えば高圧線下、例えば、臭気騒音忌み地などなど。

 ましてや、個別評価の必要な路線価地とあれば、遠隔地等でコストパフォーマンスから相続人様の不要のご指示を頂く場合はともかく、現地調査をしない、というのは、税理士としては注意義務違反というより、債務不履行に該当してしまいます。

 かくいう弊社は、一昨年北陸地域の相続財産評価について、社員旅行を北陸に設定して、現地を全員で駆け回りました。そうした努力があって、国税さんに説得力を持つ相続税申告ができるのです。

 岩澤さん、渡辺さんと、デジカメ・巻尺・ピッキョリなど現地調査七つ道具を装備のうえで、出発しました。特にお二人に現地調査のポイントをつかんで頂くのも今回の目的です。

 この案件は、土地が1箇所に集中しているので、比較的カバーしやすい調査のはずでした。

 ところが、あれだけ晴れていたい空が、突然の大雨。3人であわててビニール傘を買い込み、傘をさしての調査・計測・撮影になりました。

 と、裏手に3m弱の崖地。岩澤さんに崖上で待機してもらい、渡辺さんと私は、崖下に回り、崖の高さを計測。雨のなか草むしりをしている隣家のおじいさんにご挨拶して、巻尺を確保。
 手で土を押さえていると、下の土からダンゴムシやナメクジ、ムカデがうようよ這い出します。
 うひゃあ、と思いますが、おじいさんががんばって草むしりなさっているのに、声を出すわけにはいきません。計測が終わるまでぐっとがまん。
 
 お客様へのご挨拶もそこそこに、次は、開発要綱の写しをいただきに、建築事務所へ。
 当時の開発条例は改正されているため、建築事務所のお役人さんが、わざわざ古い開発要綱を本庁から取り寄せて下さったのです。
 お手数をおかけするだけなのに、とても快く、動いて下さいました。ありがとうございました。

 3人は、雨と汗で、ぐっしょり。
 それでも、時間通り、予定通りにびしっと、調査を終わりました。

 現地調査は、そのときに必要なことを発見してそのときに瞬間芸で処理しなければなりません。
 あとで、あ、あそこも見ておけばよかった、と思っても、不可能だったり、可能でも時間も費用も倍かかってしまったりするからです。

 その意味で、今日の岩澤さん、渡辺さんは、限られた時間と、予想外の天候にもかかわらず、とてもがんばってくれました。
 ありがとう。
 いい結果が出て、お客様に喜んで頂けるように、がんばろうね。 
by expresstax | 2005-07-19 23:28 | 相続・贈与

税理士飯塚美幸のひとことメッセージ


by expresstax